MT4で移動平均線を活用しよう!設定方法やおすすめトレード手法もあわせて解説!

MT4で移動平均線の活用しよう!設定方法やおすすめトレード手法もあわせて解説!

インジケーターの王道中の王道とも言える移動平均線。

皆さんは、正しく使いこなせていますでしょうか?

使いこなせていても、そうでなくとも、本記事で紹介する活用法3つを押さえていただくことで、さらにレベルアップできることを保証します!

トレード手法は、いずれも習得に練習を要するものばかりですが、移動平均線の活用法については、知ったその瞬間から劇的に勝率が向上していくことでしょう!

MT4と移動平均線について

MT4とは

MetaTrader4(通称:MT4)は、世界中のトレーダーから愛用されるチャートツールです。

50種類以上のインジケーターを最初から搭載しており、またカスタムインジケーターを追加できるなどカスタマイズ性も豊富。

分析・検証に必要なバックテスト、またEAを組み合わせて自動売買できるなど、テクニカル分析を主体としてトレードを行う方であれば、必ず利用すべき代物です。

移動平均線について

移動平均線とは、一定期間のローソク足を平均化してプロットしたもので、トレンドの流れ・強弱を掴むために用いられます。

一般的に、短期・中期・長期と3本表示で活用することが多く、それらの方向性やローソク足との位置関係から、エントリーポイントを探ることができます。

その他、移動平均線についての基本は、以下の記事でも紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

MT4での移動平均線の設定方法は?使い方や色分けについて解説 MT4での移動平均線の設定方法は?使い方やトレード手法も合わせて解説! 移動平均線 すぐに使える!FX初心者のための移動平均線実践講座!

MT4で移動平均線を表示する方法

MT4においては、ツールバーにある「挿入」から移動平均線を表示させることができます。

「挿入」→「インジケーター」→「トレンド」→「Moving Average」というふうに進んでください。

「Moving Average」とは移動平均線の英語表記であり、慣れていない方は表記に少し戸惑うことになるかもしれません。

ただ、よく略されて「MA」といった表記もされるので、表示方法だけでなく、表記の種類についても覚えておきたいところです。

MT4での移動平均線の期間設定

移動平均線は、平均値をとる期間について任意で設定することができます。 チャート上に表示した移動平均線を右クリックして、「MA プロパティ」を選択しましょう!

移動平均線は、平均値を算出するための期間を任意で設定することができます。

最適な入力値については、各トレードスタイルごとによって異なるため、一概に善し悪しを判断することはできません。

ただ、特にこだわりがないようであれば、「短期=25」「中期=50」「長期=200」と設定することをおすすめします。

なぜなら、これらの数値は多くのチャートツールにおけるデフォルト値であり、インジケーターは大衆と同じ目線で扱うことで、より効力が高まるからです。

移動平均線のおすすめ期間は?活用方法や設定方法について 移動平均線の最適な期間設定は?活用方法やおすすめの設定方法について

MT4で移動平均線の種類を設定する方法

MT4では、以下5つのなかから移動平均線の種類を選択できます。

  • 単純移動平均(Simple Moving Average、SMA)
  • 指数移動平均(Exponential Moving Average、EMA)
  • 平滑移動平均(Smoothed Moving Average、SMMA)
  • 線形加重移動平均(Linear Weighted Moving Average、LWMA)

なお、MT4上で移動平均線の種類を変更する際は、設定画面の「移動平均の種別」から変更できます。

とはいえ、いきなり凝った設定をする必要はなく、初心者の方は単純移動平均線(Simple)もしくは指数移動平均線(Exponential)を選ぶことをおすすめします。

理由としては、扱いやすく多くのトレーダーが取り入れる一般的な移動平均線であるためです。

MT4で移動平均線の適用価格を設定する方法

移動平均線を形成するローソク足は、適用価格を変更することができます。

  • 終値(Close)
  • 始値(Open)
  • 高値(High)
  • 安値(Low)

例えば終値(Close)であれば、ローソク足は終値で区切られ、それを元に移動平均線が形成されていきます。

MT4で設定する方法は、以下の通り設定画面から「適用価格」を選択して、対象の適用価格を選ぶと良いでしょう。

とはいえ、デフォルトで設定されている「Close」から敢えて変更する必要はありません。

多くのトレーダーが取り入れているデフォルト設定を用いたほうが、より大衆と目線を合わせられ、移動平均線も金峰しやすくなるためです。

MT4における移動平均線のトレード手法5選

移動平均線は、それ単一で用いても非常に有用なものですが、FXのセオリーに当てはめることで、さらに大きな効力を発揮します。

ここからはMT4を活用した、移動平均線のワンランク上の活用法について見ていきましょう。

ゴールデンクロス・デッドクロス

  ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が長期移動平均線を、下から上に突き抜けた状態を意味します。

