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おはようございます。だいまんです。
2021年5月25日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、暗号資産に買い戻しが入ったことなどから米株価3指数がハイテク株中心に堅調な展開となったが、為替市場は保合気味の展開に留まった。ただ米10年物国債利回りは、米4月シカゴ地区連銀全米活動指数が予想を下回り、週末バイデン政権が、インフラ投資額を引き下げたことで、1.628%から1.594%まで一時低下したことが、ドルの上値を抑えた。また、ブレイナードFRB理事が、「米国は空前の景気回復の真っ只中にある」、「近い将来、インフレ率の上昇が予想される」、ブラード・セントルイス連銀総裁が「今後数カ月で、FRBの資産購入変更を検討する可能性がある」と発言したが、影響は限られた。
ドル円は108.70を安値に109.00まで反発後、このレンジで揉み合い、ユーロドルは、対ポンドでの買いで1.2230まで反発、ポンドドルは、英5月製造業PMI・速報値が強い結果となったが、1.4172から1.4112で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が133.05まで反発、ポンド円は154.14から153.77で上下、オージー円が84.39、NZD円は78.53まで上昇、カナダ円は、原油価格の大幅上昇にも90.38から90.02の推移に留まった。
5月25日の注目材料
- 15:00 (独) 第1四半期GDP・改定値 [前期比] (前回-1.7% 予想-1.7%)
- 15:00 (独) 第1四半期GDP・改定値 [前年同期比] (前回-3.0% 予想-3.0%)
- 15:00 (独) 第1四半期GDP・改定値/季調前 [前年同期比] (前回-3.3% 予想-3.3%)
- 17:00 (独) 5月ifo企業景況感指数 (前回96.8 予想98.1)
- 17:00 (独) 6月ifo企業景況感・期待指数 (前回99.5)
- 17:00 (独) 6月ifo企業景況感・現況指数 (前回94.1)
- 19:00 (英) 5月CBI小売売上高調査 (前回20)
- 22:00 (米) 3月住宅価格指数 [前月比 (前回0.9% 予想1.3%)
- 22:00 (米) 第1四半期住宅価格指数 [前期比] (前回3.8%)
- 22:00 (米) 3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前年同月比] (前回11.9% 予想12.5%)
- 22:00 (米) 3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前月比] (前回1.2%)
- 22:00 (ユーロ圏) ビルロワ仏中銀総裁講演
- 23:00 (米) 4月新築住宅販売件数 [年率換算件数] (前回102.1万件 予想95.0万件)
- 23:00 (米) 4月新築住宅販売件数 [前月比] (前回20.7% 予想-7.0%)
- 23:00 (米) 5月コンファレンス・ボード/消費者信頼感指数 (前回121.7 予想119.3)
- 23:00 (米) 5月リッチモンド連銀・製造業総合指数 (前回17 予想19)
- 23:00 (米) 5月リッチモンド連銀・サービス業売上高指数 (前回22)
- 23:00 (米) 5月リッチモンド連銀・製造業出荷指数 (前回16)
- 23:00 (米) クオールズFRB副議長・議会証言(米上院銀行委員会)
- 01:00 (英) テンレイロ英MPC委員講演
- 02:00 (米) 米財務省・2年物国債入札(600億ドル)
- 世界経済フォーラム特別年次会合(シンガポール、28日まで)
- 特別EU首脳会議
5月25日の相場見通し
昨日も揉み合い気味の展開となりましたが、本日もサプライズがなければ、同様な展開が続きそうです。ただ、引き続き暗号通貨、米株価や長期金利の動向に、大きな変化が見えた場合は、注意しましょう。
経済指標としては、ユーロ圏では、独第1四半期GDP・改定値と5月ifo企業景況感指数、英国では5月CBI小売売上高調査、米国では、3月住宅価格指数、第1四半期住宅価格指数、3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、4月新築住宅販売件数、5月コンファレンス・ボードの/消費者信頼感指数とリッチモンド連銀・製造業総合指数などが発表されます。
注目はドイツの独第1四半期GDP・改定値と5月ifo企業景況感指数、米国では、住宅指標や景況感指数など重要な指標が発表されます。ドイツの指標に関しては、GDPは改定値ですので、変化がなければ影響は少なそうですが、ifo企業景況感指数に強弱が見えた場合、ユーロ相場に一定の変化が見えるか注目しましょう。
一方米国では、直近FRB要人から、次々とテーパリング協議の早期の必要性が述べられています。強い米経済指標が見えた場合に、こういった思惑を高めることとなるか注目しましょう。
要人発言としては、ユーロ圏頴米の中銀関係者が発言しますが、発言の直接的な影響は少ないとしても、今後の金融政策の思惑につながるなら一定の影響があるか、また、米財務省の2年物国債入札が行われますが、結果を受けた長期金利の動向にも注意しておきましょう。
