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おはようございます。だいまんです。
2020年10月13日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、主だった経済指標の発表もなく、コロンブスデーで米債券市場が休場なこともあって、NY株価が堅調な上昇を続けるも、盛り上がりに欠けた相場展開に留まった。
ドル円は、105.62から105.24まで下落、ユーロドルは、レーンECB専務理事が、「ユーロ圏経済は、今後更に厳しい局面となる」と発言したことが重しとなり1.1827から1.1787で上下、ポンドドルは、ジョンソン首相が、パブやバー、ジムなどの規制強化を発表したが、英タイムズ紙が「15日までにFTAが妥結しない場合でも、英EUは混乱を避けるためのミニ合意を目指している」と報じたことベイリー英中銀総裁が、「マイナス金利について、現時点では考えていない」と発言したことを好感して、1.3084まで一時上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円は124.29まで下落、ポンド円は137.73から137.23で上下した。
10月13日の注目材料
- 06:45 (NZ) 9月食品価格指数 (前回0.7%)
- 08:01 (英) 9月BRC小売売上高調査 [前年同月比] (前回4.7% 予想3.5%)
- 未 定 (中) 9月貿易収支 [米ドル] (前回589.3億ドル 予想592.5億ドル)
- 未 定 (中) 9月貿易収支 [人民元] (前回4165.9億元 予想4195.0億元)
- 15:00 (英) 9月失業保険申請件数 (前回7.37万件)
- 15:00 (英) 9月失業率 (前回7.6%)
- 15:00 (英) 6-8月ILO失業率 (前回4.1% 予想4.3%)
- 15:00 (英) 8月就業者数増減 (前回-12千人)
- 15:00 (英) 8月平均賃金・除ボーナス (前回0.2%)
- 15:00 (独) 9月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回-0.2% 予想-0.2%)
- 15:00 (独) 9月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回-0.2% 予想-0.2%)
- 18:00 (独) 10月ZEW景況感調査(期待指数) (前回77.4 予想72.0)
- 18:00 (ユーロ圏) 10月ZEW景況感調査 (前回73.9)
- 21:30 (米) 9月消費者物価指数 [前月比] (前回0.4% 予想0.2%)
- 21:30 (米) 9月消費者物価指数 [前年同月比] (前回1.3% 予想1.4%)
- 21:30 (米) 9月消費者物価指数・コア指数 [前月比] (前回0.4% 予想0.2%)
- 21:30 (米) 9月消費者物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回1.7% 予想1.7%)
- 03:00 (米) 9月財政収支 (前回-2000億ドル)
- 国際通貨基金・世界銀行年次総会(テレビ会議)
- IMF世界経済見通し公表
- アップル製品発表イベント開催
- 米企業決算:ジョンソン&ジョンソン、JPモルガン、シティグループ、ブラックロック、デルタ航空
10月13日の相場見通し
昨晩は、主だった経済指標の発表もなく、コロンブスデーで米債券市場が休場なこともあって、NY株価が堅調に上昇しましたが、盛り上がりに欠ける相場展開に留まりました。
本日は、経済指標の発表も多く、一定の動きが見えるか注目ですが、経済指標としては、中国の9月貿易収支、英国の9月雇用統計、ドイツとユーロ圏の10月ZEW景況感調査、米国では、9月消費者物価指数の発表が焦点となりそうです。
経済指標に対する関心度は低下していますが、中国の貿易収支は、中国の景気回復を裏付ける結果となるなら株価を支え、英国では、FTA交渉の不透明感から弱い結果となると、ポンドドルの売り要因、ユーロ圏では、比較的堅調な指標結果が続く中、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、ZEW景況感調査に、弱い結果が見えた場合、サプライズ的にユーロ相場の上値を押さえそうです。また米国では、なかなか上昇しない物価指数を睨んで、9月消費者物価指数の結果が弱い場合、FRBの長期の低金利維持の思惑につながり易いですが、ただ、こういった面は、織り込み程度の反応に留まりそうです。
