パウエル発言が波乱となるか?【2021年7月14日】

パウエル発言が波乱となるか?2021年7月14日

おはようございます。だいまんです。

2021年7月14日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米6月消費者物価指数とコア指数が、市場予想を大幅に上回り、米長期金利が上昇したことで、ドルの買い戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、1.388%まで上昇後、一時1.345%台まで小緩んだが、その後30年物国債入札を受けて1.4200まで上昇したことが、ドルの下値を支えた。またNY株3指数は、利食い売りに押され3指数ともマイナス圏で引けたが、調整は限定された。

ドル円は110.65まで上昇、ユーロドルは1.1772まで売り押され、ポンドドルは、一時1.3800まで下落した。

一方クロス円は、総じて軟調な展開となり、ユーロ円が130.30、ポンド円は152.41、オージー円が82.09、NZD円は76.45、カナダ円は88.02まで一時売りに押された。

7月14日の注目材料

  • 09:30 (豪) 7月消費者信頼感指数 (前回-5.2%)
  • 09:30 (豪) 7月ウエストパック消費者信頼感指数 (前回107.2)
  • 11:00 (NZ) NZ準備銀行・政策金利公表 (現行0.25% 予想0.25%)
  • 13:00 (豪) ブロック豪中銀総裁補講演
  • 13:30 (日) 5月鉱工業生産・確報値 [前月比] (前回-5.9%)
  • 13:30 (日) 5月鉱工業生産・確報値 [前年同月比] (前回22.0%)
  • 13:30 (日) 5月設備稼働率 [前月比] (前回1.1%)
  • 15:00 (英) 6月消費者物価指数 [前月比] (前回0.6% 予想0.2%)
  • 15:00 (英) 6月消費者物価指数 [前年同月比] (前回2.1% 予想2.2%)
  • 15:00 (英) 6月消費者物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回2.0% 予想2.0%)
  • 15:00 (英) 6月小売物価指数 [前月比] (前回0.3% 予想0.3%)
  • 15:00 (英) 6月小売物価指数 [前年同月比] (前回3.3% 予想3.4%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 5月鉱工業生産 [前月比] (前回0.8% 予想-0.2%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 5月鉱工業生産 [前年同月比] (前回39.3% 予想22.2%)
  • 20:00 (南ア) 5月小売売上高 [前年同月比] (前回95.8% 予想12.5%)
  • 20:00 (トルコ) トルコ中銀・政策金利公表 (現行19.00%)
  • 21:30 (加) 5月製造業出荷 [前月比] (前回-2.1% 予想0.8%)
  • 21:30 (米) 6月卸売物価指数 [前月比] (前回0.8% 予想0.5%)
  • 21:30 (米) 6月卸売物価指数 [前年同月比] (前回6.6% 予想6.7%)
  • 21:30 (米) 6月卸売物価指数・コア指数 [前月比] (前回0.7% 予想0.4%)
  • 21:30 (米) 6月卸売物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回4.8% 予想5.1%)
  • 23:00 (加) カナダ銀行・政策金利公表 (現行0.25% 予想0.25%)
  • 23:30 (米) 週間原油在庫統計 (前回-686.6万バレル)
  • 01:00 (米) パウエルFRB議長・議会証言(米下院金融サービス委員会)
  • 02:00 (英) ラムスデン英中銀副総裁講演
  • 02:30 (米) カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁「討論会参加」
  • 03:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
  • 米企業決算:バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、ブラックロック、デルタ航空

7月14日の相場見通し

昨晩は、強い米消費者物価指数を受けて、ドル買いが優勢となりましたが、本日は、パウエルFRB議長が、金融政策や経済情勢に関する半期に一度の議会証言を行います。一部の早期テーパリング開始観測に対して、「インフレは一過性」と繰り返してきたパウエルFRB議長ですが、昨晩の強い消費者物価指数の結果にも、同様の発言を繰り返すのか注目となりそうです。恐らく同様のスタンスを維持すると思われますが、ただ、それを市場が信じるかは不透明です。もし、鎮静化に失敗した場合、本日も米長期金利上昇や株価の下落が、リスク回避の動きにつながり易いので注意しておきましょう。

金融政策としては、NZ準備銀行、トルコ中銀、カナダ銀行が政策金利を公表します。政策金利の変更は想定されていませんが、NZ準備銀行やカナダ中銀は、テーパリング強化やタカ派的な声明を発表する可能性があることは留意しておきましょう。ただ、一定織り込みもあることで、NZドルやカナダドルが一時的に買われても、追いかけるのは避けておいた方が良さそうです。

一方トルコ中銀に関しては、直近インフレ率の高止まりが指摘されていますが、エルドアン大統領の圧力もあって、最低据え置きとなりそうです。その場合は一応安心感となりますが、無いとは思いますが、もし、利下げの可能性などが示唆された場合、大暴落のリスクをはらんでいることは、留意しておきましょう。

