今週の中銀政策金利発表を控えて神経質【2021年3月15日】

今週の中銀政策金利発表を控えて神経質【2021年3月15日】

おはようございます。だいまんです。

3月15日相場分析です。

昨日のマーケット

金曜日の海外市場は、米10年物国債利回りが、直近の安値レベルを上回り、1.64%台まで金利が上昇したこと、週末のポジション調整の動きもあって、ドル買いが優勢で引けた。米2月卸売物価指数は、コア指数とも概ね予想通りの結果となり、影響は限られた。株価面では、NYダウが、追加景気対策期待で307ドル高まで上昇した半面、ナスダック指数は、金利高を嫌気してマイナス圏で推移した。

ドル円は、米長期金利上昇を受けて109.17まで上昇後、下落も108.82に限定され、ユーロドルは1.1910まで下落後、対ポンドでの買いで1.1961まで反発、ポンドドルは、1.3864まで一時値を下げた。ユーロポンドは、0.8599まで買い戻された。

クロス円では、ユーロ円が130.39まで上昇、ポンド円は152.25を高値に151.24まで売りに押され、オージー円が84.69まで上昇する一方、NZD円は78.04まで売りに押された。またカナダ円は、カナダの強い雇用統計を受けて87.50まで上昇を強めた。尚AUD/NZDは、1.0820まで上昇した。

3月15日の注目材料

  • 米加・夏時間移行
  • 08:15 (豪) ロウ豪準備銀行講演
  • 08:50 (日) 1月機械受注 [前月比] (前回5.2% 予想-5.5%%)
  • 08:50 (日) 1月機械受注 [前年同月比] (前回11.8% 予想-0.3%)
  • 09:01 (英) 3月ライトムーブ住宅価格 [前月比] (前回0.5%)
  • 09:01 (英) 3月ライトムーブ住宅価格 [前年比] (前回3.0%)
  • 10:30 (中) 2月住宅価格指数 [前年比] (前回3.9%)
  • 11:00 (中) 2月小売売上高 [前年同月比] (前回-3.9% 予想32.2%)
  • 11:00 (中) 2月鉱工業生産 [前年同月比] (前回2.8% 予想31.6%)
  • 11:00 (中) 2月固定資産投資 [前年比] (前回2.9% 予想40%)
  • 13:30 (日) 1月第三次産業活動指数 [前月比] (前回-0.4% 予想-0.6%)
  • 16:00 (独) 2月卸売物価指数 [前月比] (前回2.1%)
  • 21:15 (加) 2月住宅着工件数 (前回28.24万件 予想24.75万件)
  • 21:30 (加) 1月製造業出荷 [前月比] (前回0.9% 予想2.7%)
  • 21:30 (米) 3月NY連銀製造業景気指数 (前回12.1 予想14.5)
  • 05:00 (米) 1月対米証券投資 (前回-6億ドル)
  • 05:00 (米) 1月対米証券投資・除短期債 (前回1210億ドル)
  • ブリッケン米国務長官・オースティン国防長官来日(17日まで)
  • ユーロ圏財務相会合
  • 米3年物国債償還(280億ドル)

3月15日の相場見通し

今週はFOMCを始め、主要国の中銀が政策金利を公表します。

政策金利の変更自体は、想定されていませんが、思惑やその結果次第で、相場が荒れた展開となる可能性に注意して対応しましょう。

特にFOMCでは、米長期金利の高止まりに対して、一定のけん制が行われるか、大きな注目となりそうです。もし、現状の通り容認する姿勢が示された場合、再びドルが上昇を強める可能性に留意しておきましょう。

本日の経済指標としては、日本の1月機械受注と第三次産業活動指数、中国の2月住宅価格指数、2月小売売上高と固定資産投資、独2月卸売物価指数、加2月住宅着工件数と1月製造業出荷、米国の3月NY連銀製造業景気指数などが注目されます。

中国の指標は良好な結果であれば問題は少なそうです。また米国の3月NY連銀製造業景気指数は、米国の追加経済対策を好感した結果となりそうです。その場合、米長期金利の下支えとなるか注目しましょう。

