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おはようございます。だいまんです。
2021年10月6日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米9月ISM非製造業指数が、予想を上回ったことで、米10年物国債利回りが、1.538%まで上昇、米株価3指数が、揃って堅調に反発したことで、円売りが優勢となった。ただ、ウォーレン上院議員が、複数のFRB要人の金融取引関連の不祥事に対して、「パウエルFRB議長は、リーダーとして不適格」と発言、再任についても否定的な見解を示し、イエレン財務長官は、「債務上限を引き上げられなかった場合、ドルの準備状況に損害を与え、景気後退を引き起こす」、ゲオルギエバIMF専務理事が、「来月の経済見通しで、世界経済の成長率見通しを引き下げる」と発言したが、悪影響は見えなかった。
ドル円は、111.56まで上昇、ユーロドルは、1.1581から1.1613揉み合い、ポンドドルは、1.3600から1.3648で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が129.39、ポンド円が152.06、オージー円は81.36、NZD円が77.72、カナダ円は88.84まで一時反発した。
10月6日の注目材料
・中国市場休場(国慶節)
・08:30 (日) 黒田日銀総裁講演(日米財界人会議)
・10:00 (NZ) NZ準備銀行・政策金利公表 (現行0.25% 予想0.50%)
・15:00 (独) 8月製造業新規受注 [前月比] (前回3.4% 予想-2.0%)
・15:00 (独) 8月製造業新規受注 [前年同月比] (前回24.4% 予想16.5%)
・17:30 (英) 9月建設業PMI (前回55.2 予想54.0)
・18:00 (ユーロ圏) 8月小売売上高 [前月比] (前回-2.3% 予想0.9%)
・18:00 (ユーロ圏) 8月小売売上高 [前年同月比] (前回3.1% 予想0.4%)
・19:30 (英) ジョンソン首相演説(保守党党大会)
・21:15 (米) 9月ADP全米雇用報告 [前月比] (前回37.4万人 予想45.0万人)
・22:00 (米) ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
・23:30 (米) 週間原油在庫統計 (前回+457.8万バレル)
・欧州連合・首脳会議
・英保守党大会(~6日)
10月6日の相場見通し
昨晩は、直近の株安が一定の反発となったことで、リスクオフ相場に巻き戻しが優勢となりました。ただ、株価は、あくまで売られ過ぎの反動であることは、留意しておきましょう。
本日金融政策としては、NZ準備銀行が政策金利を公表します。市場では、0.25%の利上げが想定されていますが。一定の織り込みがあることで、利上げ幅などが広がるケースがないとサプライズとならない。ただ、声明などで、更なる利上げの可能性が示唆されるか大きな焦点となりそうです。
経済指標としては、独8月製造業新規受注、英9月建設業PMI、ユーロ圏8月小売売上高、米9月ADP全米雇用報告などが発表されます。
注目は、ユーロ圏8月小売売上高は、弱めが想定されています。予想比更に弱い結果が出た場合、ECBの慎重スタンスが続く可能性から、ユーロ相場の上値を押さえそうです。一方米国では、週末の雇用統計の発表を引けて、9月ADP全米雇用報告が焦点となりますが、9月の非農業部門雇用者数は、給付金の停止や学校の再開で、強い結果が想定されています。強い結果が見えた場合、米長期金利を押し上げ、更に円売りが拡大するか注目となりますが、実際直近の週間新規失業保険申請件数を見ると弱い結果が続いています。期待感が強いだけに、厳しい結果となった場合、失望の動きも広がり易いことは、注意しておきましょう。
10月6日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
AUDNZD
・予想レンジ:1.0400~1.0500
・基本戦略: 戻り売り
・予想時間:07:51 予想時レート:1.0472
AUD/NZD相場は、歴史的な安値0.9994から反発も、1.1044や1.0948で上値を押さえられて、1.0280まで調整も、現状はこれを維持する形。スロー・ストキャスティクスも反転上昇となっており、下値が底堅くなるか注目したい。
