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おはようございます。だいまんです。
2020年10月23日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米国の大統領候補による討論会を控えて、総じて揉み合い気味の中、前日売られたドルに買い戻しが優勢となった。米国の追加経済対策に関しては、ペロシ下院議長が「追加経済対策の合意にすぐそこに」と述べており、期待感がNY株価を下支えしたが、週間新規失業保険申請件数や9月中古住宅販売件数が予想より強い内容となったことなどがドルを支えた。
ドル円は、104.92まで反発、ユーロドルは1.1812まで下落、ポンドドルも1.3071まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は、123.65から124.09で上下、ポンド円は137.60から136.98まで下落、オージー円が74.69、NZD円が70.12、カナダ円は79.90まで値を回復した。
10月23日の注目材料
- 06:45 (NZ) 第3四半期消費者物価 [前期比] (前回-0.5% 予想0.9%)
- 06:45 (NZ) 第3四半期消費者物価 [前年同期比] (前回1.5% 予想1.7%)
- 31:00 (米) カプラン・ダラス連銀総裁・進行役「経済問題に関する討論会」
- 08:01 (英) 10月GFK消費者信頼感調査 (前回-25 予想-28)
- 08:30 (日) 9月全国消費者物価指数 [前年同月比] (前回0.2% 予想0.0%)
- 08:30 (日) 9月全国消費者物価指数・除生鮮食料品 [前年同月比] (前回-0.4% 予想-0.4%)
- 08:30 (日) 9月全国消費者物価指数・除生鮮食料品・エネルギー [前年同月比] (前回-0.1% 予想-0.1%)
- 09:30 (日) 10月日経製造業PMI・速報値 (前回47.3)
- 10:00 (米) 大統領選候補者討論会(テネシー州ナッシュビル)
- 15:00 (英) 9月小売売上高 [前月比] (前回0.8% 予想0.4%)
- 15:00 (英) 9月小売売上高 [前年同月比] (前回2.8% 予想3.7%)
- 15:00 (英) 9月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回0.6% 予想0.5%)
- 15:00 (英) 9月小売売上高・除自動車 [前年同月比] (前回4.3% 予想5.0%)
- 16:15 (仏) 10月製造業PMI・速報値 (前回51.2 予想51.0)
- 16:15 (仏) 10月サービス業PMI・速報値 (前回47.5 予想47.0)
- 16:30 (独) 10月製造業PMI・速報値 (前回56.4 予想55.0)
- 16:30 (独) 10月サービス業PMI・速報値 (前回50.6 予想49.4)
- 17:00 (ユーロ圏) 10月製造業PMI・速報値 (前回53.7 予想53.0)
- 17:00 (ユーロ圏) 10月サービス業PMI・速報値 (前回48.0 予想47.0)
- 17:30 (英) 10月製造業PMI・速報値 (前回54.1 予想53.0)
- 17:30 (英) 10月サービス業PMI・速報値 (前回56.1 予想53.0)
- 22:45 (米) 10月マークイット・製造業PMI・速報値 (前回53.2 予想53.5)
- 22:45 (米) 10月マークイット・サービス業PMI・速報値 (前回54.6 予想54.6)
- 22:45 (米) 10月マークイット総合PMI・速報値 (前回54.3)
- 23:00 (英) ラムスデン英中銀副総裁講演
- 米企業決算:アメリカン・エキスプレス
10月23日の相場見通し
昨晩は、米国の大統領候補による討論会を前に、前日売られたドルに、ポジション調整の買い戻しが優勢となりました。また、良好な結果となった米国の週間新規失業保険申請件数や9月中古住宅販売件数もドル相場を支えたようです。
本日は、米国の大統領候補の討論会が、相場に一定の影響を与えるか注意ですが、一方で、米国の追加経済対策は、今週末に上院で採決される見通しです。こういった結果を睨みながら、リスクオン相場が続くのか、それとも材料出尽くし感となるのか注目しましょう。
経済指標としては、NZ第3四半期消費者物価、日本では、9月全国消費者物価指数、英国では、9月小売売上高と10月製造業とサービス業PMIの速報値、ユーロ圏でも各国の10月製造業とサービス業PMIの速報値、米国では、マークイットが公表する10月製造業とサービス業PMIの速報値が、大きな焦点となりそうです。