経済指標としては、豪7月消費者信頼感指数とウエストパック消費者信頼感指数、日本の5月鉱工業生産・確報値と設備稼働率、英6月消費者・小売物価指数、ユーロ圏5月鉱工業生産、加5月製造業出荷、米6月卸売物価指数とベージュブックなどが発表されます。

個別の指標で一定の反応がありそうです。特に昨晩の米消費者物価指数が強かったことで、今夜の卸売物価指数も強い結果となるなら、ドル相場を支えそうです。ただ、既に一定の織り込みもあり、発表後の動きには注意して対応しましょう。

7月14日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

NZドル・ドル

  • 予想レンジ:0.6900~0.7000
  • 基本戦略: 戻り売り
  • 予想時間:07:28 予想時レート:0.6948

上昇が月足の雲の上限を超えて0.7465まで一時拡大も、これをトップに、その後は調整が続いている。

上値は、0.7010-20の転換線と絡む位置から基準線の0.7066が抑えると弱く、0.7105の戻り高値を越えても、0.7131の雲の下限、0.7155-60,の戻り高値、雲の上限と絡む0.7210-43,0.7272-95と売りが出易い。0.7317の戻り高値を越えて、0.7360-86の窓の上限が視野となるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで0.7465を超えて、0.7525の戻り高値まで視野となるが、上抜けは不透明だが、2017年7月の高値0.7559まで超えると0.7625-45、0.7890-0.8036までターゲットとなる。

一方下値は、0.6917の安値を割れると0.6876-0.6916、0.6782-0.6838まで視野となるが、それ以前の高値圏が支えると良いが、0.6752を割れると0.6680、0.6590を維持できずに、更に0.6547-54、0.6512や0.6490の安値まで順次割れると0.6382-86から過去の高値となる0.6177ゾーンまで視野となるが、長期サポートからは、買い位置となる。このリスクは、0.5920や0.5844割れとなる。

従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、反発があれば売り場探し。上値は、0.7010を前に、0.6980前後が抑えると売っても、ストップは0.7010越え。ターゲットは、現状の安値の0.6917が維持されると利食いだが、割れても0.69前後からは利食いを優先したい。また超える動きがあっても、0.7105をストップに、0.7040-80ゾーンで売り直して、この場合のターゲットは、0.70が逆サポートするなら利食い、また割れても同様に0.6917を前にしっかりと利食っておきたい。

パウエル発言が波乱となるか?2021年7月14日

カナダドル円

  • 予想レンジ:87.70~89.00
  • 基本戦略:逆張り
  • 予想時間:07:34 予想時レート: 88.39

上昇が、月足の雲の上限を超えて91.19まで拡大もトピッシュとなり、調整が日足の雲を割り込み、87.11まで拡大も更なる展開となっていない。

上値は、期住専の88.96が抑えると弱く、超えても89.13の戻り高値、90.11-19の戻り高値に雲の上限、90.22-41の戻り高値圏、更に90.80-91.00が再Capすると上値は追えない。あくまで91.19を超えて月足の91.58-91.64の戻り高値圏などが視野となる。ただ、既に上昇が3段階となっており、危険水準、またこういった位置は月足の106.52の高値をトップとしたショルダーの上限で上値を押さえ易いことは、留意しておきたい。

一方下値は、87.45-00の維持では良いが、87.11の直近安値を割れると87.14-56、86.01-35の戻り安値圏などが視野となるが、維持すると更に突っ込み売りは出来ないが、85.44の戻り安値を割れると調整が深まる可能性となり、84.11-45ゾーン、83.52-59の戻り安値、83.04-20の戻り安値圏、81.97-82.35ゾーン、81.88の戻り安値、81.16-58順次視野となるが、過去の高値圏からは買いが入り易い。ただし、80.99を割れると80.38-57の戻り安値、80.15の戻り安値を割れると下落拡大リスクが高まり、79.82-94の戻り安値、また79.24の戻り安値まで割れると78.72、78.08-23まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、77.93や77.63を割れると調整が76-77円ゾーンまで視野となる。このリスクは、75.58、74.77、73.77の安値を順次割れるケースとなる。

従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ず、逆張り的な戦略。下値は88円前後が維持されるとこういった位置から87.50まで買い下がって、ストップは87.11割れ。ターゲットは、88.72-89.13ゾーンが抑えると利食い優先で、また89.13を越えるまでは売りも狙うが、超えるなら89.50前後から売り場探し。ストップは90.20越えで、こういった売りのターゲットは、88円が維持されるなら、しっかりと利食っておきたい。パウエル発言が波乱となるか?2021年7月14日

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