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おはようございます。だいまんです。
2021年4月19日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、米長期金利が低下気味となったことで、ドルが軟調な推移も、週末を控えた揉み合い気味の展開で引けた。米3月住宅着工件数や住宅指標は予想を上回ったが、4月ミシガン大消費者信頼感指数の速報値が予想を下回ったことで、影響は限定された。米10年物国債利回りは、1.592%から1.550%まで低下後、引けにかけて1.598%まで上昇したが、引け際で影響は限られた。一方米企業決算が軒並み良好な内容となっていることもあってNYダウとS&Pが史上高値を更新、一時マイナス圏にあったナスダックもプラス圏を回復して引けたが、リスクオンの動きにはつながっていない。また、この日米財務省が、半期為替報告書を公表、為替操作国の指定はゼロ、監視リストに中国、日本やメキシコなど11カ国が指定されたが、相場に対する影響は限定された。
ドル円は、日米首脳会談を控えて警戒感が残り108.70から108.90で揉み合い、ユーロドルは、イタリアの景気刺激策の期待感が支え1.1995から1.19723で推移、ポンドドルは、対ユーロでの買いで1.3840まで値を上げた。
一方クロス円では、ユーロ円が130.26から130.47で推移、ポンド円は150.57まで上昇、オージー円が84.10、NZD円が77.61まで下落、カナダ円は87.12から86.92の小動きに留まった。
4月19日の注目材料
- 08:01 (英) 4月ライトムーブ住宅価格 [前月比] (前回0.8%)
- 08:01 (英) 4月ライトムーブ住宅価格 [前年比] (前回2.7%)
- 08:50 (日) 3月通関ベース貿易統計・季調前 (前回2174億円(2159億円) 予想4325億円)
- 08:50 (日) 3月通関ベース貿易統計・季調済 (前回-387億円 予想2331億円)
- 08:50 (日) 3月輸入 [前年比] (前回11.8%)
- 08:50 (日) 3月輸出 [前年比] (前回-4.5%)
- 13:30 (日) 2月鉱工業生産・確報値 [前月比] (前回-2.1%)
- 13:30 (日) 2月鉱工業生産・確報値 [前年同月比] (前回-2.6%)
- 13:30 (日) 2月設備稼働率 [前月比] (前回4.7%)
- 17:00 (ユーロ圏) 2月経常収支・季調済 (前回305億ユーロ)
- 17:00 (ユーロ圏) 2月経常収支・季調前 (前回58億ユーロ)
- 18:00 (ユーロ圏) 2月建設支出 [前月比] (前回0.8%)
- 18:00 (ユーロ圏) 2月建設支出 [前年同月比] (前回-1.9%)
- 21:15 (加) 3月住宅着工件数 (前回24.59万件 予想25.00万件)
- 米企業決算:コカ・コーラ、IBM、ユナイテッド・エアラインズ
4月19日の相場見通し
今週は、米企業決算を受けたNY株価の動きやECB理事会が焦点となりますが、米長期金利が一服気味となっており、ドルの軟調な動きが続くか注目ですが、ただ、材料面では、大きなものはなく、サプライズがなければ、総じて揉み合い気味の展開が続きそうだ。
経済指標としては、英4月ライトムーブ住宅価格、日本の3月通関ベース貿易統計、2月鉱工業生産・確報値と設備稼働率、ユーロ圏2月経常収支と建設支出、加3月住宅着工件数が発表されます。注目度の高いものはなく、影響はないでしょう。
その他要人発言もなく、米長期金利や株価の動きに一喜一憂する程度の相場展開となりそうです。ただ、先週の日米首脳会談による相場の反応は見えていませんが、台湾の問題など、更に中国との軋轢が高まるようなニュースが見えた場合、リスクオフの動きとなり易いことは、留意しておきましょう。
4月19日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ユーロドル
- 予想レンジ:1.1920~1.2020
- 基本戦略: 戻り売場探し
- 予想時間:09:48 予想時レート:1.1973
ユーロドルは、上値を1.2349で押さえられて、急上昇を支えるサポートや日足の雲、90日移動平均を割り込んで、下落が1.1704まで拡大も現状は、サイコロジカルな1.17を前に下げ止まりを見せている。ただ、スロー・ストキャスティクスの上昇も、そろそろ買われ過ぎ圏にあって、更に上値を追えるかは不透明。
上値は、1.2007に日足の雲の上限、1.2053に90日移動平均、1.2067や1.2133の戻り高値圏に雲の上限や日足のレジスタンスが控え、1.2183の戻り高値と上値を抑える可能性が高そう。ただ1.2243の戻り高値を超えると一定の反発期待となり、12285の戻り高値を目指す動きとなるが、上抜けは不透明で、あくまで1.2349の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカルが視野となるが、オプションの防戦が上値を押さえて可能性が残っているが、しっかりと超えると月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏、1.25のサイコロジカルまで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。
一方下値は、1.1928の転換線などの維持では良いが、1.1861-78の戻り高値圏を割れると、1.1737-1.1820の戻り安値圏が視野となるが、維持されるとサポート形成となるが、維持出来ずに1.1704やサイコロジカルな1.17を割れると1.1650のサイコロジカルまで視野となる。ただ、この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、リスクは、1.1603の安値を割れで、その場合調整が深まり、それ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンまで視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易い。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。
従ってデイの戦略としては、慎重な売り場探しで、1.20を前に売って、1.1995をストップとするか、1.20ミドルまで売り上がって、ストップは1.2067越え。ターゲットは、1.1900-30ゾーンが維持されると利食い優先となる。また1.19前後の買いは、1.1867をストップに、買い下がってもターゲットは、1.19ミドルが抑えると利食いが良い。
スイスフラン円
- 予想レンジ:117.80~118.50
- 基本戦略:戻り売り
- 予想時間:10:12 予想時レート: 118.08
上値を118.87でCapされて調整も115.91で下値を支えて、118.74まで再上昇。若干不透明だが、スロー・ストキャスティクスが買われ過ぎで、反転下落気味であることを考えると上値追いは厳しく、ダブル・トップ形成の可能性も考慮したい。
上値は、この118.74や118.87を超えて、月足からは119.07、120.38などもターゲットとなるが、120円はサイコロジカル的にも、達成感が広がることは、留意しておきたい。
一方下値は、117.63-65の戻り安値の維持では強いが、割れても雲と基準線が絡む117.14-43ゾーン、116.82-93,116.42の戻り安値の維持では堅調が想定されるが、115.91-116.09の戻り安値圏を割れると相場が崩れ気味となり、115.64まで割れると、114.56-68や114.16-22までポイントが薄くなる。また113.77や113.28の戻り安値を割れると、相場は崩れ気味となり112.96-113.02、112.43-67なども視野となるが、更に112円を荒れると110円方向への調整リスクとなる。
デイの戦略としては、突っ込み売りは避けたいが、反発があれば売り場探し。118.72をストップに、118円ミドルへの上昇での売り狙い。ターゲットは、117.60-80ゾーンの維持では利食いとなる。一方買いは、このレベルの維持では検討されるが、割り込むとサポートが切れるので注意。その場合、116.50-117.00ゾーンで買い下がっても、ストップは115.91割れでの対応となる。この場合のそれ以前の安値となる117.60-70が抑えると利食いが良い。