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おはようございます。だいまんです。
2021年4月21日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、主だった材料のない中、日英欧米株価が大きく調整したことで、リスク回避の動きが広がった。一部新型コロナウイルスの感染者数が、インドを始め再び世界的に増加していることなどが、懸念として指摘されている。また米10年物国債利回りは、1.630%から1.557%まで低下したが、ドル売りにはつながっていない。
ドル円は、108.55まで反発後108.02まで売りに押され、ユーロドルは、前日からのドル売りの流れで1.2080まで上昇後、1.2022まで売りに押され、ポンドドルも1.4009から1.3927まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円が130.97から129.99、ポンド円は151.99から150.67、オージー円が84.72から83.36、NZD円は78.38から77.41、カナダ円も86.91から85.65まで売りに押された。
4月21日の注目材料
- 07:45 (NZ) 第1四半期消費者物価 [前期比] (前回0.5% 予想0.7%)
- 07:45 (NZ) 第1四半期消費者物価 [前年同期比] (前回1.4% 予想1.5%)
- 10:00 (豪) 3月先行指数 [前月比] (前回0.02%)
- 10:30 (豪) 3月小売売上高 [前月比] (前回-1.1%(-0.8%) 予想1.0%)
- 15:00 (英) 3月消費者物価指数 [前月比] (前回0.1%)
- 15:00 (英) 3月消費者物価指数 [前年同月比] (前回0.4%)
- 15:00 (英) 3月消費者物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回0.9%)
- 15:00 (英) 3月小売物価指数 [前月比] (前回0.5%)
- 15:00 (英) 3月小売物価指数 [前年同月比] (前回1.4%)
- 17:00 (南ア) 3月消費者物価指数 [前月比] (前回0.7% 予想0.7%)
- 17:00 (南ア) 3月消費者物価指数 [前年同月比] (前回2.9% 予想3.3%)
- 19:30 (英) ベイリー英中銀総裁基調講演(英中銀主催イベント)
- 21:30 (加) 3月消費者物価指数 [前月比] (前回0.5%)
- 21:30 (加) 3月消費者物価指数 [前年同月比] (前回1.1%)
- 23:00 (加) カナダ銀行・政策金利及金融政策報告書公表 (現行0.25% 予想0.25%)
- 23:30 (米) 週間原油在庫統計 (前回-589.0万バレル)
24:00 (加) マックレムBOC総裁・記者会見 - 02:00 (米) 米財務省・20年物国債入札
- プーチン露大統領演説
4月21日の相場見通し
昨晩は、具体的な材料のない中、株価が大きく調整したことで、リスクオフの展開となりました。本日も株価の動向に注意ですが、ここ数日の動きは、株価や長期金利の動向に非連動となっていて、不透明感が残ることは留意しておきましょう。
金融政策としては、カナダ中銀が政策金利を公表します。恐らく据え置きが想定されることで、これ自体は影響が少ないでしょうが、カナダでは、良好な経済指標に加えて、米国で余ったワクチンの供給を受けるようです。声明やマックレム加中銀総裁の記者会見において、ポジティヴな見方が示されるとカナダドル相場を支えそうです。
経済指標としては、NZ第1四半期消費者物価、豪3月先行指数と小売売上高、英3月消費者・小売物価指数、南ア3月消費者物価指数、加3月消費者物価指数などが発表されます。
オセアニア圏の経済指標は、結果の強弱で一定の動きが出そうですが、基本的に良好な結果が想定されそうで、豪ドル相場の下値を支えるか注目しましょう。また、英国の物価指数も、ワクチンの普及やロックダウンの解除で、良好な結果が想定されます。ポンド相場の下値を支えることが出来るか注目となります。
一方カナダの消費者物価指数は、結果の強弱が見えても、カナダ中銀の政策金利の発表を控えて、影響は限定されそうです。
その他、米財務省の20年物国債入札の結果を受けた、米長期金利の動向、プーチン露大統領の演説に関しては、不透明ですが、ただ直近米国が対ロ制裁を発表しています。強硬な姿勢を示した場合、中国と合わせて「新冷戦」に対する懸念につながるなら、株価に良い影響を与えないことは、留意しておきましょう。
4月21日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
NZドル円
- 予想レンジ:77.00~78.00
