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おはようございます。だいまんです。
2021年5月31日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、月末を睨んだドル買いも、米長期金利が低下傾向を示したことや英米の3連休を控えて、巻き戻しが優勢で引けた。
米経済指標としては、米4月個人所得・消費支出や5月シカゴ購買部協会景気指数が、予想を上回ったが、5月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値が、予想を若干下回り、影響は限られた。米10年物国債利回りは、昨日の1.623%への上昇から1.579%まで低下、NY株価3指数ともプラス圏で引けたが、バイデン大統領の予算教書演説は、想定の範囲の内容に留まり、更なる株価の押し上げには、つながらなかった。
ドル円は110.20まで上昇後、米長期金利の低下を受けて109.74まで売りに押され、ユーロドルは、1.2133まで下落後、1.2205まで反発、ポンドドルは、1.4206から1.4137で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が134.00から133.061、ポンド円は156.05から155.69で上下、オージー円は84.56、NZD円は79.46まで売りに押され、カナダ円は90.77から91.17まで一時値を上げた。
5月31日の注目材料
- ロンドン市場休場(スプリング・バンク・ホリデー)、NY市場休場(メモリアルデー)
- 08:50 (日) 4月鉱工業生産・速報値 [前月比] (前回1.7% 予想4.0%)
- 08:50 (日) 4月鉱工業生産・速報値 [前年同月比] (前回3.4% 予想17.0%)
- 08:50 (日) 4月小売業販売額 [前年同月比] (前回5.2% 予想15.3%)
- 08:50 (日) 4月百貨店・スーパー販売額・既存店 [前年同月比] (前回3.0% (2.9%) 予想15.5%)
- 10:00 (中) 5月国家統計局製造業PMI (前回51.1 予想51.2)
- 10:00 (中) 5月国家統計局非製造業PMI (前回54.9)
- 10:00 (NZ) 5月NBNZ企業信頼感指数 (前回-2)
- 10:00 (NZ) 5月NBNZ自社業績予想指数 (前回22.2)
- 10:30 (豪) 4月住宅ローン (前回0.5%)
- 10:30 (豪) 4月民間部門貸付 (前回0.4%)
- 14:00 (日) 4月新設住宅着工戸数 [前年同月比] (前回1.5% 予想5.0%)
- 14:00 (日) 5月消費者態度指数・一般世帯 (前回34.7 予想33.0)
- 17:00 (ユーロ圏) 4月マネーサプライM3 [前年同月比] (前回10.1% 予想9.6%)
- 17:30 (ユーロ圏) ビスコ伊中銀総裁講演(ローマ)
- 21:00 (南ア) 4月貿易収支 (前回528億ランド 予想375億ランド)
- 21:00 (独) 5月消費者物価指数・速報値 [前月比] (前回0.7% 予想0.3%)
- 21:00 (独) 5月消費者物価指数・速報値 [前年同月比] (前回2.0% 予想2.3%)
- 21:00 (インド) 第1四半期GDP [前年同期比] (前回0.4% 予想0.9%)
- 21:30 (加) 4月生産者物価 [前年比] (前回10%)
- 21:30 (加) 4月生産者物価 [前月比] (前回1.6%)
- 21:30 (加) 4月鉱工業製品価格 [前月比] (前回1.6% 予想1.7%)
- 21:30 (加) 4月原料価格指数 [前月比] (前回2.3% 予想1.7%)
- 21:30 (加) 第1四半期経常収支 (前回-72.6億加ドル 予想25.0億加ドル)
- 22:00 (イスラエル) イスラエル中銀・政策金利発表
- OPECプラス共同技術委員会
- OECD経済見通し公表
- 米国債2,5,7物償還(1157億ドル)
5月31日の相場見通し
今週は、週末の米雇用統計を睨んだ相場展開となりそうですが、本日はロンドン市場とNY休場が休場となります。参加者が減少することで、動意の薄い展開となる可能性がありそうです。ただ、一応月末ですので、一定のフローが出て来るかもしれないこと、また、米国債の償還が予定されています。バリュー的にはNYが休場なので、実質は明日となりますが、一定の円買いが出る可能性には留意しておきましょう。
経済指標としては、日本では、4月鉱工業生産・速報値、4月小売業販売額・百貨店・スーパー販売額、4月新設住宅着工戸数と5月消費者態度指数、中国では5月国家統計局の製造業・非製造業PMI、NZでは、5月NBNZ企業信頼感・自社業績予想指数、豪州では、4月住宅ローン・民間部門貸付、独5月消費者物価指数・速報値、カナダでは、4月生産者物価、4月鉱工業製品・原料価格指数と第1四半期経常収支が発表されます。