その他、ブリッケン米国務長官やオースティン国防長官の来日、ユーロ圏財務相会合などは、相場に影響はないでしょう。ただ、米国の3年物国債の償還があります。一定の円買いが出る可能性はありますが、金額的に大きくないので、影響は大きく見えないでしょう。また、米加が夏時間に移行します。米加の指標発表時間やNYクローズ時間が、今までより1時間早くとなることは、留意して対応しましょう。

3月15日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ドル円

  • 予想レンジ:108.50~109.50
  • 基本戦略: 押し目買い優勢
  • 予想時間:06:25 予想時レート:109.02

ドル円は、日足の雲や123.23の高値からのレジスタンスを超えて、109.23まで上昇も現状は上げ渋っている。ただ、既に調整が108.34で維持されて、下値で強い買い意欲が散見される。

ただ、一方で月足チャートからは、未だ長期のレジスタンスとファンラインレベルにあって、直ぐに上値追いは厳しいが、ただ、スロー・ストキャスティクスは、日足・月足とも買いを示唆しており、押し目があれば買い狙いとなる。

上値は、109.23を超えて、109円ミドル、109.69の戻り高値を超えると109.85の昨年6月の高値が視野となるが、サイコロジカルな110円と含めて、一定の利食いが入り易く、更なる上昇は不透明となるが、リスクは111.71や112.23の戻り高値越えとなる。

一方下値は、108.22-34の戻り安値が維持されると強い。ただ、維持出来ずに、基準線と絡む107.82の戻り安値を割れると107.16のそれ以前の高値から106.94の戻り安値で基準線と絡む位置、106.37-64の戻り安値が視野となるが、上昇チャンネルの上限や106円のネックラインからは買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値を割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。

デイの戦略としては、今夜は米雇用統計で、相場が荒れる可能性が残っていることは注意だが、ただ、いずれFRBが現状の状況のけん制を加える可能性が高く、特にドル円では、上値を追いかけたくない。一応FOMCを控えて、様子見ムードも残ることで、上値を追いかけることは避けたい。あくまで押し目待ちの買い狙いから、108円後半からミドルを買い下がって、ストップは108.22-34割れ。ただ、ターゲットは109.23が上値を抑えるなら利食い優先。超えても109円ミドルでの上げ渋りでは利食い優先。またこういった位置の売りは、109.60をストップとするか、110円越えに置くなら慎重に売り上がる形。ただ、ターゲットは109円が、逆サポートされるとしっかりと利食っておきたい。

今週の中銀政策金利発表を控えて神経質【2021年3月15日】

今週の中銀政策金利発表を控えて神経質【2021年3月15日】

ユーロオージー

  • 当面の予想レンジ:1.5000~1.5800
  • 基本中期戦略:押し目買い
  • 予想時間:07:16 予想時レート:1.5405

ユーロオージー相場は、コロナショックで、昨年3月に1.9807で大きな上ヒゲを描いた後は、調整気味となっており、直近1.5256まで下落も、この位置は1.1605の最安値からのサポートと月足の雲の上限に相当する位置。スロー・ストキャスティクスもそろそろ売られ過ぎ圏にあって、今後下落があっても雲の下限となる1.5200前後が維持されると堅調が続く見通し。ただ、雲の下限を維持できずに1.50をしっかりと割れると再度1.4427、1.3965なども視野となるが、1.3678と1.3636のダブル・ボトムが守られると更に下落は進まない。ただ割れると1.2168-1.2223などもターゲットとなるが、最安値の1.1605を割れると見るのは、難しくなりそうだ。

一方上値は、1.56前後が抑えると弱く、1.5695を超えて、1.58-1.60が視野となるが、売りが出易い。また超えても1.6423―1.6644,1.6836,1.7200などが押さえると弱い状況が続きそう。あくまで1.8129の上ヒゲの節目を超えて、一定の上昇期待となる。

従って、中期的な戦略となるが、今後の調整では押し目を買ってみたい。まず、1.52方向への調整から1.50前後まで買い下がって、ストップは1.4950割れなどで対応。ターゲットは、無理をしないなら1.56前後への反発では利食い優先。また長めに持つ場合は、前述のサポートや雲を維持する形を確認しながらの対応となるが、上昇しても1.60前後への上昇では、しっかりと利食いたい。

今週の中銀政策金利発表を控えて神経質【2021年3月15日】