上値は、雲の下限と絡む1.0493が抑えると弱い。超えても1.0543-67の戻り高値に雲の上限が位置しており、売りが出易い。あくまで1.0605-16の戻り高値圏を越えて、1.0641-61,1.0722などの戻り高値が視野となるが、上抜けは不透明で、1.0742を越えて、1.0762-67、1.0779-1.0801の戻り高値が視野となるが売りが出易い。1.0814―23の戻り高値を越えて、1.0835-56,1.0867-77、1.0885-1.0911ゾーンが視野となるが、上抜けは不透明で、1.0948を越えて、1.10のサイコロジカルがターゲットとなるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで1.1044の高値を超えて、1.1174や11289の高値を目指す動きとなるが、現状は更なる上昇は不透明となる。
一方下値は、転換線や基準線と絡む1.0376-98の維持では強く、割れても1.0344,1.0290-315の戻り安値の維持では、更に突っ込み売りは出来ないが、1.0280の安値を割れると1.0222,1.0173、1.10119などが順次視野となるが、サイコロジカルな1.0000のパリティを含めて維持できれば良いが、歴史的な安値となる0.9994まで割れると、どこまで調整が深まるか不透明なので大注意となる。
従ってデイの戦略としては、NZ中銀次第だが、戻りでは売場探し。上値は、1.0493が抑えるならこういった位置から、日足の雲と絡む1.05ミドルと売り場を探して、ストップは、1.0616越え。ターゲットは、1.04前後の維持では利食いとなる。また、こういった位置から1.03台は、買い下がりも検討されるが、ストップは1.0280割れ。この買いのターゲットは、下落前に安値1.0435が抑えられると利食い優先となる。
NZD円
・予想レンジ:77.20~78.00
・基本戦略: 押し目買い
・予想時間:08:08 予想時レート: 77.61
上昇を80.19でトピッシュとして、下値を74.57まで拡大するも、現状この位置を維持して反発的。スロー・ストキャスティクスが反転上昇に転じており、押し目では買いが入り易い。
上値は、78.16の戻り高値で、日足のレジスタンスが抑えると弱い。78.66の戻り高値を越えて、78.77の上ヒゲ、78.89-79.15の戻り高値、79.40-80ゾーンが視野となるが抑えると上値は追えない。あくまで上値は80.19を越えて、80.62の月足の雲の上限、サイコロジカルな81円、82-83円がターゲットとなるが、88.90の高値を超えるまでは、更に上昇期待は厳しい。
一方下値は、76.85-99の戻り安値圏、76.67の雲の上限の維持では良いが、76.34-44の安値を割れると76.08-26の戻り安値、74.96-75.50の戻り安値が視野となるが維持では良いが、74.57の直近安値を維持出来ずに、74.13や73.66の安値まで割れると73.20-27、72.82-85ゾーンまでターゲットとなる。こういった位置は一旦維持される可能性はあるが、72.73まで割れると72.26、71.68-86ゾーン、71.49-53の日足の窓の上限まで割れると相場が崩れ気味となり、窓の下限となる70.48-52、69.71-70.00、69.37-45の戻り安値圏まで視野となるが維持では更に突っ込み売りは出来ない。リスクは68.88や68.65の安値、下限レンジ最安値となる68.21を割れるケースで、その場合下落が加速するリスクが高まり、67.53の戻り安値、66.32-66.59の戻り安値圏なども視野となるが、長期のサポートが控える。更に割れても過去の揉み合いレンジとなる63.10-66.17ゾーンなどは底堅い位置となりそう。このリスクは61.79割れとなる。
従ってデイの戦略としては、上値追いは避けて、押し目があれば買い場探し。まず、77.20-40の維持では買って、ストップは77円割れ。または、76.65-85まで買い下がるなら、ストップは76.34-44割れ。ターゲットは、77.80-00がCapされると利食い優先。またこの位置がCapされるなら売りを狙っても、ストップは78.16越えで、この売りのターゲットは、77円ミドルの維持では、軽く利食っておきたい。