スマホのタップや、マウスクリックだけで大金を稼ぐことができるFXトレーダー。
そんなトレーダーに憧れ、将来的にはFXだけで生活していきたいと、誰しもが願っていることでしょう。
そこで本記事では、どうすればFXだけで生活することができるのか、その実現方法や必要資金など、諸々の条件について解説していきたいと思います。
目次
FXで生活することは可能か?
結論:FXで生活は十分可能!
結論から申し上げると、FXで生計を立てるのは可能です。
FXで生活費を賄うためには、トレードで勝ち続けて利益を積み上げるしかない…そう思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
スワップポイントだけで生活費が賄える人、チャートを見ずに自動売買に任せっきりの人など、トレードスキルに関係なく稼ぐことも可能なのです。
とはいえ、普段FXで生活している人と話す機会もそう多くないと思われますので、皆さんからすればイメージしにくいかもしれません。
そこで以下より、専業トレーダーの人口や実生活、またどのような手順を踏めば専業としてやっていけるのか、詳しく解説していきたいと思います。
専業トレーダーは10000人以上!
専業トレーダーの人口は、正確な数値まで公表されておりません。
しかし大まかな人口については、ある程度推定することができます。
まず日本全体でFX口座は1000万口座開設されており、そのうちアクティブに活用されているものは大体1割程度、約100万口座と推定されます。
一人あたり約3つほど複数の口座を所有していることも想定して、FXトレーダーの人口は約30万人。
また日本の有職率はほぼ50%、つまり約15万人がFXトレーダーかつ本業を持たない属性ということになります。
また投資における勝ち組・負け組の割合比「1:9の法則」が成立していると仮定すると、生活できるほど稼げている人は、約10000〜15000人程であると推測できます。
こう考えると、その人口は意外にも多く、努力次第で何とか食い込めるレベルと言えるのではないでしょうか。
FX専業トレーダーの生活について
FX専業トレーダーとは、FX1本を仕事としている人、FXの利益だけで生活できる人を指します。
ここからは実体験、あるいは実際にお会いしたトレーダーの話を参考に、FX専業トレーダーの生活について紹介していきたいと思います。
稼働時間
FX相場は深夜に大きな値動きを見せるため、その時間帯に活動できるよう、昼夜逆転している人が多いです。
しかし必ずしもそうとは限らず、上記に当てはまるのは頻繁にトレードを繰り返すスキャルパー、デイトレーダーのみ。
大きなロットを張ってじっくりと値幅を稼ぐスイングトレーダーであれば、月に数回程度しかトレードしないことも往々にあります。
一万円の利益を30回取るか、30万円の利益を一撃で稼ぐか、トレーダーのスタイルによって稼働する時間帯は異なるのです。

トレード以外の時間の使い方
FX相場は平日24時間動いているものの、当然ながら全ての時間トレードに充てているわけではありません。
かといって、トレード以外の時間は全て趣味の時間というわけでもなく、基本的には情報収集や分析・検証作業に充てています。
ラクな生活に思われがちな専業トレーダーですが、実際は勉強熱心で、自分に対してストイックな人が殆どです。
相場では、機関投資家や他の専業トレーダーといったプロと相対することになるため、「プロ」という存在に勝つためには、自らもプロ足り得なければならないのです。
FXで生活する上でのメリット・デメリット
FXで生活する上でのメリットは、以下の通りです。
メリット:
・時間や場所に縛られない自由な生活
・収入が青天井
・外貨を保有することによるリスクヘッジ
デメリット:
・収入が不安定
・社会的信用が低い
・精神的なストレス
・莫大な資金が必要
・キャリアの形成が困難
多くの専業トレーダーが、口をそろえて「FXは副業で行うべき」と提言するのは、上記のデメリットがあまりにも大きすぎるためでもあります。
その詳細については、記事後半より深掘りしていきますので、そちらを参考にしてみてください。
初心者からプロになる!FX専業トレーダーのなり方
FX専業トレーダーのなり方は、既に多くの動画やサイトでも紹介されており、大まか方法をまとめると次の通りとなります。
・裁量トレードで王道的に稼ぐ
・スワップ投資で金利収入を受け取る
・FX自動売買を運用する
それぞれメリット・デメリットがあり、また必要とする資金量も異なります。
以下より、それぞれの特徴と必要資金の目安について解説していきましょう!
王道トレーダースタイル
専業トレーダーとしてやっていくためには、自分の生活費をトレードから安定して稼がなくてはなりません。
仮に月々の生活費を20万円と仮定すると、運用資金が100万円の場合は月利20%が必要です。
しかし、これはあまりに現実離れした数値であり、さすがに実現不可能と言えるでしょう。
なぜなら専業トレーダーの多くの目標値は月利5〜10%程度であり、これでもややリスクが大きいと思われる数値です。
ただ運用資金が1000万円の場合は月利2%、2000万円あれば月利1%で目標金額を達成することができます。
あらゆる投資において資金が多けれ多いほど有利になる理由は、リスクを減らして安全勝ちが狙えるためでもあります。
デモトレードや検証作業を徹底することで、大抵の人は勝率向上が期待できますのが、専業FXトレーダーとして生活していくためには、少なくとも数千万単位の資金が必要になります。