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:08:49 予想時レート: 77.48
NZドル円は、月足の雲の下限を超えて上昇も、上値は79.22と79.15でダブル・トップ形成後、調整を日足の雲上限で支えて再反発気味となっている。
一応スロー・ストキャスティクスが反転上昇となっていることで、下値は、雲の下限と重なる76.34-67の戻り安値が維持されると堅調が続く。ただし、75.64の戻り安値を割れるとサポートが崩れ、75.33-56、74.72-00ゾーンが視野となる。また更に74.13や73.66の安値まで割れると73.20-27、72.82-85ゾーンまでターゲットとなる。こういった位置は一旦維持される可能性はあるが、72.73まで割れると72.26、71.68-86ゾーン、71.49-53の日足の窓の上限まで割れると相場が崩れ気味となり、窓の下限となる70.48-52、69.71-70.00、69.37-45の戻り安値圏まで視野となるが維持では更に突っ込み売りは出来ない。リスクは68.88や68.65の安値、下限レンジ最安値となる68.21を割れるケースで、その場合下落が加速するリスクが高まり、67.53の戻り安値、66.32-66.59の戻り安値圏なども視野となるが、長期のサポートが控える。更に割れても過去の揉み合いレンジとなる63.10-66.17ゾーンなどは底堅い位置となりそう。このリスクは61.79割れとなる。
一方上値は、78.38の戻り高値が抑えるとレジスタンスが有効で、超えても79円おサイコロジカルが抑えると上値追い出来ない。しっかりとダブル・トップを超えて月足の戻り高値となる79.62、サイコロジカルな80円や81円、月足の雲の上限となる81.43を目指す動きとなるか注目される。ただ、未だ絶好の利食い場となる可能性が残っていることは注意しておきたい。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、反発では売場探し。ストップを78.83に置いて、77.80前後から78.00-20まで売り上がる形。ターゲットは、77.41の戻り安値維持では買い戻しも、割れると77.00-20では利食い優先となる。またこの位置の買いは76.67をストップに対応するが、この場合のターゲットは、77円ミドルが抑えると利食いで、超えても77.80-00ではしっかりと利食いたい。
カナダドル円
- 予想レンジ:85.50~86.50
- 基本戦略:深押し買いも、反発では利食いや売り狙い
- 予想時間:09:02 予想時レート: 85.72
カナダドル円は、下値を78.38と77.93でダブル・ボトム的に支えて、上昇も88.32で抑えられて調整気味。スロー・ストキャスティクスも反転下落となっており、上値は、86.29-87.58ゾーンの戻り高値が抑えるとレジスタンスが有効となる。あくまで88.32の高値をしっかりと超えて月足からは89.20の戻り高値が視野となるが、上抜けは不透明も更に超えると月足の雲の上限となる90.66まで視野となるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで、91.58-91.64の高値などを超えて、更なる上昇期待となる。
一方下値は、85.46-70の雲の上限維持では強く、84.95を割れて、84.11-45の雲の下限位置が視野となるが、維持では良いが、83.52-59の戻り安値を割れると83.04-20の戻り安値圏、81.97-82.35ゾーン、81.88の戻り安値、81.16-58順次視野となるが、過去の高値圏からは維持では堅調が続くが、ただし、80.99を割れると80.38-57の戻り安値、80.15の戻り安値を割れると相場的には崩れ気味となり、79.82-94の戻り安値、リスクは79.24の戻り安値まで割れると78.72、78.08-23まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、77.93や77.63を割れると調整が76-77円ゾーンまで視野となる。このリスクは、75.58、74.77、73.77の安値を順次割れるケースとなる。
従ってデイの戦略としては、更なる調整では買いを狙っても、反発では利食いや売り狙い。早期は、85.50-70、85円方向への下落で買い下がって、ストップは、84.70割れなどで対応。ターゲットは、86.10-20が抑えると利食い、超えても86.50-60ではしっかりと利食いとなる。また売り狙いは、87.20をストップに、86.20-60ゾーンを売り上がりたい。またこの売りは87円まで売り上がりの余裕を持って対応するが、ターゲット、85.50-70が維持されると利食いとなる。
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