米雇用統計に対する思惑的なドル買いが続くか?【2021年7月1日】

2021年7月1日米雇用統計に対する思惑的なドル買いが続くか?

おはようございます。だいまんです。

2021年7月1日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米6月ADP全米雇用報告において、非農業部門雇用者数が+69.2万人と予想の+60万人を上回ったことや5月住宅販売保留指数が予想より強い結果となったこと、月末・半期末のフィキシングに絡んだフローもあって、ドルの買い戻しが優勢となった。ただ、6月シカゴ購買部協会景気指数は、予想を下回っており、米10年物国債利回りは、1.485%から1.436%のレンジ推移に留っている。また、NY株式市場では、S&Pが5日連続で史上高値を更新、ダウがプラス圏で引けるも、ナスダックが軟調な展開となり、カプラン・ダラス連銀総裁が、「テーパリングが早いほど、後で柔軟性が高まる」と発言したが、総じて為替市場の反応は見えなかった。

ドル円は111.12まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏6月消費者物価指数・速報値が、予想から変化がなく、1.1845まで売り込まれ、ポンドドルもホールデン英MPC委員が、「量的緩和については、早急な検討と行動が必要」と発言したが、金利面での思惑は高まらず、」1.3799まで下落した。

一方クロス円では、ユーロ円が131.28を安値に131.78まで反発、ポンド円は152.67から153.65、オージー円は82.82から83.36、NZD円は77.07から78.66まで上昇、カナダ円は、予想を上回る加4月GDPもあって88.91から89.74まで買い戻された。

7月1日の注目材料

  • 香港市場休場(香港特別
  • 行政区設立記念日)、オタワ市場休場(建国記念日)
  • 07:30 (豪) 6月AIG製造業指数 (前回61.8)
  • 07:45 (NZ) 5月住宅建設許可件数 [前月比] (前回4.8%)
  • 08:50 (日) 4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 (前回5 予想16)
  • 08:50 (日) 4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き (前回4 予想18)
  • 08:50 (日) 4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断 (前回-1 予想3)
  • 08:50 (日) 4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業先行き (前回-1 予想8)
  • 08:50 (日) 4-6月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 [前年度比] (前回3.0% 予想7.2%)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回9797億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回-1915億円)
  • 10:30 (豪) 5月貿易収支 (前回80.28億豪ドル 予想105.00億豪ドル)
  • 10:30 (豪) 5月財サービス輸入 (前回-3%)
  • 10:30 (豪) 5月財サービス輸出 (前回3%)
  • 10:45 (中) 6月財新製造業PMI (前回52.0 予想51.9)
  • 15:00 (独) 5月小売売上高指数 [前月比] (前回-5.5% (-6.8%) 予想4.6%)
  • 15:00 (独) 5月小売売上高指数 [前年同月比] (前回4.4% (5.1%) 予想-1.0%)
  • 15:30 (スイス) 6月消費者物価指数 [前月比] (前回0.3% 予想0.2%)
  • 15:30 (スイス) 5月実質小売売上高 [前年同月比] (前回35.7%)
  • 16:50 (仏) 6月製造業PMI・改定値 (前回58.6 予想58.6)
  • 16:55 (独) 6月製造業PMI・改定値 (前回64.9 予想64.9)
  • 17:00 (ユーロ圏) 6月製造業PMI・改定値 (前回63.1 予想63.1)
  • 17:30 (英) 6月製造業PMI・改定値 (前回64.2 予想64.2)
  • 18:00 (ユーロ圏) 5月失業率 (前回8.0% 予想8.0%)
  • 18:00 (英) ベイリー英中銀総裁講演
  • 20:30 (米) 6月チャレンジャー人員削減予定数 [前年比] (前回-93.8%)
  • 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回41.1万件 予想38.2万件)
  • 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回339.0万人 予想332.8万人)
  • 22:45 (米) 6月製造業PMI・改定値 (前回62.6 予想62.6)
  • 23:00 (米) 6月ISM製造業景況指数 (前回61.2 予想61.0)
  • 23:00 (米) 6月ISM製造業・価格指数 (前回88)
  • 23:00 (米) 6月ISM製造業・新規受注指数 (前回67)
  • 23:00 (米) 6月ISM製造業・雇用指数 (前回50.9)
  • 23:00 (米) 5月建設支出 [前月比] (前回0.2% 予想0.4%)
  • 04:00 (英) ベイリー英中銀総裁講演(ロンドン市長公邸)
  • オセアニア圏・新会計年度開始
  • 中国共産党創建100周年・習近平国家主席演説
  • OPEC総会
  • OPECプラス閣僚級会合
  • スロベニア・EU議長国に就任
  • ブルガリアとクロアチア・欧州為替相場メカニズム2(ERM)参加
  • 米歳出法案(12件)の審議を開始

7月1日の相場見通し

昨晩は、月末・半期末に向けたドル買い需要や週末米雇用統計を控えて、思惑的なドル買いが強まりました。一応特殊要因があったことで、この流れが継続するのか、一時的に留まるのか、今後の展開に注目して対応しましょう。

本日、経済指標としては、NZ5月住宅建設許可件数、日本の日銀短観、豪5月貿易収支、中国6月財新製造業PMI、独5月小売売上高指数、スイスでは6月消費者物価指数、5月実質小売売上高と6月SVME購買部協会景気指数、ユーロ圏各国の6月製造業PMI・改定値、英6月製造業PMI・改定値、ユーロ圏5月失業率、米国では、週間新規失業保険申請件数や6月製造業PMI・改定値、6月ISM製造業景況指数と5月建設支出などが発表されます。

