【2020年10月2日】米追加経済対策の行方次第

おはようございます。だいまんです。

2020年10月2日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米追加経済対策を睨んで株価が上下、為替市場も揉み合いが続いた。米経済指標としては、8月米個人消費支出や週間新規失業保険申請件数が予想を上回り、一時ドル買いとなるも9月ISM製造業景気指数が予想を下回ったことが嫌気された。また、NYダウは、259ドル高まで上昇後、「米下院は本日、米経済対策法案を採決する予定」と伝わると112ドル安まで下落したが、「ペロシ下院議長とムニューシン財務長官は本日遅くまで協議を継続する」との報道が下支えとなった。

ドル円は105.44から105.73で上下、ユーロドルは、1.1770かを高値に1.1721で上下、ポンドドルは、フォンデアライエン欧州委員長が「国内市場法案について英国に正式な通知書を送付した」、「英国は1カ月以内に返答する必要がある」と述べ、EUが英国の国内市場法案を巡って法的手続きを開始したことが明らかになり、1.2820まで売り込まれた後、「英国とEUは国家補助に関する落しどころにたどり着きつつある」の一部報道を受けて1.2980まで買い戻されたが、その後はもみ合い推移となった。

一方クロス円では、ユーロ円が123.71から124.21、ポンド円は135.37から137.02で上下した。

10月2日の注目材料

  • ソウル市場(秋夕)、香港市場、中国市場(国慶節・中秋節)、インド市場(マハトマ・ガンジー生誕日) 休場
  • 08:30 (日) 8月失業率 (前回2.9% 予想3.0%)
  • 08:30 (日) 8月有効求人倍率 (前回1.08 予想1.05)
  • 10:30 (豪) 8月小売売上高 [前月比] (前回3.2% 予想-4.2%)
  • 14:00 (日) 9月消費者態度指数・一般世帯 (前回29.3 予想31.4)
  • 15:45 (仏) 8月財政収支 (前回-1510億ユーロ)
  • 17:20 (ユーロ圏) ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
  • 18:00 (ユーロ圏) 9月消費者物価指数・速報値 [前年同月比] (前回-0.2% 予想-0.2%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 9月消費者物価指数コア指数・速報値 [前年同月比] (前回0.4% 予想0.4%)
  • 21:30 (米) 9月非農業部門雇用者数 [前月比] (前回137.1万人 予想85.0万人)
  • 21:30 (米) 9月政府部門雇用者数 (前回34.4万人)
  • 21:30 (米) 9月民間部門雇用者数 (前回102.7万人 予想91.3万人)
  • 21:30 (米) 9月製造業雇用者数 (前回2.9万人 予想2.5万人)
  • 21:30 (米) 9月失業率 (前回8.4% 予想8.2%)
  • 21:30 (米) 9月U6失業率 (前回14.2%)
  • 21:30 (米) 9月平均時給 [前月比] (前回0.4% 予想0.2%)
  • 21:30 (米) 9月平均時給 [前年同月比] (前回4.7% 予想4.8%)
  • 21:30 (米) 9月労働参加率 (前回61.7%)
  • 22:00 (米) ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 23:00 (米) 9月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 (前回78.9 予想78.9)
  • 23:00 (米) 9月ミシガン大学消費者信頼感現況指数・確報値 (前回82.9)
  • 23:00 (米) 9月ミシガン大学消費者信頼感期待指数・確報値 (前回68.5)
  • 23:00 (米) 8月耐久財受注・改定値 [前月比] (前回11.4%)
  • 23:00 (米) 8月製造業新規受注 [前月比] (前回6.4% 予想1.0%)
  • 欧州連合首脳会議(ブリュッセル)
  • 格付け会社S&P・ドイツとフランスの格付け発表

10月2日の相場見通し

昨晩は、米国の追加経済対策の行方を睨んで、株価が上下したことで、ドル相場もこの動きに振らされる展開となりました

米国の追加経済対策に関しては、民主党と共和党の協議が続いていますが、本日米下院で、合意に至れない場合、大統領選後まで決定がずれ込む可能性が指摘されています。本日もこの行方に注意ですが、合意できない場合、週末もあって失望の動きが、強まる可能性に留意しておきましょう。

また昨日、EUが英国の国内市場法案を巡って法的手続きを開始したことが明らかとなったことで、一時ポンド売りを誘っていますが、本日のEU首脳会議でも、英国に対して厳しい姿勢が示された場合、ポンド相場の上値を抑える可能性があることは、注意しておきましょう。

経済指標としては、日本の8月失業率・有効求人倍率、豪8月小売売上高、ユーロ圏では9月消費者物価指数の速報値、米国では9月雇用統計やミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が焦点となります。ユーロ圏の9月消費者物価指数は、新型コロナウイルスの再拡大などから、弱い結果となる可能性が指摘されています。

