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おはようございます。だいまんです。
2020年10月28日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて軟調な株価が続く中、リスクオフの動きは広がらず、総じて揉み合いの展開に留まった。米9月耐久財受注や10月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回った一方、コンファレンスボードの10月消費者信頼感指数が予想を下回り、相場の反応は限られた。尚英欧仏の株価指数はマイナス圏で引け、ナスダック指数は、プラスで引けたが、NYダウとS&Pは、企業決算を嫌気する形で続落した。
ドル円は、104.84から104.39まで下落、ユーロドルは、フランスではコロナ感染による死者数が拡大、マクロン大統領が、新たなコロナ対策について発表すると報じられたが影響は薄く、1.1796から1.1839まで一時反発、ポンドドルは、1.3002から1.3080まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が123.40まで下落、ポンド円は136.60から136.16で上下、オージー円が74.80から74.47に軟化したが、NZD円は69.93から70.24まで反発、カナダ円は、トランプ大統領が、カナダ産アルミニウムへの追加関税を示唆したが、79.55から79.28の小動きに留まった。
10月28日の注目材料
- イスタンブール市場休場(共和国宣言記念日前夜)
- 09:30 (豪) 第3四半期消費者物価 [前期比] (前回-1.9% 予想1.5%)
- 09:30 (豪) 第3四半期消費者物価 [前年同期比] (前回-0.3% 予想0.7%)
- 09:30 (豪) 第3四半期消費者物価・中銀トリム平均値 [前年比] (前回1.2%)
- 09:30 (豪) 第3四半期消費者物価・中銀トリム平均値 [前期比] (前回-0.1%)
- 09:30 (豪) 第3四半期消費者物価・中銀加重中央値 [前年比] (前回1.3%)
- 09:30 (豪) 第3四半期消費者物価・中銀加重中央値 [前期比] (前回0.1%)
- 16:00 (独) 9月輸入物価指数 [前月比] (前回0.1% 予想-0.3%)
- 16:00 (独) 9月輸入物価指数 [前年同月比] (前回-4.0% 予想-4.8%)
- 16:45 (仏) 10月消費者信頼感指数 (前回95 予想93)
- 18:00 (南ア) 9月消費者物価指数 [前月比] (前回0.2% 予想0.2%)
- 18:00 (南ア) 9月消費者物価指数 [前年同月比] (前回3.1% 予想3.0%)
- 18:00 (スイス) 10月投資家信頼感指数 (前回26.2
- 20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] (前回-0.6%)
- 21:30 (米) 9月卸売在庫・速報値 (前回0.5%)
- 21:30 (米) 9月小売在庫・除自動車・速報値 (前回0.9%)
- 21:30 (米) 9月財貿易収支・速報値 (前回-829.4億ドル)
- 23:00 (加) カナダ銀行・政策金利公表 (現行0.25% 予想0.25%)
- 23:30 (米) 週間原油在庫 (前回-100.2万バレル)
- 02:00 (米) 5年物国債入札(550億ドル)
- 02:00 (米) 2年物変動利付国債入札
- 中国第19期中央委員会第5回総会
- アルファベット、フェイスブック、ツイッターCEO・上院委員会で証言
- 米企業決算:ビザ、マスターカード、UPS、アムジェン、ボーイング、ギリアド・サイエンシズ、ゼネラル・エレクトリック、イーベイ、フォード・モーター、ウエスタンデジタル
10月28日の相場見通し
欧米で、新型コロナウイルスの感染再拡大が広がる中、景気後退懸念から株価が軟調な展開を続けていますが、引き続きリスクオフの動きはあまり広がっていません。米国の大統領選を睨んで、様子見ムードが既に出ているのかもしれません。
金融政策としては、カナダ中銀が政策金利を公表します。現在0.25%の政策金利は据え置きが想定されています。 これ自体は織り込みの範囲ですが、カナダでも、新型コロナウイルスの感染が再拡大しています。緩和強化などが声明で示された場合、カナダドル相場の上値を押さえそうです。