スワップポイント
スワップポイントとは、通貨ペアを保有することで得られる金利収入を指します。
金利収入自体は微々たるものでも、レバレッジの活用や、また時間をかけて複利運用を繰り返すことで、生活費程度を賄うくらいであればそこまで難しくありません。
以下の記事で解説している通り、月利3%前後を安定して狙うことも可能です。

仮に運用資金100万円、月利2.5%の運用を継続した場合、複利運用を続ける事で100ヶ月後には資金が1200万円を達成します。
毎日受け取れるスワップポイントは複利運用と非常に相性が良く、またトレードの成績にも左右されないため、生活を支える安定収入となるでしょう。
FX自動売買
「生活のためにはトレードで安定した勝率が必要!」
「とはいえ、それを実現できる自信もスキルもない…。」
そういった方には、EA(自動売買プログラム)を用いたFX自動売買がおすすめです。
例えば投資コンテンツを販売するゴゴジャンでは、数多くの優秀なEAが揃っており、いずれも高いパフォーマンスを発揮していることが分かります。
バックテストも公開されており、多少のドローダウンはありつつも、順調に資産を増やせている実績もあります。
また期待年利も相当高く、レバレッジ25倍までの口座であれば57%!
仮に運用資金が500万円であれば、毎年200〜300万円の利益が期待でき、毎月の収入も20万円ほど確保されます。
もちろん年利は確定的なものではなく、多少は結果が上下することもあるでしょう。
そのため、多くの専業トレーダーはいくつかの運用を分散して進めており、どこかの収入源が途切れても、他の運用先からカバーできるようリスクヘッジを徹底しているのです。
FXだけで生活するのが難しいとされる理由
精神的な負担が大きい
トレードの利益だけで生計を立てるというのは、思った以上に精神的な負担を抱えます。
(ここで負けたら、今月生活できない…)
このような精神状態では、勝てる勝負も勝てなくなってしまい、悪循環から抜け出せなくなってしまうでしょう。
買っても負けても一喜一憂しない強いメンタルを身につけるためには、時間をかけて経験を積むか、過去検証(バックテスト)を行なって自信を付けるしかないのです。
安定した利益が見込めない
全てのトレードで勝つことは不可能であり、勝ち負けを繰り返してトータル収支で生活費を賄わねばなりません。
月によっては、マイナス収支で終える月もあるでしょう。
また運用資金が減ってしまえば、稼げる可能性も小さくなりますので、そういった点でも焦りが生じるはずです。
トレーダーの中には、お金目的ではなく安定収入という精神安定剤を得るためだけに副業を始める人も少なくありません。
資金の準備に時間がかかる
FXで生活するにあたって、資金は多ければ多いほど運用もメンタルも安定します。
とはいえ資金面についてクリアするのが最も難しく、そもそもお金を稼ぎたいからFXを始めているのであって、それができれば苦労はありません。
上述したように、専業トレーダーとしては数千万円単位で資金が必要であり、人によっては数年〜数十年と時間が要することになるでしょう。
しかし、事を焦って無茶なレバレッジでトレードする人は後を立たず、最終的にはなけなしのお金を失ってしまうのです。
そのような過ちを起こさないよう、またFXと適切な距離を保つためにも、定期的に先人の失敗から学び直す事をおすすめします。

まとめ:FXだけで生活するのは難しい…でも不可能じゃない!
本記事では生活するためのFXについて、以下のポイントを中心に解説しました。
- FXで生活することは可能か?
- 専業トレーダーの生活について
- FX専業トレーダーのなり方
FXの利益だけで生計を立てることは難しいですが、推定値として10000人以上の方がそれを成し遂げています。
誰もがその境地に至れるわけではありませんが、参入余地が全くないのかというと、そういうわけでもありません。
まずは副業から、兼業トレーダーとしてFXデビューするだけでも、大きく道は開けてきます。
本サイトではこれからも、そのためのノウハウを惜しみなく公開していきますので、今後とも参考にしていただけますと幸いです。