その他では、IMFが世界経済見通しを公表します。前回から見通しの引き上げがあれば良いですが、弱い結果は株価の圧迫要因となりそうです。また、本日から7-9月期の米企業決算がスタートします。アップル製品発表イベントもって、弱い決算やアップルの新製品に対して失望感が高まった場合、株価の売り要因となることは、留意しておきましょう。
また、本日は、アストロ的に水星の逆行の開始日で、重要変化日となっており、現状の動きに変化が出るか注目したい。
10月13日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ: 1.2950~1.3100
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間: 07:47 予想時レート:1.3066
ポンドドルは、1.3482を高値に、下落が1.2676まで拡大も過去の高値1.2648を前に下げ止まりを見せて反発が継続している。また、この展開から20日移動平均やスロー・ストキャスティクスも反転上昇を強めており、当面底堅い展開から上値トライの可能性に注目したい。
ただ、上値は、1.3008-36の窓の下限を超えたが、上限が1.3140-70ゾーンに控えており、こういったCapでは上値追いも厳しい。また上抜けても1.3231レベルに日足の雲の上限、1.3255-85にギャップ、1.3358-1.3403に戻り高値圏が控えて、上抜けは不透明で、あくまで1.3482や1.3513の上ヒゲを超えて、一定のあく抜け感となる。
一方下値は、サポートから既に1.3000前後から1.2950前後の転換線が支えると強い。1.2845を割れて、1.2806-1.2837ゾーン、1.2752の戻り安値の維持では、更に下落は拡大しない。リスクは1.2676や1.2648を割り込むケースで、その場合1.2435-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360や1.2252を割れると1.2200のサポートまで視野となるが、こういった位置は、引き続き買いが入り易い。リスクは1.2073の戻り安値割れとなる。
デイ・トレードの戦略としては、英欧のFTA交渉に楽観的な見方で、ショート・カバー中心に上昇しているが、上値は避けて押し目は買いだが、積極的なら1.3220-30への調整を買って、ストップは1.3005割れまたは、様子見から1.2970-00ゾーンから1.29ミドルまで買い下がって、ストップは1.2921割れなどで対応する。
ターゲットは1.3083の現状の高値が抑えると利食い優先となる。また、EU首脳会議を前に、利食いも出易く、上値での売りは、1.3083を超えないならこれをストップに検討も、超える動きが見えた場合、1.3100-50ゾーンを売って、ストップを1.3205越えなどで一旦対応したい。た、売りの場合も1.30が維持されると利食い優先が良い。
ポンド円
- 予想レンジ: 136.50~138.30
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:08:49 予想時レート:137.62
ポンド円は、142.72の高値から調整を133.05で維持して反発が続いている。またスロー・ストキャスティクスも反転を強め、基準線を上回る展開。ただ、上値は、過去のネックラインとなる137.76-138.35ゾーンを超えることが出来ておらず、抑えると上値追いも厳しい。また138.36-38の窓の下限を超えても、139.60-140.00の窓の上限、日足の雲の上限が140円前後に控えて、こういった位置が上値を抑えると更なる上昇も厳しい。また更なる上昇があっても、141.00から141.98の戻り高値圏を超えるかは不透明で、あくまで142.73の高値を超えるまでは、再度の強気となるのは厳しそうだ。
一方下値は、136.69-80ゾーンが日足のサポート、基準線の136.52が支えると堅調も、135.83の戻り安値を割れると135.06、更に割れると133.62-84の戻り安値圏まで視野となるが、維持では更に下落は拡大しない。ただし、133.05や132.95の戻り安値割れると132円、131.78の安値まで割れるとサイコロジカルな130円までターゲットとなる。
従ってデイの戦略としては、上値追いは避けて、60分足のサポートが位置する137円前後の維持では買って、ストップは136.69-79割れ。また割れても136円ミドルから136円まで買い下がって、ストップは135.83割れとなる。
ターゲットは、137.70-80を超えられないなら利食い優先となるが、超えるなら、138.00-35ゾーンは利食い優先で、この位置の売りは、138.50越えなどで対応となる。売りの場合の137円ミドルや137円が維持されると利食い優先となる。