一方米国の雇用統計は、直近発表されたADP全米雇用報告や週間新規失業保険申請件数が良好だったこともあって、改善が想定されます。経済指標に対する市場の反応が限定される状況が続いていますが、欧米経済格差が、再確認された場合、ドル相場に一定の動きが出る可能性に注目しましょう。

10月2日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ドル円

  • 予想レンジ: 105.00~106.00
  • 基本戦略: 諦めの逆張り
  • 予想時間: 08:45 予想レート: 105.55

ドル円相場は、下落も104.00を維持して反発的も、現状戻りが105.80レベルで限定されて、動意に薄い状況が続いている。

小動きで不透明感が残るが、逆にこういった揉み合いが続いた場合、次の動きのパワーを秘めている可能性もあることで、予断なくみておきたい。また、月足チャートからもスロー・ストキャスティクスが、横ばいに転じていることで、揉み合いが示唆されるが、現状レンジとなる105.20-30の下限と105.75-85のブレイクがあった場合、スロー・ストキャスティクスにも一定の方向感が出る可能性に注目したい。

下値は105.20-30ゾーンを維持出来ずに、105円前後のサイコロジカルを割れると、104.20-50ゾーンが視野となるが支えると下落は直ぐに拡大しない。あくまでこういった位置から104円をしっかりと割れてフィボナッチ・リトレースメントの76.4%となる103.67、戻り安値からは103.18、101.99がターゲットとなる。ただ、こういった位置は一旦買いとなり易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなることは変わらない。

一方上値は、105.75-85を超えても、日足の雲の下限となる105.82-85、上限が106.18に控えて当面上値を抑える見通し。また106.55を超えても106.95-107.05、107.54、108.17の戻り高値を順次超えるまでは、あく抜けは見えない。

従ってデイ・トレードの戦略としては、今夜は米雇用統計の発表があるが、現状過去のように、この結果が相場を動かす傾向が薄れていることは留意しておきたい。結果が想定よりブレて相場が動いても期待感は持たず、「諦めの逆張り」戦略としたい。

上値は105.85-106.18への反発では売り狙いで、ストップを106.55越えとして、106円ミドルまで売り上がれればベター。ターゲットも、105.20-30ゾーンが維持されると買い戻し優先。割れても105円前後では、利食っておきたい。また買いは105.20-30を割れないならこういった位置からも検討課題だが、できれば105円前後から104円後半まで買い下がる姿勢。ストップは104.40割れ。ただ利食いは、こういった下落では、105.20-40が抑えると利食い優先が良さそうだ。 

ユーロ円

  • 予想レンジ: 123.00~125.00
  • 基本戦略: 逆張り
  • 予想時間: 09:18 予想レート: 123.89

反発を127.08で抑えて、日足の雲を割り込む下落となったが、下値は122.38で維持して反発的。フィボナッチ・リトレースメントの61.8%となる122.25が支えている可能性があり、またスロー・ストキャスティクスに下げ止まり感が見えており、一旦突っ込み売りは得策と言えない。

下値は新たな日足の雲の下限となる123円が維持されると堅調が想定されるが、前述の安値122.38やフィボナッチ・リトレースメントの122.25をしっかりと割り込むならサイコロジカルな122円、次の戻り安値圏の下限となる121.84、121.48の戻り安値を割れるとフィボナッチ・リトレースメントの50%と絡めて、120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いも検討されそうだ。

一方上値は、124.25-31の戻り高値が抑えると弱く、超えても日足の基準線となる124.73、125.02の戻り高値から125.21の雲の上限にレジスタンスが控え、こういったCapでは弱い状況が続く。 また超えても125.77-126.13の戻り高値圏の上抜けは不透明で、あくまで126.47や127.08の戻り高値を超えて、130円方向への上昇期待となる。 従って、デイ・トレードの戦略としては、上値を追いかけて買うのは厳しく、ユーロドルが動いても、ドル円が動かない前提なら揉み合い的な戦略を想定した。

上値は124.25をストップに、この手前を売っても、123.53の安値が維持されると買い戻しながら。また超える動きがあっても、125円方向では売り直しで、このストップは125.10越えとするか、更に126円方向まで売り上がるなら、ストップを126.47越えとしたい。ただ、こういった上昇では、124円ミドルが支えると利食い優先が良い。

一方買い戦略は、123.53を守るなら123.60-70を買ってみる形だが、これも124円前半がCapされると利食いで、出来れば買いは、もう少し押し目を待つ形からは、123.20-40、122.80-00と買い場を探して、ストップを122.38割れとしたい。ただ、ターゲットは、123.50-60が抑えると利食い優先となる。