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おはようございます。だいまんです。
2021年5月7日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数や1-3月期非農業部門労働生産性の速報値などの経済指標が予想より強い結果となったが、米長期金利が低下気味となったことで、ドルが軟調な推移となった。米10年物国債利回りは、1.589%から1.557%まで下落、堅調な株価もドルの上値を抑えた。
ドル円は、109.40から109.00まで下落、ユーロドルは1.2072まで反発、ポンドドルは、英MPCが、政策金利と資産購入規模の据え置きを発表したことで、1.3858まで下落後、ホールデンMPC委員が、国債規模縮小を主張していたことや資産買い入れファシリティで、「国債買い入れペースが遅くなる可能性」が指摘されたことがわかると一転1.3941まで上昇したが、その後ベイリー英中銀総裁が、「国債買い入れペースの減速は政策の変更ではない」と発言したことで、再び1.3863まで売り込まれた。
一方クロス円では、ユーロ円が131.85まで一時上昇、ポンド円は152.13から151.24で上下、オージー円が84.95、NZD円は78.97、カナダ円は89.85まで上昇した。
5月7日の注目材料
- 08:30 (日) 3月毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比] (前回-0.2% (-0.4%) 予想-0.2%)
- 08:50 (日) 4月マネタリーベース [前年同月比] (前回20.8%)
- 10:30 (豪) 豪準備銀行・四半期金融政策報告公表
- 10:45 (中) 4月財新サービス業PMI (前回54.3 予想54.3)
- 未 定 (中) 4月貿易収支・米ドル (前回138.0億ドル)
- 未 定 (中) 4月貿易収支・人民元 (前回879.8億元)
- 未 定 (中) 4月輸入 [前年比] (前回38.1%)
- 未 定 (中) 4月輸出 [前年比] (前回30.6%)
- 12:00 (NZ) 第1四半期RBNZインフレ期待 (前回–)
- 14:45 (スイス) 4月失業率 (前回3.4% 予想3.3%)
- 15:00 (独) 3月鉱工業生産 [前月比] (前回-1.6% 予想2.1%)
- 15:00 (独) 3月鉱工業生産 [前年同月比] (前回-6.4% 予想5.6%)
- 15:00 (独) 3月貿易収支 (前回181億ユーロ(182億ユーロ) 予想220億ユーロ)
- 15:00 (独) 3月経常収支 (前回188億ユーロ 予想240億ユーロ)
- 15:45 (仏) 3月貿易収支 (前回-52.49億ユーロ 予想-55.00億ユーロ)
- 15:45 (仏) 3月経常収支 (前回-26億ユーロ)
- 15:45 (仏) 3月鉱工業生産指数 [前月比] (前回-4.7% 予想2.0%)
- 未 定 (日) 4月外貨準備高 (前回1368.5十億ドル)
- 未 定 (中) 4月外貨準備高 [月次] (前回3.17兆ドル)
- 16:00 (スイス) 4月外貨準備高 (前回930486百万CHF)
- 17:30 (英) 4月建設業PMI (前回61.7 予想62.1)
- 19:00 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
- 21:30 (加) 4月新規雇用者数 (前回30.31万人)
- 21:30 (加) 4月パートタイム雇用者数・季調値 (前回12.78万人)
- 21:30 (加) 4月フルタイム雇用者数・季調値 (前回17.54万人)
- 21:30 (加) 4月失業率 (前回7.5%)
- 21:30 (加) 4月労働参加率 (前回65.2%)
- 21:30 (米) 4月非農業部門雇用者数 [前月比] (前回91.6万人 予想97.5万人)
- 21:30 (米) 4月政府部門雇用者数 (前回13.6万人)
- 21:30 (米) 4月民間部門雇用者数 (前回7.8万人 予想8.59万人)
- 21:30 (米) 4月製造業雇用者数 (前回5.3万人 予想6.3万人)
- 21:30 (米) 4月失業率 (前回6.0% 予想5.7%)
- 21:30 (米) 4月U6失業率 (前回10.7%)
- 21:30 (米) 4月労働参加率 (前回61.5%)
- 21:30 (米) 4月平均時給 [前月比] (前回-0.1% 予想0.0%)
- 21:30 (米) 4月平均時給 [前年同月比] (前回4.2% 予想-0.4%)
- 23:00 (加) 4月Ivey購買部協会指数 (前回72.9)
- 23:00 (米) 3月卸売在庫 [前月比] (前回0.6% 予想1.4%)
- 23:00 (米) 3月卸売売上高 [前月比] (前回-0.8% 予想1.0%)
- 28:00 (米) 3月消費者信用残高 [前月比] (前回275.8億ドル 予想200.0億ドル)
5月7日の相場見通し
昨晩は、堅調な株価を受けて、リスクオンの展開となりましたが、本日は週末もあって、利食いも出易いことは留意しておきましょう。
経済指標としては、日本では3月毎月勤労統計調査、豪準備銀行・四半期金融政策報告公表、中国では、4月財新サービス業PMIと貿易収支、NZでは、第1四半期RBNZインフレ期待、ユーロ圏では、独仏3月鉱工業生産と貿易収支、英国では4月建設業PMI、カナダでは、4月雇用統計とIvey購買部協会指数、米国でも4月雇用統計と3月卸売在庫・卸売売上高などが発表されます。