チャートが上向くサインとして考えられており、ゴールデンクロスを狙ったエントリーを意識することで、上昇トレンドの起点が捉えやすくなるでしょう。

またMT4の画面で見てみると、ゴールデンクロスは、やはり上昇トレンドの起点に現れやすいことが分かります。

またダマシの可能性を少しでも減らすために、ゴールデンクロスのみを根拠にするのではなく、他のインジケーターを併用して、より確度を高めていくことをおすすめします。

ちなみにゴールデンクロスの逆バージョンとして、ショートエントリーを狙うデッドクロスもありますので、こちらも積極的に狙っていきたいところ。

デッドクロスとは?初心者向けにわかりやすく解説!

パーフェクトオーダー

短期・中期・長期、それぞれの移動平均線が、同じ方向で揃った状態パーフェクトオーダーと呼びます。

上向きにそろったのであれば上昇トレンド、下向きに揃ったのであれば下降トレンドといった具合に、パーフェクトオーダーすることで、分かりやすくトレンドフォローできるはずです。

また、MT4画面におけるパーフェクトオーダーは、以下のような形状を描きます。

パーフェクトオーダーが形成される条件としては、強いトレンドの発生が必須であり、それゆえにトレンドフォローできる精度は非常に大きいと言えるでしょう。

トレンドの発生をピンポイントで狙うことはできませんが、オシレーター系のインジケーターと併用することで、トレンドの転換点を探ることができますので、ぜひ活用してみてください。

FXのパーフェクトオーダーとは?メリットやおすすめの期間設定について解説

グランビルの法則

グランビルの法則とは、移動平均線とローソク足位置関係から、チャートの値動きを予測するというものです。

「売り」「買い」合わせて8つの法則から構成されており、仮に「買い」の方向であれば、以下の4法則からエントリーポイントを探ることができます。

グランビルの法則

  1. 移動平均線が下落後、横ばい、または上向きに転じた際、ローソク足が移動平均線を下から上に突き抜けたタイミング
  2. ローソク足が下落し、移動平均線を下回るも、再度上昇し移動平均線を下から上に突き抜けたタイミング
  3. 上昇している移動平均線までローソク足が下がるも、下抜けずに反発したタイミング
  4. ローソク足が移動平均線から大きく乖離したタイミング

グランビルの法則について、MT4の画面でどのように表示されるか見てみましょう。

グランビルの法則②・③に従ってエントリーすることで、その後の値上がり益が狙いやすくなることが分かります。   

このように、移動平均線とローソク足の位置関係、またそれらの規則性を覚えておくことで、より相場で有利に立ち回れるようになるはずです。

移動平均線乖離率

乖離率とは「基準からどれくらい離れているのか」、それを示したものであり、それを数値化したインジケーターが「移動平均線乖離率」です。

見方は非常にシンプルで、下チャートの赤丸のように、ローソク足と移動平均線が乖離したタイミングではインジケーターも下に張り付きます。

上ロングエントリーを狙う時は、乖離率がなるべく下に張り付いたタイミングまで待ちましょう。

乖離率が上下に張り付くほど、反発のパワーも大きくなると考えられます。

エンベロープ

「エンベロープ」とは「価格は移動平均線極端に遠く離れない」という考え方をもとに作られたインジケーターです。

エンベロープを形成するアップバンドとローバンドは、それぞれ中心の移動平均線を上下にずらして表示させたものです。

エンベロープ

上述した移動平均線乖離率と似た考え方ではありますが、相場の移動平均線から離れれば離れるほど元に戻ろうとする力が大きくなる、という認識のもとで活用されます。

具体的な取引タイミングとしては、ローソク足が「エンベロープ」のアップバンドに当たったら売りエントリー。

エンベロープ

逆に「エンベロープ」のローバンドに当たったら買いエントリーとなります。

MT4が利用できるおすすめFX口座5選

本節では、MT4を利用できるおすすめFX口座を紹介していきます。

数としては海外口座の方が多く存在しているため、MT4利用をきっかけとして海外口座デビューしてみるのも一案ですね。

JFX株式会社

引用元:JFX

JFXの特徴:

