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おはようございます。だいまんです。
2021年7月5日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、米6月非農業部門雇用者数が、+85.0万人と予想の+70.0万人を上回ったことで、一時ドル買いが強まるも、失業率と平均時給が予想より弱い内容となったことで米長期金利が上げ渋り、ドルの上値を抑えた。またNY午後には、米国の独立記念日に向けた3連休を控えて、ポジション調整的に、今週のドル買いの巻き戻しが強まる形で終了した。尚NY株価3指数は、米雇用統計の結果では、当面現状の緩和状態が維持されるとの見方で、6か月ぶりに、そろって高値を更新したが、リスク志向の動きは高まっていない。
ドル円は、アジア時価の高値を前に111.60で上値を押さえられて110.95まで下落、ユーロドルは、ラガルドECB総裁のハト派発言もあって。1.1808まで下落後、1.1874まで反発、ポンドドルも1.3733を安値に1.3845まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が131.68まで下落、ポンド円は153.09を安値に153.71まで反発、オージー円が83.05から83.65、NZD円は77.50から78.14、カナダ円は89.61から90.20まで値を回復した。
7月5日の注目材料
- NY市場休場(独立記念日の振替休日)
- 07:30 (豪) 6月AIG建設業指数 (前回58.3)
- 10:00 (日) 黒田東彦日銀総裁挨拶(全国支店長会議)
- 10:30 (豪) 5月住宅建設許可件数 [前月比] (前回-8.6% 予想-5.0%)
- 10:30 (豪) 5月民間住宅着工許可件数 (前回4.6%)
- 10:30 (豪) 5月小売売上高 [前月比] (前回1.1%)
- 10:45 (中) 6月財新サービス業PMI (前回55.1 予想54.9)
- 14:00 (日) 日銀地域経済報告(さくらレポート)公表
- 15:30 (スウェーデン) 6月サービス業PMI (前回71.7)
- 15:45 (仏) 5月鉱工業生産 [前月比] (前回-0.1%)
- 16:00 (トルコ) 6月消費者物価指数 [前月比] (前回0.89% 予想1.50%)
- 16:00 (トルコ) 6月消費者物価指数 [前年同月比] (前回16.59% 予想17.00%)
- 16:50 (仏) 6月サービス業PMI・改定値 (前回57.4 予想57.4)
- 16:55 (独) 6月サービス業PMI・改定値 (前回58.1 予想58.1)
- 17:00 (ユーロ圏) 6月サービス業PMI・改定値 (前回58.0 予想58.0)
- 17:30 (英) 6月サービス業PMI・改定値 (前回61.7 予想61.7)
- 17:30 (ユーロ圏) 7月ユーロ圏投資家センチメント指数 (前回28.1)
- 18:00 (ノルウェー) 6月住宅価格 [前年比] (前回11.3%)
- 02:00 (ユーロ圏) デギンドスECB副総裁講演
- 高島暦:「初め高いと後安の日。吹き値売り良し」
7月5日の相場見通し
金曜日の相場は、一応先週買われたドルに利食いが優勢で引けました。しかしながら、これがあくまで利食いであれば、再びドル買いが強まるのか注目しましょう。ただ、本日は、NY市場が独立記念日の振替で休場となります。動意の薄い相場展開に留まりそうです。
経済指標としては、豪5月住宅建設許可件数・民間住宅着工許可件数と小売売上高、中国の6月財新サービス業PMI、日銀地域経済報告公表、仏5月鉱工業生産、ユーロ圏各国の6月サービス業PMI・改定値、英6月サービス業PMI・改定値、ユーロ圏7月ユーロ圏投資家センチメント指数などが公表されます。
あまり重要な指標はありませんが、中国、ユーロ圏英のサービス業PMIに、一定の変化があれば、相場が反応する可能性は残っています。特に、直近弱めの指標が目立っている中国の経済指標に関しては、まだ相場の反応は見えませんが、市場がこの面に注目を集めるようなら、リスクオフの動きが広がり易いことは、留意しておきましょう。
その他株や米長期金利の動向には、引き続き注意が必要ですが、今週は、サプライズ的に、スタンスを変更した6月FOMCの議事録が発表されます。週末の米6月雇用統計の結果では、早期の金融引き締めには、つながらないとの安心感となっていますが、またぞろテーパリングに関して、ハト派的な見方が強まるなら注意が必要となりそうです。
7月5日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ユーロドル
