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おはようございます。だいまんです。
2021年1月14日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、ドルの買い戻しが優勢。NYダウは、マイナス圏からスタートも、バイデン新大統領の追加経済対策に対する期待感からプラス圏を回復、ただトランプ大統領の弾劾裁判に対する警戒感が上値を抑えた。また、30年物国債の良好な入札やブレイナードFRB理事が、「正当化されると判断すれば、資産購入額を増やす用意がある」との見解を示したことで、長期金利が前日比低下するも、ドル売りにはつながっていない。また米経済指標としては、12月消費者物価指数が、2か月連続で上昇したが予想と変わらず、ベージュブックでは、「米経済活動はほとんどの地区で緩慢に拡大」とされたが、影響は限定された。
ドル円は、104.00まで反発後103.75が下値を支え、ユーロドルは、ラガルECB総裁が、「為替が物価に与える影響に極めて注意を払っている」と発言、これ自体に対する反応は見えなかったが、レンツィ元伊首相が党首を務める「イタリア・ビバ」出身の閣僚らが辞任したことを受けて、レンツィ氏は連立政権からの離脱を表明。伊政局不安が高まったことで、1.2140まで下落、ポンドドルは、対ユーロでの売りもあって1.3701を高値に1.3612まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は126.22、ポンド円が142.27から141.53、オージー円が80.27、NZD円は74.50まで売りに押されたが、カナダ円は81.93まで反発した。
1月14日の注目材料
- 06:45 (NZ) 11月住宅建設許可件数 [前月比] (前回8.8%)
- 08:50 (日) 11月機械受注 [前月比] (前回17.1% 予想-6.7%)
- 08:50 (日) 11月機械受注 [前年同月比] (前回2.8% 予想-15.5%)
- 08:50 (日) 12月国内企業物価指数 [前月比] (前回0.0% 予想0.2%)
- 08:50 (日) 12月国内企業物価指数 [前年同月比] (前回-2.2% 予想-2.2%)
- 09:01 (英) 12月英RICS住宅価格指数 (前回66 予想61)
- 未 定 (日) 黒田東彦日銀総裁・あいさつ(全国支店長会議)
- 未 定 (日) 日銀地域経済報告・さくらレポート公表
- 未 定 (中) 12月貿易収支 [米ドル] (前回754.2億ドル (754.0億ドル) 予想700.0億ドル)
- 未 定 (中) 12月貿易収支 [人民元] (前回5071.0億元 予想4664.0億元)
- 未 定 (中) 12月輸入 [前年比] (前回4.5%)
- 未 定 (中) 12月輸出 [前年比] (前回21.1%)
- 22:30 (米) 12月輸入物価指数 [前月比] (前回0.1% 予想0.7%)
- 22:30 (米) 12月輸出物価指数 [前月比] (前回0.6% 予想0.6%)
- 22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回78.7万件 予想78.5万件)
- 22:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回507.2万人 予想494.0万人)
- 23:00 (米) ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
- 01:00 (米) ボスティック・アトランタ連銀総裁「パネル討論会で司会」
- 02:30 (米) パウエルFRB議長・ウェブセミナー参加(プリンストン大学)
- バイデン氏・追加支援策について表明
- OPEC月報
- 企業決算:(日)ファーストリテーリング、(米)ブラックロック、デルタ航空
1月14日の相場見通し
昨晩は、ドルに買い戻しが出ました。直近では、日替わりでドルが動いている感じです。今夜も総じて揉み合い的な逆張り的な展開となるか注目しましょう。ただ、材料やアストロ的には、リスク回避の動きが広がり易いので、警戒感を持って対応しましょう。
経済指標としては、NZの11月住宅建設許可件数、日本の11月機械受注と12月国内企業物価指数、英12月RICS住宅価格指数、中国の12月貿易収支、米国では、12月輸入輸出物価指数と週間新規失業保険申請件数などが発表されます。