  • スキャルピング公認で約定力も強い
  • 取引量に応じてポイントが還元され、豪華賞品と交換できる
  • スプレッドは狭いものの、スワップポイントは若干不利

JFXは、スキャルピング特化の口座として、専業トレーダーから支持を集めるFX会社です。

スリッページを起こさせない高い約定力、狭いスプレッド、取引量に応じたポイント付与など、高ロット&高回転のトレードを好む人にうってつけの環境でしょう。

気になる点としては、若干ながらスワップポイントが弱い点が挙げられますが、ポジションを持ち越さない短期売買であれば、特に気にする必要もないかと思われます。

OANDA JAPAN

引用元:OANDA

OANDA JAPANの特徴:

  • オーダーブックが利用可能
  • 独自のEA・インジケーターを配布
  • スプレッドは若干広め(USD/JPY:0.3〜0.9銭)

OANDA JAPAN最大の魅力は、他のトレーダーの注文状況が分かる「オーダーブック」が利用できる点です。

注文状況はどちらに傾いているのか、これからどちらに傾きそうなのか、オーダーブックから読み取ることが可能で、移動平均線とも相性の良いトレード根拠の1つです。

デメリットとしては、ややスプレッドが広めであり、また変動性であること。

とはいえ、実際に取引せずともオーダーブックは利用できるため、またMT4を利用するためにも、口座開設する価値は十分にあるでしょう。

FXTF

引用元:FXTF

FXTFの特徴:

  • MAC版のMT4を完備
  • スプレッドも国内最狭水準
  • デモトレード環境も充実

FXTFは、MT4が利用できるかつ国内口座の中で、もっとも日本人トレーダーから選ばれているFX会社です。

MT4はインストール版だけでなく、MAC版&ブラウザ版も利用することができ、またスプレッドも非常に狭く、その他の口座スペックについても申し分なし!

また多数のオリジナルのインジケーターが利用できる点、口座開設不要でデモトレードが利用できる点など、数多くのメリットが揃う一方で、特段気になるデメリットはありません。

国内口座でMT4を利用したい場合は、FXTFを選んでおけば間違いないと言えるでしょう!

AXIORY

引用元:AXIORY

AXIORYの特徴:

  • 最大レバレッジ:400倍
  • 選べる通貨ペア数60種類以上
  • 膨大なヒストリカルデータが入手可能

AXIORYのメリットでは、海外口座の醍醐味でもある大きなレバレッジ(最大400倍)を活用することができます。

また独自の強みとしては、バックテストで必要となるヒストリカルデータを無料公開している点が挙げられ、利用することで長期間に渡った検証も可能です。

デメリットとしては、2万円以下の出金時のみ手数料(1000円)が発生する点、ボーナス付与が少ない点が挙げられるため、メイン口座としてではなく、サブ口座としての運用に向いているかもしれません。

GEMFOREX

引用元:GemForex

GEMFOREXの特徴:

  • 最大レバレッジ:1000倍
  • 豊富な入金ボーナス
  • 金融ライセンス取得で信頼性抜群

GemForexは、日本人利用者の多い海外口座の1つであり、適用できるレバレッジはなんと脅威の1000倍!

また入金ボーナスにも注力しており、定期的に開催されるキャンペーンを利用することで、入金分と同額の資金がボーナスとして付与されます。(ボーナス分は出金不可)

デメリットとしては、金融ライセンスを取得しているが故に出金手続きが面倒という点が挙げられますが、裏を返せばFX会社として信頼できる証とも考えられるでしょう!

まとめ:移動平均線の活用法は真っ先に習得すべし!

本記事では、FXにおける移動平均線の活用法について、以下のポイントを中心に解説しました。

  • MT4と移動平均線の概要について
  • MT4で移動平均線を表示する方法
  • 移動平均線の期間設定について
  • MT4における移動平均線の活用事例3選
  • MT4が利用できるおすすめFX口座5選

移動平均線は、もっとも多くの使用頻度の高いインジケーターであり、それゆえに信頼度も抜群です。

トレーダーの中には、移動平均線1本だけで生計を立てる猛者も存在するほど!

またFXだけでなく、株式や仮想通貨といった他の金融市場においても有用であるため、早いうちから覚えておいて損はありません。

今回学んだポイントをきっかけとして、ぜひ日頃のトレードに反映していただければ幸いです、