FX相場の一大イベント!雇用統計の時間帯、注目すべき数値について

FX相場の一大イベント!雇用統計は何の数値に注目するべき?

FX相場の一大イベントといえば、激しく乱高下する「雇用統計」です。

ここで大きくpipsを稼ぐ人もいれば、逆に大きな損失を抱えてしまうこともあるでしょう。

では、雇用統計で勝つためには、何の数値に注目すべきなのでしょうか?

本記事では、雇用統計に関する概要や、数ある経済指標の中でも雇用統計が特別視されている理由について解説していきます。

FXにおける雇用統計とは

FXの世界において、世界中から注目されている経済指標の一つに、雇用統計があります。

雇用統計とは、アメリカの雇用情勢に関するデータから作成された経済指標で、毎月第一金曜日に発表されるものです。

この統計は、アメリカの景気状況を如実に表し、為替相場にも大きな影響を与えることから、世界中の投資家や金融機関が、雇用統計の数値を重要視しています。

この統計を構成する項目は全部で10個。

中でも「非農業部門雇用者数」「失業率」「平均時給」の3つの数値が特に注目されています。

ここからは、投資家の間でも特に重要視されているこの3つの数値について、詳しく説明していきましょう!

雇用統計で発表される各部門について

非農業部門雇用者数

自営業や農業従事者、非営利団体を除いた、民間企業もしくは政府に雇用されている人数とその増減を表したデータで、NFP(Non-farm payrolls)と呼ばれています。

事業所の給与帳簿を元に計算されており、為替市場だけではなく、株式市場の値動きにも非常に大きな影響力を持っています。

実際に発表される前には、様々なアナリストや投資家が事前データを元に予想しますが、その予想と結果が大きく乖離することも珍しくはありません

雇用者数が増加すると、それだけ賃金も増加し、もちろん個人消費も増加しますから、景気との連動性が高い指標として様々な投資家が注目している数値と言えるでしょう。

失業率

失業率とは、労働力人口(失業者と就業者の合計:16歳以上の働く意思を持つ者)のうち、失業者数が占める割合値です。

およそ6万世帯を対象に調査されており、一般的には、「失業者数÷労働人口×100(%)」の計算式で定義されています。

また失業率の増減によって個人消費も増減するため、FXの世界においては非農業部門雇用者数と同じく、景気動向を判断するためにとても重要視されている数値の一つです。

こちらも事前予想と結果が乖離することも珍しくはなく、そうした場合は相場が大きく動く可能性がありますので、NFPと合わせて注意して見守る必要があるでしょう。

平均時給

平均時給は、農業を除いた主要産業における1時間あたりの平均賃金と、その増減をまとめたデータになります。

給料が上がれば普段買わないようなものもつい買いたくなる、つまり消費が増えるのは当然のことであり、消費は景気と直結しています

平均時給が上向けばが個人消費が増加する、その後の景気も好転するため、その国の通貨価値は高りまりやすい、と考えられています。

上で紹介した失業率、そしてこの平均時給は、とくに経済に詳しくなくとも重要性や意味合いが分かりやすい指標となっておりますので、まずはこれらの数値から意識を向けてみてはいかがでしょうか。

米国雇用統計が注目される理由

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理由1:アメリカが世界経済を牽引しているから

FXで有利に立ち回るためには、アメリカの景気動向に注目しておかねばなりません。

なぜならアメリカは世界経済を牽引する存在であり、米ドルが基軸通貨を担っているのもそのためです。

だからこそ、アメリカの見通しが数値的に読み取れる雇用統計の注目度は高くなります

逆にいえば、各国の経済情勢を把握せずとも、とりあえずアメリカの動向だけ押さえておくことで、情報戦で大きく遅れを取ることはないでしょう。

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理由2:トレーダーが持つ共通認識

雇用統計=値動きが激しくなる日、といった共通認識があるため、市場参加者や大口取引を呼び起こしやすくなります。

YouTube等の動画プラットフォームにおいても、雇用統計における立ち回りの解説、生配信に多くの人が集っているところを見ると、雇用統計はFXにおけるイベント日とも考えることができます。

よく動くから多くの人が集まる、多くの人が集まるからさらに大きな値動きが生まれる、といった流れが確立されているため、今後においても雇用統計の重要性は継承されていくでしょう。

雇用統計の発表時間と値動きについて

雇用統計の時間帯は、夏時間で日本時間PM9:30、冬時間で日本時間PM10:30です。

以下は、実際の雇用統計発表前後を含んだ、2022年5月6日の1時間足となります。

 

また相場には「噂で買って事実で売る」という格言があります。

この格言にあるように、雇用統計が発表された直後にエントリーしたとしても、あまり良い結果にはならないでしょう。

スプレッドも大きく広がり、またインジケーターの信頼度も落ちるため、トレーダーにとって不利な環境になるからです。

そのため雇用統計前後にトレードするのであれば、発表1時間ぐらい前には予測値(失業率・平均時給・NFP)等を参考にしながらエントリーを済ませ、発表直後で決済する立ち回りをおすすめします。

雇用統計の時間帯における注意点

初心者は参入すべきでない

読みがハマれば大きく稼げる点が雇用統計のメリットになりますが、初心者であるうちは参戦すべきではありません。

当たり前ではありますが、稼げる金額も大きくなる一方で、失う金額も大きくなるからです。

雇用統計のように乱高下する相場においては、インジケーターも機能しづらくなり、よりギャンブル的なトレードになってしまう可能性が高まります。

「待つ」ことも戦略の1つであることを肝に銘じ、展開が読めない相場においては、手を出さないよう心がけましょう。

要人発言にも注目

雇用統計の数値だけでなく、要人発言にも目を通しておきましょう。

要人発言とは、各国の大統領や政治関係者など、一定の権力を有して国を動かせる人物の発言のことであり、指標発表の前後に併せて報じられるものです。

発言内容がポジティブなものであれば、その国の将来は明るいと判断されるため通貨の需要が高まり、その逆のパターンにおいても同じことが当てはまります。

ただ前米トランプ大統領のように、発言内容にリップサービスや個人の感情を含める人も少なからず存在するため、短絡的に信じ込むのも危険である、ということを覚えておきましょう。

ポジション整理&レバレッジ管理

雇用統計1時間前頃くらいには、ポジションをできるだけ減らして、レバレッジに余裕を持たせておきましょう。

レバレッジの余裕は、心の余裕。

焦ったエントリーや狼狽売りを避けるためにも、レバレッジ5倍以下には押さえておきたいところです。

とはいえ実際の雇用統計を体験してみないことには、その勢いやリスクについて十分理解できないことと思われます。

そこでまずはデモトレードから、あるいは過去チャートを振り返ってみて、具体的にどれくらいの値動きが起きるのか疑似体験してみてはいかがでしょうか。

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まとめ:雇用統計の時間はPM9:30!それまでにポジション整理を!

本記事では、雇用統計の概要や注目される理由、また指標発表の時間帯とその値動きについて解説しました。

記事中のチャートをご覧いただいても分かる通り、雇用統計発表直後は、相場が大きく変動します。

そのため極力保有ポジションを減らして、口座内の資金が影響を受けないよう備えておくべきでしょう。

以上、参考にしていただければ幸いです。

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