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おはようございます。だいまんです。
2021年10月26日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、手掛かり難もあって、総じて様子見ムードの相場展開が続いた。米10年物国債利回りは、1.673%から1.621%まで低下したが、ドル売りは見えなかった。またNY株価3指数は、ダウが最高値を更新するなど堅調に推移したが、リスク志向の動きは広がっていない。
ドル円は、113.51から113.92まで一時反発も、このレンジで上下、ユーロドルは、独10月ifo企業景況感指数が、4か月連続で悪化、ドイツ連邦銀行が、月報で「ドイツの経済成長は第4四半期に大幅に減速」との見解を示したことあって、1.1591まで売り込まれ、ポンドドルは、1.3792から1.3742で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が131.86まで下落、ポンド円は156.83から156.17で上下、オージー円が85.31から84.96、NZD円は81.60から81.01で揉み合い、カナダ円は82.14から91.70まで売りに押された。
10月26日の注目材料
- 08:50 (日) 9月企業向けサービス価格指数 [前年同月比] (前回1.0% 予想1.1%)
- 19:00 (英) 10月CBI小売売上高調査 (前回11)
- 22:00 (米) 8月住宅価格 [前月比] (前回1.4% 予想1.5%)
- 22:00 (米) 8月月次住宅価格指数 [前月比] (前回348.4)
- 22:00 (米) 8月月次住宅価格指数 [前年比] (前回19.2%)
- 22:00 (米) 8月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前年同月比] (前回20.0% 予想20.0%)
- 22:00 (米) 8月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前年比] (前回19.9%)
- 23:00 (米) 9月新築住宅販売件数 [年率換算件数] (前回74.0万件 予想75.6万件)
- 23:00 (米) 9月新築住宅販売件数 [前月比] (前回1.5% 予想2.2%)
- 23:00 (米) 10月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数 (前回109.3 予想108.5)
- 23:00 (米) 10月リッチモンド連銀・製造業指数 (前回-3 予想5)
- 23:00 (米) 10月リッチモンド連銀・サービス業売上高指数 (前回-3)
- 23:00 (米) 10月リッチモンド連銀・製造業出荷指数 (前回-1)
- 23:30 (米) 10月ダラス連銀・サービス売上高指数 (前回14.5)
- 23:30 (米) 10月ダラス連銀・サービス部門信頼感指数 (前回8.3)
- 00:45 (ユーロ圏) ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
- 02:00 (米) 財務省・2年物国債入札(600億ドル)
- EU・エネルギー危機巡り臨時会合
- 米下院金融委小委員会・中国企業の米上場に関する公聴会
- 本邦企業決算:オービック、日立金属、東洋シヤッター、弁護士ドットコム、日立建機、日本電産、富士通ゼネラル、スタンレー電気、シマノ、キヤノン、信越ポリマー
- 欧企業決算:オランジュ、UBSグループ、ノバルティス
- 米企業決算:マイクロソフト、アルファベット、ビザ、イーライリリー、テキサス・インスツルメンツ、ユナイテッド・パーセル・サービス、AMD、レイセオン・テクノロ
- ジーズ、GE、3M、ツイッター、コーニング
10月26日の相場見通し
昨晩は、揉み合い気味の展開に留まりました。今週はECB理事会、来週はFOMCが予定されています。こういったイベントを控えて、様子見ムードが続く可能性に、留意して対応しましょう。
経済指標としては、日本の9月企業向けサービス価格指数、英10月CBI小売売上高調査、米国では、8月住宅価格、8月S&P/ケース・シラー住宅価格指数と9月新築住宅販売件数、10月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数、10月リッチモンド連銀・製造業指数やダラス連銀・サービス売上高指数などが発表されます。
注目は、米国の経済指標となりそうですが、住宅関連の指標は、予想を下回っても、価格の上昇や労働力問題が、影響を与えているだけで、米住宅指標の良好さが変わらない結果であれば、悪影響は少なそうです。ただ、センチメント関連の指標は直近弱めの結果が続いています。コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数などのソフト・データーは、弱い結果が、一時的なドル売りにつながるか注意しておきましょう。
株価面では、米企業決算が続きます。決算発表を受けた株価の動向に注目ですが、ただ、直近の為替市場は、株価にあまり反応を見せていないことは、留意してきましょう。
その他、本日米国の2年物国債の入札が実施されます。米長期金利は、上げ渋っていますが、今日の2年債の入札の影響は少ないとしても、明日以降の5年や7年債の入札を受けた米長期金利の動向には、引き続き注目して対応しましょう。
10月26日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ:1.3680~1.3810