特に、ユーロ圏や英国では、直近新型コロナウイルスが、再度大きく拡大しています。悪い結果が、英欧と米国の景況感の格差につながるなら、週末のポジション調整もあって、ドル相場に動きが出易いことは、留意しておきましょう。
10月23日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ユーロドル
- 予想レンジ: 1.1780~1.1860
- 基本戦略: 慎重に売り場探しから、押し目は買い
- 予想時間:08:58 予想時レート:1.1814
下落を1.1612で維持して反発が、一旦の日足のレジスタンスや日足の雲の上限を超える展開。 ただ、未だ1.1871-1.1901の戻り高値圏を超えておらず、更なる上昇は不透明だが、1.1918の戻り高値を超えると1.1930-50までターゲットとなるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで1.2011の今年の高値を超えて1.2055-90、1.2167の月足の雲の上限がターゲットとなる。
一方下値は、スロー・ストキャスティクスが反転上昇を続けており、1.1785の転換線、1.1747の基準線の維持では、サポートが有効となる。ただし、1.1689-1.1703の戻り安値を割れると1.1685、更には90日移動平均の1.1665や1.1660の戻り安値が視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ない。
リスクは、日足の雲の下限となる1.1633や1.1612の直近安値を割れで、その場合1.16のサイコロジカル、しっかりと割れるならそれ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンが視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易いだろう。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。
従って、デイの戦略としては、本日のPMIが弱い可能性に注目して、早期は売り狙いから入ってみたい。直近高値の1.1881をストップ、60分足のレジスタンスが位置する1.18ミドルへの反発で売って、ターゲットは、1.1780前後の維持では買い戻し。また1.1760レベルを割れると調整が深くなる可能性はあるが、1.1720-60ゾーンの窓では、下げ止まりを見らながらしっかりと利食いたい。
また、この位置の買いは、1.1710や1.1689をストップに買い下がって、ターゲットは、1.1810-20が抑えるなら利食い優先となる。また、もし、1.1881を超えても、1.1917や1.1930をストップに、1.19がCapされるなら売り直しとなるが、この場合は、1.1820-40が維持されると利食い優先となる。
NZDドル
- 予想レンジ: 0.6635~0.6700
- 基本戦略: 逆張り的だが、押し目買い有利
- 予想時間:09:15 予想時レート:0.6667
NZDドルは、堅調な反発も0.6798で上値を抑えられて調整だが、現状は0.6490-0.6512ゾーンの戻り安値圏が支えて、スロー・ストキャスティクスが反転気味。ただ、中途半端な位置にあることで、現状は完全な上昇期待と言えず、現状レンジ的な下値の0.6512-54ゾーンと0.6690-00の次のブレイクを見るのが安全そう。
上値は、もし、0.6690-00を超えても0.6714-50ゾーンなどが抑え続けると、0.6790-98の高値をダブル・トップとしたH&S形成となる可能性が残っていることで、しっかりとこのダブル・トップを超えるまでは、買い安心感は低い。あくまで0.6790-98を超えて、月足の雲が控える0.70-75ゾーンがターゲットとなる。
一方下値は0.6512-54ゾーンを維持出来ずに、0.6490を割れると調整気味となるが、まず0.6382-86から過去の高値となる0.6177のゾーンが視野となるが、長期サポートからは、買い位置となる。このリスクは、0.5920や0.5844割れとなる。
従って、デイの戦略としては、上値追いは厳しいレベルで、早期には売り目線も、押し目はしっかりと買い狙い。0.66ミドルを買っても、ストップを0.6633割れ。または、様子見なら、0.66方向への下落を買って、ストップを0.6554として、0.65後半も買い下がる形。ただし、ターゲットは、0.6688や0.6700が上値を抑えると利食い優先となる。またこの位置の売りは、上げ止まりを確認しながら、0.6755をストップ、0.67前半まで売り上がるが、その場合の利食いは、0.6630-40が維持されると利食い優先となる。