FXで破産するって本当?資金を失う人の3つの共通点と対策方法を解説

破産 FX

FXといえば、少額からでも莫大な利益を生み出せるのが魅力のひとつです。

「億万長者になりたい」「お金の悩みから開放された人生を送りたい」と思い、FXに取り組んでいる方も少なくありません。

また実際に、FXで巨額の富を手にした億り人は世の中にたくさんいるのも事実です。

ただし、トレーダー全員が成功者かというと、もちろんそんなことはありません。

FXでうまくトレードできず資産を失ったり、多額の借金を背負ったりして人生が狂ってしまうような人もまた、投資の世界には存在します。

FXで人生を好転させた人、暗転させた人。

なぜ同じ為替相場を見ているのに、大きく違う道を進んでしまうのでしょうか。

その2つを分けた理由を紐解くと、実は暗転させた人たちにはある3つの共通点があることがわかりました。

そこでこの記事では、FXで破産してしまうような人たちの3つの共通点と、対策方法について解説していきます。

あなたの人生をより良くするツールとしてFXを活用するためにも、絶対に知っておくべき内容なので、どうぞ最後までご覧くださいね。

なぜFXで破産するのか

はじめにFXで破産するのは何故か、その理由に迫っていきたいと思います。

FXには強制ロスカットと呼ばれるシステムがあります。

資産の数%以上の損失になった時に、損失を防ぐための自動決済機能のことで、強制ロスカットによって投資資金以上の損失が生まれることは基本的にありません。

しかし、それでもFXを通して借金を抱える人はなぜ存在するのでしょうか?

その理由は、投資の資金が関わっていました。

強制ロスカットを避けようとするならば、投資で戦えるだけの資金を追加で投入する必要があります。

つまり、投資の資金(証拠金)を増やすために資金を投入し続け、ついには借金をしてまでお金を捻出する。

負けを取り戻そうとして借金をくり返す「自転車操業」に陥り、返済ができない金額までどんどん借金を膨らませてしまうと、破産へと一気に進んでいきます。

これが、FXで破産してしまう人の主な原因です。

FXはお金を稼ぐためのツールですが、借金を背負っていては本末転倒ですね。

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破産する人がもつ3つの共通点

ここからはいよいよ、FXで破産をする人たちに共通する、3つの「〇〇できない」習慣について解説していきます。

ご紹介する習慣に1つでも当てはまる人は要注意。

周りが見えなくなってトレードを続けてしまったら、近い将来に破産するかもしれない危険性があるので、今のうちに悪い習慣を改善しておきましょうね。

共通点1:論理的なトレードができない

まず1つ目が、”論理的なトレードができない”です。

勢いよく相場が上がっているから、なんとなく下がりそうだから……といった、運や勘に頼ったトレードはギャンブルトレードと呼ばれます。

ビギナーズラックなどで一時的に勝つことはあっても、長期的にプラスになることはほぼありえません。

FXで稼ぎ続けている人たちは運や勘に頼らず、相場の理論や傾向を分析する論理的なトレードで、着実に利益を積み上げています。

もし、現時点で直感に頼ったギャンブルトレードをしている方は、今すぐトレードの手を止めて、FXの理論を学んだほうが良いでしょう。

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共通点2:ロット管理ができない

2つ目はロット管理ができない”です。

小資金からでも大きな利益を狙えるのは、FXの魅力の1つではありますが、実はこれも破産のリスクが伴っているんです。

一撃で大きな利益を狙おうとすると、どうしてもロット数を上げがちになります。

許容できる損失を考えず、ロットだけを上げてしまうと証拠金が耐えきれません。

そうすると、先ほども解説したとおり、すぐに強制ロスカットとなってしまいます。

そのまま再度、資金を投入して、また失って……。

FXでこれを繰り返した先には、そうです、破産が待っているわけですね。

無闇にロットを上げず、資金量や許容できる損失額に見合ったロット数を考えながらトレードする。

それこそが長く安定的に利益を積み上げていく唯一の道だと覚えておきましょう。

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共通点3:損切りができない

そして、3つ目は損切り”ができない”です。

投資は常にリスクと隣り合わせなので、時には損失を受け入れることも必要です。

そのため「損失を最小限に抑える」という考え方も、投資の世界では求められます。

しかし、破産を招いてしまうような人は、ちょっとした損失も受け入れがたいもの。

「このまま耐えれば、このあと思った方向に相場が動くのでは?」なんて甘い考えでポジションを保有し続け、どんどん損失額が大きくなってしまう、なんてことは、もはやFXあるあるですよね。