重要度の高い指標は少なく、中国のPMIは、良好なら問題はなそうです。また、オセアニア圏では、結果の強弱で一定の動きが見えるかもしれませんが、反応は限定されそうです。独消費者物価指数やカナダの指標も、サプライズがなければ、大きな動きにはつながらないと思います。
その他、OPECプラス共同技術委員会は、原油価格に影響のある話が出るかですが、技術委員会であることから、原油価格に影響を与えるようなことにはなりそうもありません。またOECDの経済見通しでは、見通しの上方修正があれば、株価にプラスとなりそうです。
5月31日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ:109.40~110.10
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:09:00 予想時レート: 109.91
調整を107.48で維持して、日足の雲の上限や110.97と109.79で形成したレジスタンスを上抜け、上昇が110.20まで拡大。
上値は110.20を戻り高値を超えて、110.56-85の戻り高値圏が視野となるが、レジスタンスの再形成の可能性もあり、上抜けは不透明。 あくまで110.97の高値を超えて、サイコロジカルな111.00や111.50などのサイコロジカル、111.71や112.23の戻り高値まで越えると112.44の月足の雲の上限まで視野となるが、この位置は丁度75.31のドル円の歴史的な安値から125.86の高値の50%の位置に相当することで、上抜けは相当厳しい位置となる。
一方下値は、既に転換線の109.38や昨日の安値109.04戻り安値の維持では相当強く、基準線の108.92までは買いが入り易い。ただし、108.56や108.35の戻り安値を割れると相場が崩れ、サイコロジカルな108円、雲の下限が控える107.76が視野となるが維持では堅調が続くが、もし107.48を割れると相場は崩れ、107.16のそれ以前の高値、106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値、サイコロジカルな106円前後まで視野となるが、大きな流れのネックラインからは、買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値まで割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
デイの戦略としては、上値追いは厳しく、早期は慎重な売り狙いから。ストップは110.20越えで、110円方向への上昇で売る形。ターゲットは、109.75前後の維持では直ぐに下落は進まないが、割れると109円ミドルでは利食いながら対応したい。またこういった位置からの買いは、109円割れをストップ、または。108.57割れに置くなら、買い下がりとなるが、こういった買いのターゲットは109.75-80が逆レジスタンスとなるなら利食いが安全となる。
スイスフラン円
- 予想レンジ:121.40~122.30
- 基本戦略:戻り売り
- 予想時間:09:00 予想時レート: 121.97
上昇が122.53まで拡大。上値は超えると月足からは124.03-125.91ゾーンまでポイントが薄くなるが、サイコロジカル的には、123円や125円などは一旦上値を押さえそう。更に超えて129.00の戻り高値、130円のサイコロジカル、131.37、133.57の月足の雲の上限が順次視野となるが、134.59の上ヒゲを前に、上値追いは不透明となる。
一方下値は、転換線と絡む121.37-40の維持では強く、割れても120.65-121.17の戻り安値の維持では堅調も、120.54を割れると、120.04や119.51の戻り安値が視野となるが、買いが入リ易い。ただし、119.26戻り安値を割れると短期上昇サポートが崩れ、それまでの高値圏となる118.74-87ゾーン、118.09-32が視野となるが買いが入り易いが、117.51や117.39-70日足の雲を維持できない場合116.82-93,116.42の戻り安値まで視野となるが維持は不透明も、115.91-116.09の戻り安値圏を割れると相場が崩れ気味となり、115.64まで割れると、114.56-68や114.16-22までポイントが薄くなる。また113.77や113.28の戻り安値を割れると、相場は崩れ気味となり112.96-113.02、112.43-67なども視野となるが、更に112円を荒れると110円方向への調整リスクとなる。
デイの戦略としては、上値追いは出来ず、早期は売り目線で、122.53の高値をストップに、112.20-40での売り狙い。ターゲットは、121.60-80の維持では利食いで、あくまで121.40を割れる動きで、121円前に下げ渋りでは利食いが良い。またこの位置の買いは、120.54割れをストップに対応するが、この場合のターゲットは、121.40-80,超えても122円が抑えると利食いとなる。