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おはようございます。だいまんです。
2021年11月22日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、欧州の新型コロナウイルス感染再拡大の懸念からリスク回避の動きが強まるも、米株価が比較的堅調を維持したことで、影響は抑えられた。ウォラーFRB理事が「予想よりも早期に利上げを実施する用意を整える必要がある」、クラリダFRB副議長が「12月FOMCで、テーパリングの加速について議論することが適切となる」と発言も米長期金利の低下や米下院が1兆7500億ドル規模の気候変動・社会保障関連歳出法案を可決したこととが、株式市場を支えた。
ドル円は、114.54まで反発後、米10年物国債利回りが、1.517%まで低下したことで、113.59まで一時下落、ユーロドルは、独保険相が「国家的な緊急事態に陥っている。ロックダウンもあり得る」と発言、オーストリアが来週からロックダウンを実施するとの報道などから1.1250まで売り込まれた後、マース独外相が「独全土のロックダウンの可能性について否定した」との報道を受けて、1.1322まで反発も上値は抑えられた。またポンドドルは、1.3408まで下落後、1.3476まで反発し、このレンジの推移に留まった。
一方クロス円では、ユーロ円が127.98、ポンド円が152.53、オージー円が82.18、NZD円が79.83、カナダ円は89.71まで一時下落した。
11月22日の注目材料
- 10:30 (中) 中国人民銀行・1年物貸出基礎金利公表 (前回3.85%)
- 10:30 (中) 中国人民銀行・5年物貸出基礎金利公表 (前回4.65%)
- 22:30 (米) 10月シカゴ地区連銀全米活動指数 (前回-0.13)
- 23:00 (ユーロ圏) ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
- 00:00 (米) 10月中古住宅販売件数 [年率換算件数] (前回629万件 予想620万件)
- 00:00 (米) 10月中古住宅販売件数 [前年比] (前回7.0% 予想-1.4%)
- 00:00 (ユーロ圏) 11月消費者信頼感・速報値 (前回-4.8 予想-5.5)
- 01:30 (米) 米財務省・2年物国債入札(580億ドル)
- 03:00 (米) 米財務省・5年物国債入札(590億ドル)
11月22日の相場見通し
今週は、週末の感謝祭を控えて、取引が手控え気味になり易いが、ただ、ポジション調整の動きも出易いことで、直近の動きの巻き戻しには注意しておきたい。
本日の材料としては、中国人民銀行が、貸出基礎金利を公表するが、現状変更は想定されていない。ただ、もし景気減速もあって、サプライズは引下げとなるが、その場合、株式市場などが好感する動きとなるので、一応チェックしておきたい。
その他、米国の10月シカゴ地区連銀全米活動指数と中古住宅販売件数、ユーロ圏11月消費者信頼感・速報値などが発表されます。米国の指標は、強弱次第も注目度はあまり高くないことで、影響は少なそうですが、ユーロ圏の消費者信頼感は、新型コロナウイルスの感染拡大から、大幅な悪化が見えた場合、ユーロ相場の売り要因となるので注意しておきましょう。
また、本日は、米国債の入札が行われますが、この結果を受けて米長期金利が大きく動く可能性に留意して対応しましょう。
尚、25日までにバイデン大統領が、FRB議長人事を発表します。本日発表があるか不透明ですが、パウエル議長の再任なら問題はないとしても、もしブレ―ナードFRB理事となって場合、ハト派と見られていることで、一時的に米長期金利の低下を伴って、ドル円が急落気味の動きとなるケースが想定されることは、注意しておきたい。
11月22日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ:113.50~114.50
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:08:33 予想時レート:114.09
下値を108.72や109.11-12で維持して、上昇が114.97まで一時拡大も更なる展開となっていない。ただ、スロー・ストキャスティクスが、反転上昇となっており、押し目では堅い状況が続きそうだ。
下値は、転換線と基準線が位置する113.85-87が支えると強い。ただ、113.59の戻り安値を割れると113.29の窓の下限、113円のサイコロジカルが視野となるが維持されると堅調が続く。ただし、112.73-78を割れると112.50のサイコロジカル、112.08-25の戻り安値とそれ以前の高値、112円を割れると111.20-66の戻り安値とそれ以前の高値、110.87-00の戻り安値が支えると堅調が続くが、110.82の戻り安値を割れると110.25-80の戻り安値とそれ以前の高値が重なる位置、109.19の雲の上限や109.99の雲の下限が視野となるが、買いが入り易い。ただし、109.71の戻り安値を割れるとイメージが悪化し、109.50のサイコロジカル、109.11-12の戻り安値やサイコロジカルな109円前後を維持出来ずに、108.72の戻り安値まで割れると調整色が強まり、108.56-57の戻り安値圏、108.35の戻り安値まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、108.03の戻り安値や108円を維持出来ずに、もし107.48まで割れると相場は崩れる。その場合107.16のそれ以前の高値、106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値、サイコロジカルな106円前後まで視野となるが、大きな流れのネックラインからは、買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値まで割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
一方上値は、金曜日の高値114.54から後半が抑えると上値を追い出来ないが、114.97を越えて、115.00のサイコロジカル、115.51、125.86の高値から99.02の安値までの調整のフィボナッチ・リトレースメント61.8%の115.61まで視野となるが、順次売りが出易い。ただ、更に超えると118,66-60のトランプ大統領就任後の高値まで順次視野となる。
従ってデイの戦略としては、若干揉み合いムードが残っており、逆張り的に戦略となる。下値は、113.59をストップに、113.65-91ゾーンを買っても、ターゲットは、114.50を前に上げ渋りでは、利食い優先。114.54を越えても、115円を前にしっかりと利食いたい。また売りは、114.40-50を売って、114.54をストップとするか、114.60-80まで売り上がっても、ストップは114.97越え。この売りのターゲットは、114円前後が維持されると利食いを優先、割れても113円後半あでは、しっかりと利食いたい。
ユーロ円
- 予想レンジ:128.00~129.50
- 基本戦略: 押し目買いから戻り売り
- 予想時間:08:44 予想時レート: 128.61
上値を133.48でCapされて、下落がダブル・ボトムに迫る127.98まで拡大。スロー・ストキャスティクスも既に売られ過ぎに入っており、この位置でトリプル・ボトム形成となるかが、相場の大きな焦点となりそう。ただ、それでも反発では、戻り売りが出易い状況は続きそうだ。
上値は、129.99-130.12の戻り高値が抑えると弱く、超えても基準線や雲と絡む130.60-131.00では売りが出易く、131.42-60が抑えるとレジスタンスから上値は追えない。132円のサイコロジカルを越えて、132.56-93の戻り高値が視野となるが、上抜けは不透明。あくまで133.48の直近高値を越えて、133.58-70の戻り高値や134円のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。
一方下値は127.93-98のトリプル・ボトムが支えると強いが、維持できない場合、127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンまで視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-70、125.60-10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
従ってデイの戦略としては、既に突っ込み売りは出来ない。ベンチャー気味には、128円方向への調整を買い下がって、ストップは127.93割れ。ターゲットは、129.05の戻り高値が抑えると利食い優先。超えても129.50前後では、しっかりと利食いたい。またこの位置からの売り上がりは、ストップを130.12越えで対応。ただ、この売りのターゲットは、128.50前後を前に、下げ止まりが見えるなら利食いを優先しておきたい。