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おはようございます。だいまんです。
2020年9月24日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、軟調な株価を受けて、リスクオフのドル買い買いが優勢となった。NYダウは、パウエルFRB議長の議会証言で、「考えられる措置は基本的に全て実施した」との発言もあって、176ドル高から572ドル安までじり安となった。
ドル円は、104.93を安値に105.49まで反発、ユーロドルは、欧州各国PMIの速報値が無難な結果となったことで1.1719まで反発後、対ポンドでの売りもあって1.1652まで下落、ポンドドルは、EU臨時首脳会議を控えて、バルニエ氏のコメントが交渉に前向きと捉えられたことで、1.2676から1.2777まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が122.58から123.19、ポンド円は133.14から134.63まで反発した。
9月24日の注目材料
- 南アフリカ市場休場(伝統文化継承の日)
- 07:45 (NZ) 8月貿易収支 (前回2.82億NZドル 予想-3.50億NZドル)
- 08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事録公表(7月14-15日開催分)
- 15:45 (仏) 9月企業景況感指数 (前回91 予想94)
- 16:30 (スイス) スイス国立銀行・政策金利公表 (現行-0.75% 予想0.75%)
- 17:00 (独) 9月ifo企業景況感指数 (前回92.6 予想93.8)
- 17:00 (独) 9月ifo企業景況感・期待指数 (前回97.5 予想98)
- 17:00 (独) 9月ifo企業景況感・現況指数 (前回87.9 予想90.1)
- 17:00 (ノルウェー) ノルゲバンク・政策金利公表 (現行0.00% 予想0.00%)
- 19:00 (英) 9月CBI小売売上高 (前回-6)
- 20:00 (トルコ) トルコ中銀・政策金利公表 (現行8.25% 予想8.25%)
- 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回86.0万件 予想85.0万件)
- 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回1262.8万人)
- 23:00 (米) 8月新築住宅販売件数 [前月比] (前回13.9% 予想-1.0%)
- 23:00 (米) 8月新築住宅販売件数(年率換算件数) (前回90.1万件 予想89.2万件)
- 23:00 (米) パウエルFRB議長、ムニューシン財務長官・議会証言「CARES法(新型コロナウイルス経済救済法)について」(米上院委員会)
- 23:00 (英) ベイリーBOE総裁講演
- 00:00 (米) 9月カンザスシティー連銀総合指数 (前回14)
- 00:00 (米) 9月カンザスシティー連銀製造業活動指数 (前回23)
- 01:00 (米) ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 02:00 (米) エバンズ・シカゴ連銀総裁講演
- 02:00 (米) 7年物国債入札7(500億ドル)
- 27:00 (メキシコ) メキシコ中銀、政策金利公表 (現行4.50% 予想4.50%)
- ECB経済報告
- 臨時欧州連合首脳会議(ブリュッセル)
- 国連総会一般討論演説
9月24日の相場見通し
昨晩は、軟調な貴金属価格や株価を受けて、リスクオフ的なドル買いが優勢となりました。
北半球の冬季シーズン入りを控えて、世界的な新型コロナウイルスの再拡大懸念やワクチン開発に遅れが見えること、米国の追加経済対策が一向に進まないことなどから、資産市場に売りを誘っているようです。
本日も、こういったニュースに加えて、株価や貴金属価格の動向には、注意して対応しましょう。
また、イベントとしては、臨時の欧州連合首脳会議が開催されます。難航する英国とEUのFTA交渉の10月末期限に向けて、進捗が見えるのか大きな注目ですが、英国が、新国内法の批准など強硬な姿勢を継続するなら、ポンド相場の波乱が想定されるので注目しておきましょう。
一方経済指標としては、ユーロ圏では独9月ifo企業景況感指数とECB経済報告、英国では、9月CBI小売売上高、米国では、週間新規失業保険申請件数、8月新築住宅販売件数と9月カンザスシティー連銀総合指数などが発表されます。