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:06:45 予想時レート:1.3769
高値を1.4251でCapされて、下落が1.3412まで拡大も、これを維持して、日足の雲や90日移動平均を超える展開。ただ、若干レジスタンスの上抜けが確定できず、また、スロー・ストキャスティクスも買われ過ぎで反転下落気味となっており、現状揉み合い気味相場も、レンジの下方ブレイクは注意して対応したい。
上値は、直近の戻り高値1.3835を越えて、1.3854の戻り高値が視野となるが、上抜けは不透明。あくまで1.3914の戻り高値を越えて一定の上昇期待となるが、1.3934-58の戻り高値圏、1.3984や1.4009-1.4035の窓を超えて1.4134の戻り高値、1.4186-1.4203の戻り高値圏が視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで1.4251の高値を越えて、1.43のサイコロジカル、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377が視野となるが、この位置までほとんど目立ったポイントがなくなることで、1.4250,1.4300や1.4350のサイコロジカルが上値を抑えるか注目したい。
一方下値は、転換線と絡む1.3710-17の維持では強いが、割れると基準線と絡む1.3649-65の戻り安値が視野とあるが、維持では堅調も、1.3571-76の戻り安値圏や1.3532-45を維持出来ない場合、1.35のサイコロジカル、1.3434の戻り安値圏が視野となるが、維持では良いが、1.3412を割れると1.3304-50の戻り安値まで視野となる。この最大のリスクは、1.3188や1.3135の下ヒゲを割れるケースで、その場合相場は崩れ気味となり1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。ただ、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。
デイの戦略としては、現状は揉み合い気味で、逆張りスタンスとなるが、上値は、1.3835をストップに、1.38方向への上昇で売りを狙って、ターゲットは1.3705-40ゾーンが維持されると利食いで、またこの位置は買っても、割れると調整が深まる可能性があり、割れるとしっかりとストップ・アウトする形からターゲットは、1.38前後のCapでは利食いながら対応したい。また、1.37を割れるケースがあれば、1.36ミドルから1.36前後と買い下がりで、このストップは1.3565割れの深めに置いて、ただ、こういった下落では、1.3700-50が抑えると利食いとなる。
NZドル円
- 予想レンジ:81.00~82.00
- 基本戦略: 逆張りだが、深押しは買い狙い
- 予想時間:07:06 予想時レート: 81.46
下値を74.57や76.64で維持して、反発が82.51まで拡大。ただ、スロー・ストキャスティクスが、買われ過ぎ圏にあって、一旦高値付きの可能性もあり、上値は追いは厳しい。
上値は、82円前後が抑えると弱いが、82.51を越えると、月足からは82.75-83.00、83.80-90の月足のリバースH&Sのネックラインが視野となるが、売りが出易い。84.90の戻り高値を越えて、87.20-88、89.26,91.02などが視野となるが、92.40や94.03の戻り高値を前に、上抜けは不透明となる。
一方下値は、80.56-81.01の戻り安値圏で、転換線と絡む位置の維持では強いが、割れると79.86-04の窓の下限、78.81-08の更なる窓の下限で、基準線と絡む位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし、78.38-54を割れると77.84-92の窓の下限まで視野となるが、サポートが控える形、また割れても77.31-58、76.67-94の雲と絡む位置の維持では堅調が続くが、76.34-44を割れると75.50-76.08ゾーン、74.96の戻り安値まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、74.57の直近安値を維持出来ずに、74.13や73.66の安値まで割れると73.20-27、72.82-85ゾーンまでターゲットとなる。こういった位置は一旦維持される可能性はあるが、72.73まで割れると72.26、71.68-86ゾーン、71.49-53の日足の窓の上限まで割れると相場が崩れ気味となり、窓の下限となる70.48-52、69.71-70.00、69.37-45の戻り安値圏まで視野となるが維持では更に突っ込み売りは出来ない。リスクは68.88や68.65の安値、下限レンジ最安値となる68.21を割れるケースで、その場合下落が加速するリスクが高まり、67.53の戻り安値、66.32-66.59の戻り安値圏なども視野となるが、長期のサポートが控える。更に割れても過去の揉み合いレンジとなる63.10-66.17ゾーンなどは底堅い位置となりそう。このリスクは61.79割れとなる。
従ってデイの戦略としては、上値追いは避けて、押し目があれば買い場探しは変わらないが、一旦上値つきの可能性もあり、戻りでは売りも狙ってみたい。上値は、82.51をストップに82円前後のCapでは売りを狙っても、ターゲットは、81円前半が維持されると利食いとなる。81円前半の買いは、ストップを81円割れ。または更に買い下がっても、ストップは80.55割れとして、ターゲットは、こういった下落が先となった場合、81円ミドルが抑えると利食い、超えても82円前後では、利食いを優先しておきたい。