5月25日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ユーロドル
- 予想レンジ:1.2180~1.2260
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:07:12 予想時レート:1.2216
ユーロドルは、調整を1.1704で維持して、1.2245まで再反発。レジスタンスの上抜けやスロー・ストキャスティクスが反転上昇しており、更に上値トライが継続するのか注目される。上値は、直近高値の1.2245やサイコロジカルな1.2250を越えて1.2285の戻り高値を目指す動きとなるが、上抜けは不透明で、あくまで1.2349の今年の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカル、月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏、1.25のサイコロジカルまで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。
一方下値は、転換線と絡む1.214761の維持では強く、割れても1.2126の基準線と絡む位置、1.2071の戻り安値の維持では堅調も、1.2051を割れると、サイコロジカルな1.20前後、1.1986の戻り安値を割れると1.1974の日足の雲の上限、1.1943の戻り安値、1.1931の雲の下限が視野となるが、買いが入り易い。ただし、維持出来ない場合、1.1737-1.1820の戻り安値圏まで視野となるが、維持出来れば良いが、維持出来ずに1.1704やサイコロジカルな1.17を割れると1.1650のサイコロジカルまで視野となる。ただ、この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、リスクは、1.1603の安値を割れで、その場合調整が深まり、それ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンまで視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易い。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。
従ってデイの戦略としては、上値追いは避けたいレベルで、基本は逆張り的に戦略で臨みたい。下値は1.2160をストップに、1.2180-00を買って、ターゲットは、1.22ミドルが抑えると利食いで、超えても1.23を前に上げ渋りでは利食い優先。一方売りは、1.2245の現状の戻り高値が抑えるならこういった位置から、1.23まで売り上がって、ストップは1.2350越えで、1.23台まで売り上がりの余裕を持って対応するが、ターゲットは、同様に1.2180-00が維持されると利食いが安全となる。
ポンド円
- 予想レンジ:153.30~154.60
- 基本戦略:戻り売りから買いは深押し待ち
- 予想時間:07:25 予想時レート: 154.02
一旦の高値153.41から調整を日足の雲で守って、上昇が154.84まで拡大。上値は、この位置を超えて155円のサイコロジカルが視野となるが、一旦強い位置で、スロー・ストキャスティクスも反転下落気味。上値追いは厳しいが、しっかりと超えると156.60の戻り高値、更に157.05には横ばいとなる月足の雲の上限が位置しており、上値を抑える可能性が残っている。
]一方下値は、153.15-55の戻り安値圏維持では強いが、割れると151.97-152.41の窓の下限、150.88-151.26の基準線や雲の上限と絡む位置の149.54-150.11の今後上昇してくる雲の下限と絡む位置まで視野となるが、買い入り易い。ただし149.06の戻り安値や148.53-77の戻り安値を割れるケースでは調整が深まり、148.12、147.29-41まで割れると146.36-56,145.22の戻り安値を割れると144.04-50、142.85、142.20まで視野となるが、維持は不透明も維持できない場合141.08-29、140.76、140.35-37などが視野となる。また139.48-52を割れると138.00-33の戻り安値圏、136.80-97の下ヒゲまで割れると相場は崩れ、134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただこの下方ブレイクが、一気に実現するかは不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。
従ってデイの戦略としては、サイコロジカル的に強い154円を前に上値追いは厳しく、一旦戻りがあれば売り狙いから、買いは深押し待ちとなる。
上値は、154.84をストップに、154.40-60への戻りで売り狙い。ターゲットは、153円のミドルが支えると買い戻し優先。この位置の買いは維持を確認した方が得策となることから、出来れば153円前後から買い下がり方が良さそう。これも152円ミドルまで買い下がりで、ストップは152円割れ。この買いのターゲットは、逆に153円ミドルが抑える利食いが安全となる。