【FX基礎編】ワイルダーの定義でトレンドの方向性を見極める!

ワイルダーの定義

FXで利益を上げる方法はいくつもありますが、一撃で大きく稼ぎたいのであれば、やはりトレンドに乗っていくのが王道です。

とはいえ、そのトレンドがどこまで続くか分からなければ、うまく乗って利益を上げるどころか、逆に大きな損失を出してしまう……なんてことも。

そこで今回の記事では、トレンドの方向性を見極めるのに役立つ『ワイルダーの定義』について解説していきます。

稼げるトレーダーにとって有名な定義ですので、ぜひ最後までご覧くださいね。

ワイルダーの定義とは

まずは、そもそもワイルダーの定義とは何か、について解説します。

ワイルダーとはアメリカのテクニカルアナリストの名前です。

彼の名前がそのまま使われている定義からも、ワイルダーが相当有名な人だということが分かるでしょう。

ワイルダーは、トレーダーの間では超有名なインジケーターRSI」を開発した人物で、テクニカルトレーディングシステムについての、斬新な概念を次々に開発しました。

そんな投資界の重鎮の名前がついているワイルダーの定義は、先ほどもお伝えしたように、トレンドの継続性を見極めるのに役立ちます。

具体的には、これからお伝えする「4つの定義」に分かれています。

4つのワイルダーの定義について

ここからは、4つに分かれているワイルダーの定義を、1つずつピックアップしながら解説していきます。

どれも考え方はシンプルなので、一度覚えてしまえば、すぐにでもあなたもトレードに応用できるはずです。

それぞれ4つのワイルダーの定義に共通しているポイントは、当日を含めた2日前までの価格に注目して、トレンドの方向性を判断していく、というところ。

それではさっそく、ワイルダーの定義を順番に見ていきましょう。

ワイルダーの定義1:上昇中の下値の見方

1つ目は、相場が上昇している場面における下値の見方です。

ちなみに下値とは、ある価格よりもさらに安い価格のことを意味します。

まず、ある日の相場の前日安値が、2日前の終値よりも高い場合を想定しましょう。

その場合の当日終値が、2日前の終値を下回らなければ、価格は上昇していく可能性が高いです。

ただ逆に、上記の条件が崩れた場合は、トレンドが転換する可能性が高いということになります。

ワイルダーの定義2:上昇中の下値の見方

2つ目も、相場が上昇している場面における下値の見方です。

最初に、ある日の相場の前日安値が、2日前の終値よりも安い場合を想定します。

その場合の当日終値が、前日の安値を下回らなければ、価格は上昇していく可能性が高いと判断できるのです。

こちらも同じく、上記の条件が揃わなかったら、トレンドが転換する可能性が高いです。

ワイルダーの定義3:下落中の上値の見方

3つ目は、相場が下落している場面における上値の見方です。

上値とは、ある価格よりもさらに高い価格のことを意味します。

まず前提として、ある日の相場の前日高値が、2日前の終値よりも高い場合で考えます。

その場合の当日終値が、前日の高値を上回らなければ、価格は下落していく可能性が高いです。

また、他の2つと同じように、上記の条件が揃わなければ、逆にトレンドが転換する可能性が高いということになります。

ワイルダーの定義4:下落中の上値の見方

ラスト4つ目は、相場が下落している場面における上値の見方です。

まずは、ある日の相場の前日高値が、2日前の終値よりも安いケースを想定します。

その場合の当日終値が、2日前の終値を上回らなければ、価格は下落していく可能性が高いです。

4つ目も同じく、上記の条件が崩れた場合は、トレンドが転換する可能性が高いということになります。

ワイルダーの定義の活用方法について

さて、実際にワイルダーの定義について分かったところで、ここからは、実際にワイルダーの定義を用いた取引手法について、ご紹介していきたいと思います。

相場の転換時は逆張りのチャンス!

ここまで見てきたとおり、ワイルダーの定義というのは、トレンドの継続性を見極めることができるだけでなく、その逆をつけば、トレンドの転換期を判断することができます。

つまり、定義の条件を満たさない時というのは、FXにおいては逆張りのチャンスでもあるのです。

トレンドの転換のタイミングを上手くつかんで、上昇中には売り、下降中には買う。

これができれば、大きな利益を上げることも容易になるでしょう。

トレンド継続時は押し目買いや戻り売り!

トレンドか継続するかどうか判断することができれば、それは押し目買いや戻り売りのチャンスです。

普通、上昇トレンドが続くのであれば、下がったタイミングには買いたいですし、下降トレンドが続くのであれば、上がったタイミングで売りたくなるもの。

ただ漠然とチャートを見ているだけでは判断が難しいですが、ワイルダーの定義を使えば、トレンドの継続を上手く味方につけることができるでしょう。

デイトレードとの相性も良い!

ワイルダーの定義は、一日単位でトレンドの方向性を見極めるため、デイトレードとの相性も良いです。

先ほど紹介したとおり、定義自体もシンプルなため、デイトレードビギナーには、簡単に使うことができておススメです。

また、週足や月足等、日足より長い時間足でも用いることは可能ですが、時間足が同じ日足のチャートの方がその効果は大きいでしょう。

ワイルダーの定義を活用する際の注意点

チャート分析にワイルダーの定義を用いる際は、以下より紹介する注意点を踏まえておきましょう。

勝率に直接かかわるというよりは、テクニカルトレーダーとしての成長速度に関わるお話です。

知名度が低く、手法として取り入れているトレーダーが少ない

FXに手法やインジケーターにとって、知名度は重要です。なぜなら、知名度が大きいものほど多くの人に意識されるようになり、結果としてその効力が上がっていくからです。

例えば、移動平均線が上向いたら上昇トレンドというセオリーは多くのトレーダーが知ることろですが、そのセオリーが確立されているのは、そもそも移動平均線がメジャーなインジケーターであるためです。

一方で残念ながら、ワイルダーの定義を積極的に用いているというトレーダーは、そう多くいないでしょう。

ワイルダーの定義を根拠にトレードするのが悪いというわけではありませんが、ワイルダーの定義はまだまだ相場を動かせるほどの影響力を持っていないということを覚えておきましょう。

スキャルピングには不向き

ワイルダーの定義は、基本的に日足のローソク足を用いる分析手法です。

そのためワイルダーの定義は、1分足や5分足を主軸とするスキャルピングとは相性が悪いということになります。

ただ一方で、ワイルダーの定義でトレンドの方向性を確認する、それを加味してスキャルピングの分析をおこないというのは一案です。

ワイルダーの定義のみを用いてスキャルピングに取り組むのは悪手ですが、材料の1つということであれば問題ないでしょう。

ワイルダーの定義:まとめ

今回は、ワイルダーの定義について解説しました。

記事の中でご紹介したように、当日と2日前の価格をチェックするだけで手軽にトレンドの方向性を見極められるでしょう。

また、他の分析方法や理論と組み合わせることで、さらにトレードの精度はアップします。

例えば、ワイルダーの定義でトレンドの方向性を確認した後、ダウ理論でより細かく相場の流れを見れば、よりしっかりした根拠を持ってエントリーできるはずです。

他にも、インジケーターを使う上でも、トレンドの方向性が分かっていると勝率も高くなるはずです。

ぜひ今回の記事を参考に、ワイルダーの定義をトレードに活かしてくださいね。