- 予想レンジ:1.1820~1.1900
- 基本戦略:突っ込みは避けて戻り売り
- 予想時間:07:52 予想時レート:1.1858
高値の1.2351からの調整を、1.1704で維持して、1.2266まで再反発も、再度売りに押される展開。この下落が日足のサポートや90日移動平均、雲も完全に割り込んでおり、スロー・ストキャスティクスは未だ不透明だが、戻りでは売りが出易い状況が続きそうだ。
上値は、1.1909-45ゾーンの戻り高値が抑えると弱い。ただ、1.1975の戻り高値や雲の下限となる1.1985を越えると1.1995-1.2007の下落スタート位置や90日移動平均の1.2009、1.2032-57、1.2094-1.2101の日足の窓の上限が視野となるが売りが出易い。1.2135-48の雲の上限と絡む位置を超えても1.2193-95,1.2218-55が抑えるとレジスタンスが有効となる。あくまで直近高値の1.2254-66を超えて、1.2285の戻り高値を目指す動きとなるが、上抜けは不透明で、1.2349の今年の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカル、月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏、1.25のサイコロジカルまで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。
一方下値は、1.1808の金曜日の安値を割れると1.1737-95の戻り安値圏まで視野となる。維持は不透明だが、1.1704やサイコロジカルな1.17を割れると1.1650のサイコロジカルまで視野となる。ただ、この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、リスクは、1.1603の安値を割れで、その場合調整が深まり、それ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンまで視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易い。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、反発があれば売り狙い。上値は、既に1.1874の戻り高値を睨んで、Capを確認してこの手前を売るか、1.1900前後まで売り上がって、ストップは1.1912越え、または、1.1945越えで、売り上がる形。ターゲットは、ただ、本日は動かない可能性もあり、1.1820-40が維持されると利食いで、あくまで金曜日の安値をなどを割れる動きから、1.17後半での利食いを検討したい。
AUD/NZD
- 予想レンジ:1.0650~1.0750
- 基本戦略:戻り売り
- 予想時間:08:16 予想時レート:1.0703
AUD/NZD相場は、歴史的な安値0.9994から反発も、1.1044で上値を押さえられて、総じて現状は保合相場が続いている。ただ、下値は底堅さを維持するサポートを切れて、スロー・ストキャスティクスも下落が続いており、短期的には調整的な展開が見えそう。
上値は、日足の雲の上限と絡む1.0762-67が抑えると弱く、超えても1.0779-1.0801の戻り高値と売りが出易い。1.0814―23の戻り高値を越えて、1.0835-56,1.0867-77、1.0885-1.0911ゾーンが視野となるが、上抜けは不透明で、1.0948を越えて、1.10のサイコロジカルがターゲットとなるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで1.1044の高値を超えて、1.1174や11289の高値を目指す動きとなるが、現状は更なる上昇は不透明となる。
一方下値は、1.0696の戻り安値を割れると、1.06ミドルの新なサポート、1,0619の戻り安値まで視野となるが、維持出来れば良いが、1.0601の戻り安値まで割れると1.0564の戻り安値、1.0542を割れると1.0508-15で、月足の基準線の位置、1.0474、1.0423まで視野となる。この維持では不透明も、ただ、1.0417まで割れると1.0200台なども再度視野となる。
従ってデイの戦略としては、突っ込みは出来ず、戻りを待って売り狙い。上値は、1.0730-50ゾーンへの戻りを売って、ストップを1.0767越えとするか、近めなので、1.0780-00まで売り上がるなら、ストップは1.0814越え。ターゲットは、1.06ミドルが維持されると利食い優先が良い。