経済指標としては、豪州の第3四半期消費者物価、独9月輸入物価指数、仏10月消費者信頼感指数、南アの9月消費者物価指数、米国では、9月卸売在庫や財貿易収支の速報値が発表されます。ただ、豪州を除くと重要な指標はなく、経済指標が市場に与える影響は限定されそうです。その他、月末に向けたフローの動き、米国の大統領選に対する思惑、新型コロナウイルス感染再拡大やワクチンに関する報道、企業決算を受けた株価の動きなどに引き続き注目して対応しましょう。
10月28日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンド円
- 予想レンジ: 135.50~137.00
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:09:35 予想時レート: 136.15
ポンド円は、142.72の高値から調整を133.05で維持して反発も、戻りは日足の雲を前に、137.68-80のネックラインが上値を押さえている。 既にスロー・ストキャスティクスも反転下落気味で、今後軟調な展開となるか注目されるが、上値は、今後も日足の雲の上限が137.89で横ばいとなることで、こういった位置がお支えると弱い。138.36-38の日足の窓の下限を超えて、139.60-140.00の窓の上限、サイコロジカルな140円が視野となるが、上値を抑えると更なる上昇も厳しい。また更なる上昇があっても、141.00から141.98の戻り高値圏を超えるかは不透明で、あくまで142.73の高値を超えるまでは、再度の強気となるのは厳しそうだ。
一方下値は、135.91の戻り安値から基準線となる135.47が維持出来れば良いが、135.38を割れると135.06、133.62-84の戻り安値圏まで視野となるが、維持では更に下落は拡大しない。ただし、133.05や132.95の戻り安値割れると132円、131.78の安値まで割れるとサイコロジカルな130円までターゲットとなる。
デイの戦略としては、月末に向けてポンドの買い戻しフローが出易いが、テクニカル面では、戻り売りが好まれる形。また、英欧FTA交渉の状況も注意しておきたい。
上値は、136円ミドルへの反発から137円値方向への上昇で慎重な売り上がり。ストップを近めとするなら137.08や137.34越え。または137円ミドルまで売り上がるなら、ストップは137.80越えとなる。ターゲットは、136円前後が維持されると買い戻しも、割れるなら135円ミドルでは利食いたい。また、こういった位置の買いは、維持を確認しながら、ストップは135.38割れ。利食いは136円ミドルを前に、上げ渋りではしっかりと利食いとなる。
またもし、135.38を割れると135円から134円ゾーンは買い狙いとなるが、133,95を割れるなら止めるスタンス。利食いは、こういった下落では、135.38のそれまでの安値が上値を抑えるなら利食い優先となる。
ユーロポンド
- 予想レンジ: 0.8995~0.9075
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:09:36 予想時レート:0.9040
ユーロポンド相場は、0.8866を下値に反発が、0.9292でCapされて、調整気味。ただ、スロー・ストキャスティクスが、再下落を示しおり、直近レンジの下限を割り込むと調整リスク。
下値は0.9007の戻り安値割れから0.8900-62ゾーンの戻り安値圏がターゲットとなるが、維持では良いが、0.8866の安値を割り込むと、0.8800前後のサイコロジカル、0.8671の戻り安値を割れると相場が崩れ、0.8600までターゲットとなるので注意しておきたい。
一方上値は既に、0.9106-07の戻り高値、基準線となる0.9113、0.9135の日足の雲の上限に日足のレジスタンスが控え抑えると弱い。0.9149-63や0.9181の戻り高値の上抜けから9220や0.98292を超えて0.94方向への上昇期待だが、0.9498の高値を前に、上抜けは不透明となる。
デイの戦略としては、突っ込みは避けて、0.9060-80、0.91方向への上昇で売り上がって、ストップは0.9108越え。ターゲットは、0.9020-30が維持されると利食い優先だが、0.9007-11ゾーンをしっかりと割れると、0.8962を前にしっかりと利食っておきたい。またこの位置から0.8900はでは慎重に買い場探しとなるが、ストップは0.8866割れで対応。買いの場合のターゲットは、もし0.9007-11が逆にレジスタンスとなるなら利食い優先。超えても0.9040-60ゾーンでは、しっかりと利食っておきたい。