引き続き経済指標に対する市場の関心度が低下していますが、 独9月ifo企業景況感指数や米国の週間新規失業保険申請件数の結果次第では、相場が一定の動きを示す可能性に注意しておきましょう。
9月24日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ: 1.2600~1.2850
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:09:23 予想レート: 1.2727
ポンドドルは、1.3482を高値に、下落が1.2670まで拡大。
ただ、下値は、過去の戻り高値となる1.2648を前に、マイナー・サポートが支えると更に突っ込み売りは出来ないが、1.2670や1.2648を割り込むと1.2435-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360や1.2252を割れると1.2200のサポートが視野となるが、こういった位置は買いが入り易い。リスクは1.2073の戻り安値割れとなる。
一方上値は、既に1.3000-1.3040の戻り高値圏に、20日移動平均が絡んで、こういった位置が抑えると弱い。超えても1.3140-70、下落がスタートとした1.3169から1.3200のサイコロジカル、1.3255-85のギャップが上値を抑えると下落リスクが継続する。あくまで1.3482や1.3513の上ヒゲを超えて、一定のあく抜け感となる。
本日は、EUの臨時首脳会合を控えて、まず上値は重くなりそうだが、それも結果次第。この点に関しては、あまり憶測を高めることは危険だが、EUが英国内法に関して、9月末までの撤回を求めており、ジョンソン首相が強硬な姿勢を継続するなら、ポンド相場の売り圧力となることは、留意しておきたい。
従ってデイ・トレードの戦略的としては、突っ込みは避けて、あくまで戻りを待って売り狙いとなるが、まずは、1.2870の戻り高値をストップ、上げないリスクを勘案するなら1.27ミドルから更に1.28前後、1.28ミドルと売り場探し。ターゲットは、1.2645-70の安値圏維持なら買い戻しで、割れても1.26前後では利食っておきたい。
また、1.2870を超えるケースでも、戻り高値1.3007をストップに、1.2900-50ゾーンを売り場を探すが、こういった上昇の場合、1.2800-50ゾーンが維持されると利食い優先となる。
一方買いは、悪いニュースが出た場合の下落が大きくなることで、中途半端な位置での買いは避けて、1.26前後は維持を確認してとなるが、できれば1.2435をストップに、1.25ミドルや1.25前後を買ってみたい。ただ、こういった場合の利食いは、1.25ミドルや1.27が上値を抑えると利食い優先となる。
豪ドル・ドル
- 予想レンジ: 0.7000~0.7150
- 基本戦略: 突っ込みは避けて、戻り売り狙い
- 予想時間:09:50 予想レート: 0.7074
豪ドル・ドル相場は、堅調な展開も0.7415を高値に調整気味。現状は、スロー・ストキャスティクスも反転下落を示しており、上値は、直近高値と0.7346の戻り高値で形成するレジスタンスが抑えると弱い形。0.7415を超えても、0.75や0.80のサイコロジカルは上値を押さえられそう。
一方下値は0.7065-69の戻り安値圏、サイコロジカルな0.70前後が維持されると日足の雲と絡めて堅調だが、割れると0.68前後の次のサポート、0.6778の戻り安値まで割れると、0.65や0,63までターゲットとなるが、こういった位置はサポートから買いが入り易い。リスクは0.6255の戻り安値割れ。
またフィボナッチ・リトレースメント(0.5508から0.7415)から見ると、一旦天井を受けた豪ドル相場の下落目途は、76.4%=0.6965、61.8%=0.6687、50.0%=0.6462、38.2%=0.6236、23.6%=0.5958となるが、前述のポイントと整合性を見ると、50%や38.2%の位置は、今後の下落ターゲットとなる。
デイ・トレードの戦略としては、0.7236の戻り高値をストップに、0.71前後は、上値のCapを見ながら、0.71ミドル、0.72前後と売り場を探すが、ターゲットは、現状の安値0.7061を維持するなら買い戻しで、またこの維持では買っても、タイトストップで対応。
更に0.70円後までの調整で買うなら、0.6963の戻り安値や。06945割れをストップ対応、更に買い下がるなら0.6875割れをストップとするが、こういった下落では、0.7000-0.7050ゾーンの反発では利食い優先となる。
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