1回、1回の損益に執着せずに、中長期的にプラスになるように意識する。

そうした損切りを許容したトレードができるようになれば、FXで破産してしまうような危険なトレードにはならないはずですよ。

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FXで破産した場合

FXが原因で破産した場合、自己破産という申告を裁判所にすることで、借金の返済を免除してもらうことができます。

そうやって聞いてしまうと、「借金がチャラになるから積極的に自己破産しちゃって良いのでは!?」と感じるかもしれません。

しかし自己破産をすると、借金の連帯保証人になっている家族や親戚に請求が行ったり、家や車などの財産も差し押さえになったりします。

多くの犠牲と引き換えに借金が免除されるので、あなたの人生を変える決断といっても過言ではありません。

さらに残念ながら、投資に関する自己破産はギャンブルと同じような扱いを受けてしまいます。

また、自己破産の手続き中に借り入れをして取引したり、繰り返し自己破産をしたりすると、裁判所が構成の余地がないと判断して「免責不許可事由」として処分されます。

もし「免責不許可事由」になった場合、借金の免除はされずに借金を返済し続けることになるので、とても苦しい人生となるでしょう。

投資は自己責任ですが、投資で背負った負債は自分だけでなく、家族や親戚、大切な人たちも巻き込んでしまいます。

全財産をつぎ込んだ大博打を打ったり、借金を背負ったりしてまで投資をするようなことは絶対にやめておきましょう。

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FXで破産しないための3つの解決策

FXでの破産を防ぐためには、具体的にどういったことに気を付けたら良いのでしょうか?

ここからは、FXで借金をしないための根本的な解決策についてお話していきます。

解決策1:収入から無理のない金額を投資する

FXで豊かになりたいのに、FXで借金をしては本末転倒ですよね。

そのため投資は、収入に見合った資金で運用していくことをおすすめします。

毎月のお給料から家賃、光熱費、生活費、医療費などなど、必要な出費を抜いて、貯金に回すお金の一部を投資の資金として運用する。

そうすることで、生活に大きな負担なくFXでお金を増やしていけるでしょう。

解決策2:証拠金維持率の大きい証券会社を選ぶ

資金を守るためには証拠維持率が大きい証券会社を選ぶことも有効です。

証拠金維持率が大きいとその分ロスカットも早くなり、結果として損失を小さくすることができます。

外為オンライン、OANDA Japan、トレイダーズ証券(みんなのFX)などは、証拠金維持率が100%のため、かなり安全にトレードすることができるでしょう。

解決策3:レバレッジを小さくする

また、レバレッジを小さくすることも、証拠金維持率の大きい証券会社を選ぶのと同じように損失抑制に効果があります。

レバレッジを小さくすることで、値動きの変動による証拠金維持率の低下を抑えられるので、さらに1回1回のトレードの損失自体も小さくできるでしょう。

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まとめ

いかがでしょうか。

FXで破産する人たちの3つの共通点を取り上げましたが、あなたは当てはまっていましたか?

ただひとつ勘違いしないでいただきたいのは、リスクに対してしっかり対策を打てば、FXはお金を稼ぐために大変便利な手段になるということ。

お金が絡む話は不安に思う方も多いかもしれませんが、必要以上に心配することはないんです。

今回の記事でご紹介した解決策を実行していけば、まず自己破産するようなことはないでしょう。どうぞご安心くださいね。

FXに限らず投資は、人生を豊かにすることもできるし、間違った認識のまま突き進めば、破産という形で自分や大切な人までも不幸にしてしまう力も持っています。

自分を始め、周りの人を不幸にしないためにも、無理のない範囲でこれからもFXに取り組んでいきましょう。

出典:OANDA|FX、CFD用資産シミュレーションツールを使って資金管理について考える