材料が多いですが、日銀短観に関しては、強弱が見えても普段からほとんど為替市場は興味を見せないことで、影響は少ないでしょう。また昨日の弱い中国国家統計局のPMIに、反応はありませんでしたが、本日の財新のPMIでも弱い結果が見えた場合、中国経済に対する懸念が広がるなら注意です。一方欧米各国の製造業PMIは、一応改定値なので、速報からブレても影響自体は、少なそうです。また米国では、週末の米雇用統計を控えて、週間新規失業保険申請件数やISM製造業景況指数の雇用指数などに注目が集まりそうです。ただ、昨晩のADP全米雇用報告が強い結果であったことから、一定の織り込みもあることは留意しておきましょう。

その他、中国共産党創建100周年では、習近平国家主席が対米政策で何か、強い発言があれば別ですが、特別なことがなければ問題はなく、OPEC総会では、一定の増産が決定されても原油価格に一定の織り込みがあることで、原油相場が荒れた展開とならなければ、こちらの影響は少なそうです。

また、米歳出法案に関して、審議が開始される見通しです。特に新型コロナワクチンに対する経済対策で、米国の財政赤字は、過去最大のレベルとなっています。直ぐにではないとしても、今後財政問題に、再び懸念が高まるなら、株価やドルに良い影響を与えないことは、留意しておきましょう。

7月1日のデイ・トレード戦略

ドルスイス

  • 予想レンジ:0.9200~0.9300
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:07:49 予想時レート:0.9253

ドルスイスは、0.9472で上値を押さえられて調整も、0.8925を維持して、日足の雲を上抜ける反発となっている。今後も堅調が続くか注目されるが、上値は、昨日の高値0.9262を越えると0.9268-0.9317、0.9354-0.9496の戻り高値圏まで視野となるが、売りが出易い。あくまで0.9472を超えて、0.9532-53などの戻り高値が視野となるが、売りが出易い。このリスクは0.9585越えとなるが、それでも0.9803の高値を越えるまでは、0.9650-0.9800ゾーンと売りが出易い。

一方下値は、0.9161-0.9202の雲の上限や転換線と絡む位置が維持すると強いが、0.9142の戻り安値を割れると0.9075-0.9100ゾーンの基準線と絡む位置、更に0.9008-25の雲の下限、0.8965-76の戻り安値まで視野となるが、こういった維持ではサポートが有効となる。ただし、0.8925-33の戻り安値を割れると調整気味となり、0.8847-71、0.8822-38まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.8757の安値まで割れると、相場は崩れ2015年1月のスイスフランショック前の戻り安値圏となる0.8700-04、0.8240-0.8568の窓などを目指すリスクとなる。ただ、流石に歴史的な安値の0.7072を割れるとは当面想定できず、最大下げても0.8500台では、買いが入り易い。

従ってデイの戦略としては、追いかけて買うのは厳しく、早期は昨日の高値0.9262をバックに売りから入っても、0.9230-40ゾーン維持されると利食いが安全。割れて、0.9200-20ゾーンでは利食いとなる。また超える動きがあっても、0.93への上昇では、売り直してこのストップは0.9317越えだが、こういった上昇では、0.9260前後が維持されると利食いが安全となる。 また、0.9200-20ゾーンからは買い場探しで、0.9160-80まで買い下がって、ストップは0.9142割れ。この買いのターゲットは、0.9240-60ゾーンが抑えると利食いとなる。

2021年7月1日米雇用統計に対する思惑的なドル買いが続くか?

ユーロ円

  • 予想レンジ:131.00~132.50
  • 基本戦略:戻り売りや押し目買い
  • 予想時間:07:59 予想時レート: 131.74

上昇が、134.13まで拡大もこの位置でCapされて、調整が日足の雲を若干割れるも、これを維持する形。ただ、反発ではやれやれ売りが出易い。

上値は、131.95-09の基準線、132.35-58の戻り安値が抑えると弱い。132.70の戻り高値を越えて、132.88-133.28の窓が視野となるが、レジスタンスが控える形。更に超えて、133.59-70や134円のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上昇も厳しい。あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。

一方下値は、131.28の戻り安値から雲の下限となる131.18の雲の下限からサイコロジカルな131.00や130.50の維持では、サポート形成から堅調が想定されるが、直近の安値130.04を割れると129.59、128.83-129.23ゾーンまで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、128.29-39の戻り安値や128.13を割れると調整が深まり、127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンが視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-126.70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。

従ってデイの戦略としては、131.28が下値を支えると突っ込み売りは出来ないが、戻りがあれば、132円前後から132.50まで売り上がって、ストップは132.70越え。ただ、ターゲットは、132.28を前に、131.50前後が維持されると利食いとなる。またこういった位置の買いも132.28割れがストップとなるが、この買いも132.00-50が抑えると利食いとなる。またもし、132.28を割れる動きがあった場合、順張りも一考となるが、132.50-131.00ゾーンは利食いや買いで、このストップは130.04割れ。この買いのターゲットは、132.28が上値を抑えると利食いとなる。

2021年7月1日米雇用統計に対する思惑的なドル買いが続くか?