今日も株価が焦点【2021年4月22日】

今日も株価が焦点【2021年4月22日】

おはようございます。だいまんです。

2021年4月22日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、習主席が、米国が主催する気候変動サミットの参加を表明したことで、米中の緊張緩和期待からNY株価3指数が反転に転じたことで、前日のリスクオフの動きから巻き戻しが優勢となった。また米10年物国債の利回りは、好調な20年物国債の入札を受けて、1.584%から1.554%まで小幅低下したが、特別ドル売りの材料となっていない。

ドル円は、108.28から107.97の狭いレンジで推移、ユーロドルは、1.1999まで下落後1.2039まで反発、ポンドドルは、1.3948から1.3886で上下した。

一方クロス円では、ユーロ円が129.64から130.14まで反発、ポンド円は150.98から150.05で上下、オージー円は83.28から83.93、NZD円は77.49から78.05で推移し、カナダ円は85.43を安値に、カナダ中銀の声明でテーパリングの開始を表明したことで、86.80まで買い戻された。

4月22日の注目材料

  • アースデイ
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回1兆7144億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回6409億円)
  • 15:00 (スイス) 3月貿易収支 (前回3699百万CHF)
  • 15:45 (仏) 4月企業景況感指数 (前回97)
  • 19:00 (英) 4月CBI受注動向調査 (前回-5)
  • 19:00 (英) 第2四半期CBI製造業楽観視数 (前回-22)
  • 20:45 (ユーロ圏) 欧州中央銀行・政策金利公表 (現行0.00% 予想0.00%)
  • 21:30 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁・定例記者会見
  • 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回57.6万件)
  • 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回373.1万人)
  • 21:30 (米) 3月シカゴ地区連銀全米活動指数 (前回-1.09)
  • 21:30 (加) 3月新築住宅価格指数 (前回1.9%)
  • 23:00 (ユーロ圏) 4月消費者信頼感・速報値 (前回-10.8 予想-11.5)
  • 23:00 (米) 3月景気先行指標総合指数 [前月比] (前回0.2% 予想0.6%)
  • 23:00 (米) 3月中古住宅販売件数 [年率換算件数] (前回622万件 予想621万件)
  • 23:00 (米) 3月中古住宅販売件数 [前月比] (前回-6.6% 予想-0.2%)
  • 00:00 (米) 4月カンザスシティー連銀・総合指数 (前回26)
  • 00:00 (米) 4月カンザスシティー連銀・製造業活動指数 (前回23)
  • 26:00 (米) 米財務省インフレ指数連動5年物国債入札
  • 気候変動サミット開催(23日まで)

4月22日の相場見通し

昨晩は、株価の反発を受けて、総じて巻き戻し気味の展開も、為替市場では動意の薄い展開となりました。この株価の戻りも本格反騰との見方をしていないのかもしれません。ともかく本日も株価の動きに注目ですが、一過性に終わるなら再びリスクオフの動きが広がるので。注意して対応しましょう。

本日は金融政策として、欧州中央銀行の理事会が焦点です。現状ECBは、資産買い入れの拡大を目指していますが、こういった面で失望が見えた場合、ユーロ売りにつながり易いことは留意しておきましょう。また、ラガルドECB総裁もユーロ圏経済に、警戒感を続けると見られます。EU復興基金の実施に遅れも見えているようで、こういった面に着目が集まるなら注意しておきましょう。

経済指標としては、英国の4月CBI受注動向調査と第2四半期CBI製造業楽観視数、ユーロ圏では、仏4月企業景況感指数とユーロ圏4月消費者信頼感・速報値、カナダ3月新築住宅価格指数、米国では、週間新規失業保険申請件数、3月シカゴ地区連銀全米活動指数、3月景気先行指標総合指数、3月中古住宅販売件数と4月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表されます。

