週末もあって様子見ムード【2021年8月13日】

週末もあって様子見ムード【2021年8月13日】

おはようございます。だいまんです。

2021年8月13日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米週間失業保険継続受給者数が予想より改善、7月卸売物価指数が予想を上回り、米長期金利が高止まりしたことで、ドルは堅調な推移を続けたが、ただ、夏休みムードも伴って、総じて動きの鈍い展開に終始した。米10年物国債利回りは、1.377%まで上昇後、1.351%前後まで小緩んだが、30年物国債入札後、1.378%まで上昇幅を広げ、デイリーSF連銀総裁が、「早ければ今年中にテーパリングを開始する可能性」と発言したが、ドル買いは限定された。また、NY株価3指数は、プラス圏で引けたが、リスクオンの動きは広がっていない。

ドル円は110.55から110.32、ユーロドルは1.1748から1.1724の小動きに終始し、ポンドドルは、英6月月次GDPが、予想を上回ったが、対ユーロでの売りに押され、1.3795まで下落した。

一方クロス円では、ユーロ円が129.71から129.39で上下、ポンド円が152.34まで売りに押され、オージー円が80.96、NZD円は77.23、カナダ円は88.07まで下落した。

8月13日の注目材料

  • 07:30 (NZ) 7月製造業PMI (前回60.7)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回2256億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回32億円)
  • 15:00 (独) 7月卸売物価指数 [前月比] (前回1.5%)
  • 15:30 (スイス) 7月生産者輸入価格 [前月比] (前回0.3% 予想0.3%)
  • 15:30 (スイス) 7月生産者輸入価格 [前年比] (前回2.9%)
  • 15:45 (仏) 7月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回0.1% 予想0.1%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 6月貿易収支・季調済 (前回94億ユーロ 予想108億ユーロ)
  • 18:00 (ユーロ圏) 6月貿易収支・季調前 (前回75億ユーロ)
  • 21:30 (米) 7月輸入物価指数 [前月比] (前回1.0% 予想0.6%)
  • 21:30 (米) 7月輸出物価指数 [前月比] (前回1.2% 予想0.7%)
  • 23:00 (米) 8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 (前回81.2 予想81.2)
  • 23:00 (米) 8月ミシガン大学消費者信頼感/現況指数・速報値 (前回84.5)
  • 23:00 (米) 8月ミシガン大学消費者信頼感/期待指数・速報値 (前回78.4)
  • 日経平均オプションSQ

8月13日の相場見通し

昨晩も米国の物価指数や米長期金利の影響で、ドルが堅調を続けましたが、既に市場は夏休みムードも強く、動意に鈍る展開が続いています。本日は、材料的にも薄く、週末を控えて、更に静かな市場となりそうです。

経済指標としては、NZ7月製造業PMI、独7月卸売物価指数、仏7月消費者物価指数・改定値、ユーロ圏6月貿易収支、米国では、7月輸入・輸出物価指数と8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表されます。

あまり大きな材料はなく、8月ミシガン大学消費者信頼感指数の強弱などが一定の影響はありそうですが、サプライズが無い限り、前述の通り大きな動きにはつながりそうもありません。

また、株価面で連日高値を更新する欧米株価にも、リスク志向の動きは広がっていません。逆に大きく下落するなら別でしょうが、特別なことがなければ、株価の影響はあまり考える必要は無さそうです。

8月13日のデイ・トレード戦略

本日のデイトレード戦略です。

ドルスイス

  • 予想レンジ:0.9150~0.9250
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:06:18 予想時レート:0.9231

ドルスイスは、0.9472で上値を押さえられて調整も、0.8925を維持して、日足の雲を上抜ける反発となっている。今後も堅調が続くか注目されるが、上値は、直近高値の0.9274を越えると0.9281-0.9317、0.9354-0.9496の戻り高値圏まで視野となるが、売りが出易い。

あくまで0.9472を超えて、0.9532-53などの戻り高値が視野となるが、売りが出易い。このリスクは0.9585越えとなるが、それでも0.9803の高値を越えるまでは、0.9650-0.9800ゾーンと売りが出易い。

一方下値は、0.9136の日足の雲の上限と絡む位置、0.91前後の雲の下限、0.9053-63の維持では良いが、0.9020の戻り安値を割れると、0.8965-76まで視野となるが、サポートが控えており、維持では更に突っ込み売りは出来ない。ただし、0.8925を割れると調整気味となり、0.8847-71、0.8822-38まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.8757の安値まで割れると、相場は崩れ2015年1月のスイスフランショック前の戻り安値圏となる0.8700-04、0.8240-0.8568の窓などを目指すリスクとなる。ただ、流石に歴史的な安値の0.7072を割れるとは当面想定できず、最大下げても0.8500台では、買いが入り易い。

従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ないが、押し目があれば買い狙い。

ただ、早期は0.9243の戻り高値が抑えることが確認できるなら、売りも検討課題で、0.9274をストップに売っても、0.92前後の維持では利食い、割れても0.9140-80ゾーンはしっかりと利食いたい。下値は0.92前後が維持すると強い可能性があるが、あまり想定できずに、出来れば、0.9180前後から0.9100-40ゾーンと買い下がり姿勢。ストップは0.9019割れで、このターゲットは、0.9020-50ゾーンが抑えると利食いとなる。
ドル スイス週末もあって様子見ムード【2021年8月13日】

ユーロ円

  • 予想レンジ:128.50~130.50
  • 基本戦略: 逆張り
  • 予想時間:06:27 予想時レート: 129.57

上昇が、134.13まで拡大もこの位置でCapされて、調整が日足の雲を割り込み128.60まで拡大も、現状この位置を維持している。ただ、上値には日足の雲が残っており、反発では売りが出易い状況は続きそうだ。

上値は、130.02の戻り高値を越えられないと弱く、130.57の戻り高値を越えて131.09の戻り高値、131.86-132.24の戻り高値が視野となるが、こういった位置に雲の上下限が控え売りが出易い。132.43-70-88の戻り高値圏を超えても、133.03の雲の上限、133.58-70や134円のサイコロジカルが抑えると上値追い出来ない。

あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。

一方下値は、129.39前後のサポートが維持出来れば良いが、129.14の戻り安値や128.60の直近安値を割れると調整が深まり、128.29-39の戻り安値圏、128.13まで割れると127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンが視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。

こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。

このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。

従ってデイの戦略としては、総じて揉み合い気味で、上下の動きがあれば逆張りで臨む形で、上値は、130円手前での反発で売って、ストップを130.02越え、または、超える動きがあれば、130.57をストップに、130.20-40ゾーンでの売り狙い。ターゲットは、129円を睨んで、この手前の下げ止まりでは利食いが良い。またこの位置での買いは、慎重検討しても、ストップは128.60割れ。このターゲットは、129.80-00が抑えると利食いが安全となる。 

週末もあって様子見ムード【2021年8月13日】