注目はやはり米雇用統計ですが、事前に発表された4月ADP全米雇用報告は予想を下回りましたが、直近の週間新規失業保険申請件数は良好を示しています。若干不透明ですが、今回の非農業部門雇用者数の見通しが、弱めであることも考慮すると堅調な結果が見えるかもしれません。その場合一時的なドル買いとなる可能性が高いでしょうが、ただ、直近の相場は、米雇用統計に対する反応は鈍っています。余程サプライズがない限り、ドルの動きは限定されると見ておきましょう。
その他豪準備銀行・四半期金融政策報告の公表では、インフレ見通しなどが強気となるケース、中国の指標は、無難な結果なら影響は薄く、カナダの雇用統計なども強い結果となる可能性に注目しましょう。
5月7日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ:108.60~109.60
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:07:34 予想時レート: 109.08
上値を110.97でトピッシュとして、調整が日足の雲の上限を若干割り込むも、107.48で維持して、109.70まで再反発。
上値は、109.70を超えて、109.75-96や110.56-85の戻り高値圏が視野となるが、上抜けは不透明。こういった位置でレジスタンス形成となるなら上値追いも厳しい。あくまで110.97の高値を超えて、サイコロジカルな111.00や111.50などのサイコロジカル、111.71や112.23の戻り高値まで越えると112.44の月足の雲の上限まで視野となるが、この位置は丁度75.31のドル円の歴史的な安値から125.86の高値の50%の位置に相当することで、上抜けは相当厳しい位置となる。
一方下値は、切り上がりを見せる雲の上限となる109.05前後の維持では良いが、維持できない場合、転換線と絡む108.70-90,108.44の安値を割れると108円前後まで視野となるが、維持ではサポート形成となるが、107.48を割れると雲の下限で、107.16のそれ以前の高値、106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値や106.35の雲の下限まで視野となるが、上昇チャンネルの上限や106円のネック・ラインからは買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値を割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
デイの戦略としては、基本は逆張りが続くが、深押しでは買い狙い。上値は、109.70をストップに、109円ミドルまで売り場探し。ただ、ターゲットは109円前後の維持では利食いとなる。割れても108円後半は利食い優先。一方買いは、もし動きが鈍ければこの109円前後も検討されるが、これは維持を確認する必要がありそう。できれば108円ミドル方向への調整での買い場探しでストップは108.44割れ。この買いのターゲットは、109.00-20が抑えると利食いで、超えても109円ミドルを前にしっかりと利食いたい。また108.44を割れるケースでも、108円前後、107円後半は買い下がりで、この場合のストップは107.48割れ。ただターゲットは、この場合のターゲットは、108.50-80がポ冴えると利食いが良い。
カナダドル円
- 予想レンジ:89.00~90.00
- 基本戦略:押し目買い
- 予想時間:07:47 予想時レート: 89.72
上昇が、月足の雲の上限を超えて89.85まで拡大。更なる上値追いは不透明だが、超えるとサイコロジカルな90円や91円、月足の91.58-91.64の戻り高値圏などが視野となる。ただ、こういった位置は月足の106.52の高値をトップとしたショルダーの上限で上値を押さえ易いことは、留意しておきたい。
一方下値は、転換線と絡む88.08-45の戻り安値の維持では強く、割れても87.14-56の基準線と絡む位置、86.01-35の雲の上限と絡む位置の維持では強いが、85.44の戻り安値を割れると、84.11-45の雲の下限と絡む位置が視野となるが、維持では良いが、83.52-59の戻り安値を割れると相場が崩れ始め、83.04-20の戻り安値圏、81.97-82.35ゾーン、81.88の戻り安値、81.16-58順次視野となるが、過去の高値圏からは維持では堅調が続く。ただし、80.99を割れると80.38-57の戻り安値、80.15の戻り安値を割れると相場的には崩れ気味となり、79.82-94の戻り安値、リスクは79.24の戻り安値まで割れると78.72、78.08-23まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、77.93や77.63を割れると調整が76-77円ゾーンまで視野となる。このリスクは、75.58、74.77、73.77の安値を順次割れるケースとなる。
従ってデイの戦略としては、クリティカルな位置にあって、上値追いは出来ず、カナダ雇用統計の発表もあって、あくまで深押しがあれば買い狙い。下値は、88.44をストップに、89.15-20,88.65-90と買い下がる形。ただターゲットは、現状高値や超えても90円前後では、しっかりと利食いたい。
また早期に90円方向のトライがあれば、売りも検討したいが、ストップは高値圏で不透明で、91円越えなどの遠い位置に設定して、90円ミドルまで売り上がる気持ちを持ちたい。またこういった売りのターゲットは、下げが甘ければ買い戻し優先で、特に89円ミドルが支えると利食い、割れても89.15-20を前に下げ渋りでは、利食い優先が安全となる。