注目は、ユーロ圏4月消費者信頼感・速報値と米国の週間新規失業保険申請件数をはじめとした経済指標となります。ユーロ圏4月消費者信頼感・速報値は、ECB理事後の発表で、結果の強弱に対する反応は不透明ですが、弱い結果がリスクとなります。一方米国では、なかなか改善が見えない週間新規失業保険申請件数の強弱で、相場一定の動きを示すので注目しておきましょう。

その他、気候変動サミットに関しては、関連株価の動きを除くと、特別為替市場に影響を与えることはないでしょう。

4月22日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ユーロ円

  • 予想レンジ:129.00~130.80
  • 基本戦略: 戻り売り
  • 予想時間:09:18 予想時レート: 130.04

上昇が、130.97まで一時拡大も、一過性の上ヒゲで終わっていること、また上昇を支えるサポートを維持できておらず、スロー・ストキャスティクスも不透明な位置にあって、上値追い出来るかは不透明。

上値は、転換線が抑えると弱く、超えても再度それ以前のレンジの上限となる130.59-69ゾーンが抑えると上値追い出来ない。あくまで130.97の高値や131円を超えて、131.50や132.00のサイコロジカル、132.46-133.49の月足の戻り高値などがターゲットとなるが、ただ、137.50の高値を越えるかは不透明となる。

一方下値は、129.57-63の基準線、雲の上限と絡む128.83-129.23ゾーンの維持では良いが、128.29-39の戻り安値や128.13を割れると127.88の雲の下限が視野となるが維持では堅調が続くが、維持できない場合、127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーン、126.17-126.70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。

従ってデイの戦略としては、ECB理事会で荒れた動きも想定されるので注意だが、大きめの動きがあれば、逆張りを狙いたい。上値は、130.97の高値をストップに、130.50-80での売狙い。ターゲットは、現状の安値圏の129.60-80の維持では利食い優先となる。また買いはこの位置が維持されるケースに限定されるが、買っても、ストップは129.57割れ。またターゲットは同様に130.50-80では利食いとなる。また、買いは更なる調整で検討するのが良いが、128.29をストップに、もし、128.50方向の調整で買い狙いとなるが、この場合のターゲットは、129.50-60がCapされると利食いとなる。

今日も株価が焦点【2021年4月22日】

豪ドル円

  • 予想レンジ:83.30~84.30
  • 基本戦略:戻り売りから深押しでの買い狙い
  • 予想時間:09:40 予想時レート: 83.82

上昇が85.46まで拡大も更なる展開となっていない。現状は高値圏でレンジ推移となっており、上値は84.67-73ゾーン、下値は83.04-23ゾーンの次のブレイクが焦点となる。

上値はこのレンジの上限を超えても85円のサイコロジカルが抑えると上値追い出来ないが、85.46をしっかりと超えると、サイコロジカルや86円や87円、月足からは、87.20の窓の下限、88.12や89.08の戻り高値が視野となるが、90.30の2017年の高値越えは不透明となる。

一方下値は、割れても雲の下限と絡む82.33-65ゾーンの維持では良いが、82.27―29の戻り安値や81.99の戻り安値を割れると調整が深まり、81.09-41、80.68を割れると79.54-80.05、79.21の戻り安値まで割れると78.35-99,77.50-89,76.46-77.12,75.73-76.09なども視野となるが、75.41の安値まで割れると74.57-75.08の戻り安値圏、73.62-74.08まで視野となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。このリスクは73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れるケースで、その場合過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても良い位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。

従ってデイの戦略としては、若干日足の雲の上限を割れており、買うとしても雲の下限を待つのが無難と見られ、戻り売りからは入ってみたい。

上値は、84.73をストップに、84円前後から84円ミドルまで売り場を探して、ターゲットは、83.00-30ゾーンが維持されると買い戻し優先となる。また、買いは出来れば、83円割れから検討となるが、82.50方向への調整から、雲の下限まで買い下がって、ストップは81.76割れで対応。ただ、こういった下落でのターゲットは、デイトレードでは、83.00-20が抑えると弱く利食い、超えても84円を前に上げ渋りでは、しっかりと利食いたい。

今日も株価が焦点【2021年4月22日】

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