注目は、中国では景気の回復期待が強いですが、一部で感染の再拡大も見えています。弱い結果がリスクオフにつながるので注意しておきましょう。また、米国では、先週の12月雇用統計で、非農業部門雇用者数が弱かったですが週間新規失業保険申請件数などが弱いと、こちらも株価の圧迫要因となりそうです。ただ、米長期金利が低下するならドルの上値を抑えるので、どちらで反応するかは不透明感が残ることは、留意しておきましょう。
要人発言としては、FRBの要人の発言に注意ですが、特にパウエルFRB議長が、直近の長期金利の上昇に、形勢的な発言をするなら、こちらも円買い要因となる可能性に注目しましょう。
また、バイデン新大大統領が、追加の景気支援策について表明する予定です。ただ一定の織り込みもあって、内容に失望が出るなら株価の圧迫要因となる可能性に注意しましょう。
1月14日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドルスイス
- 予想レンジ: 0.8800~0.8900
- 基本戦略: 戻り売り場探し
- 予想時間:08:07 予想時レート: 0.8877
ドルスイスは、一時0.8757まで下落も、現状この位置を維持している。下値は日足の転換・基準線が位置する0.8839から0.8774-0.8821の戻り安値が維持できれば、スロー・ストキャスティクスの反転もあて、サポート形成から反転の目途が見えるが、維持出来ずにこの安値を割れると、2015年1月のスイスフランショック前の戻り安値圏となる0.8700-04、0.8240-0.8568の窓などを目指すリスクは残っているので注意。ただ、流石に歴史的な安値の0.7072を割れるとは当面想定できず、最大下げても0.8500台では、買いが入り易い。
一方上値は、既に0.8920-54の戻り安値が上値を抑えると弱く、超えても0.8979-98,0.9013の戻り高値に、日足の雲や短期レジスタナスが控えて売りが出易い。こういった位置を超えて、0.9088-93,0.9139-92,0.9207の戻り高値を超えて、0.9218-48ゾーンなどもターゲットとなるが、0.9296を超えるまでは、上昇期待は持ちづらい。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、0.89方向への上昇で売りを狙って、ストップは0.8920越え。また、0.8950越えに置いて売り上がりとなる。ターゲットは、0.88ミドルが維持されると利食いも、割れるなら0.88方向へ調整で利食って、またこの位置のいじでは買っても、ストップは0.8757割れで、この買いのターゲットは、0.8850-0.8900ゾーンが抑えると利食いとなる。
ユーロポンド
- 予想レンジ: 0.8850~0.8950
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:08:33 予想時レート: 0.8913
ユーロポンド相場は、0.8866の安値を一時割れるも、0.8862で再度下げ止まりを見せて、0.9230―0.9218まで再反発も上ヒゲで終り、0.8671の安値から0.8862を結んだサポートを割り込みかけており、モメンタムを示すスロー・ストキャスティクスも反転下落、更に下値トライとなるか注目したい。
上値は、0.8996-0.9048ゾーンが抑えると弱い。0.9077-0.9106の戻り高値を越えて、0.9156が視野となるが、抑えると上値追い出来ない。0.9230-0.9218を超えて、0.9259まで視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで、0.9292を超えて、0.9325、0.9388なども視野となるが、0.9498の高値を越えるかは不透明。ただもし超えるなら、0.9616の2016年10月の不透明な上ヒゲまで視野となる。
一方下値は、0.8884の安値の維持では良いが、0.8862の安値を割れると0.88前後のサイコロジカル、0.8671の戻り安値を割れると相場が崩れ、0.8600、0.8521、0.8426、0.8339の戻り安値までターゲットとなる。一旦こういった位置は買いが入り易いと見るが、このリスクは0.8282や0.8273の安値割れとなる。
デイの戦略としては、追いかけて売るのは避けたい。0.8949-65,0.8990-00への戻りを売り上がって、ストップを0.9037越え。ターゲットは、現状の安値0.8883の維持では買い戻しも、割れると0.8862-67や0.88ミドルでは利食いながら対応したい。また、こういった下落では買いは慎重が良さそうだが、0.88前後までの下落があれば、買ってみるのは一考となるが、ストップは0.8750割れなどで対応となる。この買いのターゲットは、0.8880-00が抑えると利食いが良い。