ヒンデンブルグオーメンとは?点灯条件や確認方法について

ヒンデンブルグオーメン

この記事では、アメリカの株式市場で使われているテクニカル分析、『ヒンデンブルグオーメン』について解説していきます。

『ヒンデンブルグオーメン』と、なんともおっかない名前の通り、アメリカの株式市場の暴落を予知する指標として、一部コアな投資家たちから絶大な支持を得ています。

そんな『ヒンデンブルグオーメン』の由来や、予知の仕組み、サインが出た時の対処方など、この記事を読めば全て解決できるような内容となっていますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

ヒンデンブルグオーメンとは

ヒンデンブルグオーメンとは

ヒンデンブルグオーメン(またの名をヒンデンブルグ予兆)は、アメリカの物理数学者ジム・ミーカ(Jim Miekka)が考案した、アメリカの株価変動を元に、株価暴落を予測するテクニカル分析の指標の一種です。

その仕組みは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)が取り扱う銘柄の高値・安値の数から算出されるという、非常にシンプルな指標でありながらも、その効果は抜群。

ヒンデンブルグオーメンが点灯するだけで市場全体に緊張が走り、その影響はニューヨーク株価だけでなく、為替市場を始めとした他の市場にも波及していきます。

ヒンデンブルグオーメンの由来

ヒンデンブルグオーメン 由来
「ヒンデンブルグオーメン」の由来は、1937年に米国で起きた飛行船「ヒンデンブルク」号の爆発事故です。

当時はまだ旅客機が普及しておらず、飛行艇を使った移動が人気だった「硬式飛行船の黄金期」、その中でも「ヒンデンブルク号」は、高価な運賃にもかかわらず、大西洋横断をたった2日半で成し遂げる高速便として高い人気を誇っていました。

しかし、1937年現地時間5月6日19時25分ごろ、ベルリンのフランクフルトからアメリカのニュージャージー州マンチェスター・タウンシップへの長旅を終えて着陸する寸前、突如、尾翼付近が爆発。

炎は瞬く間に船体を焼き尽くし、ヒンデンブルク号は爆発からわずか32秒ほどで墜落、乗員・乗客97人中35人と地上の作業員1名が死亡しました。

そんな凄惨な事件と不吉な前兆「オーメン」という言葉を組み合わせて、ヒンデンブルグ・オーメン(株価暴落の予兆)という造語が生み出されました。

ヒンデンブルグオーメンのメカニズム(点灯条件)とは

ヒンデンブルグオーメン メカニズム
続いて、ヒンデンブルグオーメンの点灯条件を見ていきましょう。

点灯条件は以下の4つが全て揃ったタイミングとなります。

条件1:ニューヨーク証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.2%以上
条件2:NYSE総合指数の値が50営業日前を上回っている
条件3:短期的な騰勢を示すマクラレンオシレーターの値がマイナス
条件4:高値更新銘柄数が安値更新銘柄数の2倍を超えない

それでは、1つ1つ見ていきましょう。

条件1:ニューヨーク証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.2%以上

まず1つ目は、銘柄1つ1つの値動きに着目した指標です。

通常の穏やかな市場では、銘柄数と株価は逆相関が成り立ちます。

最高値の銘柄が多い時:最安値銘柄は少なく、株価は上昇
最安値の銘柄が多い時:最高値銘柄は少なく、株価は下落

高値を更新している銘柄が多ければ、相場全体が強気となり株価も上昇傾向があり、逆に安値を更新した銘柄が多いと相場全体が弱気になっている合図となります。

しかし、ヒンデンブルグオーメンが点灯するような相場では、最高値を更新する銘柄と最安値を更新する銘柄が混在する「異常な状態」になります。

FXで言うならば「レンジ相場」のようなイメージですね。

条件2:NYSE総合指数の値が50営業日前を上回っている

2つ目は、市場全体の値動きに着目した指標です。

ここで登場する「NYSE総合指数」(NYSE Composite Index)とは、ニューヨーク証券取引所の上場の全普通株を対象とする”調整時価総額加重平均指数”を指します。

”調整時価総額加重平均指数”という言葉を聞き慣れない方も多いかと思いますが、単純平均に時価総額の大小を反映することで、平均よりも精度の高い値動きを捉えることができます。

このNYSE総合指数が50営業日前を上回っていることで、株式全体が上昇を続け高値圏に推移していることがわかります。

条件3:短期的な騰勢を示すマクラレンオシレーターの値がマイナス

そして3つ目は、テクニカル分析に着目した指標です。

マクラレンオシレーター(McClellan Oscillator)とは、「値上がり銘柄数」と「値下がり銘柄数」の差を短期・中期の移動平均で見た時の、短期・中期の移動平均の差から相場のトレンドを図るオシレーター系のインジケーターです。

MACDのように数値がプラスになれば上昇傾向、マイナスになれば下落傾向とひと目で判断できる、非常にわかりやすい指標といえますね。

マクラレンオシレーター マイナス

条件4:高値更新銘柄数が安値更新銘柄数の2倍を超えない

最後の4つ目は、トレンドの勢いに着目した指標です。

高値更新の銘柄数が安値更新の銘柄数よりも多いということは、それだけ相場全体の上昇傾向が強いと判断できます。

しかし、この条件のように2倍を超えないということは、上昇傾向ではあるものの勢いはそれほど強くない状態だと判断できますね。

ヒンデンブルグオーメンの的中率は?

ヒンデンブルグオーメン 的中率
続いて、ヒンデンブルグオーメンの的中確率を解説していきます。

ヒンデンブルグオーメンでは下記の3つの現象が起きやすいと言われています。

  • 株価が5%以上下落する可能性→77%
  • パニック売りとなる可能性→41%
  • 株式市場が重大なクラッシュを引き起こす可能性→24%

ヒンデンブルグオーメンが点灯後、約80%の確率で5%以上株価が下落します。

次にパニック売りになる可能性が約40%、そして株式市場で重大なクラッシュが起こる確率が約25%となっています。

こうやって見ると、ヒンデンブルグオーメンの的中確率の高さが明白ですね。

特にヒンデンブルグオーメンが4回点灯するうち、1回は重大なクラッシュが起こるとなれば、1回1回、十分に警戒しなければなりませんね。

ヒンデンブルグオーメンが点灯を確認するには

ヒンデンブルグオーメン 点灯確認
大暴落を予測するヒンデンブルグオーメンですが、MT4といったFXのチャートでは確認することができません。

ヒンデンブルグオーメンは、ニューヨーク証券取引所の取引データを元にしているのですが、ニューヨーク証券取引所のチャートを分析して一つひとつを紐解くのも大変ですよね。

そこでおすすめなのが、先物投資を扱う「eワラント証券」のホームページです。

eワラント証券投では、独自アルゴリズムによる投資情報を無料提供していて、ホームページにアクセスするだけで、ヒンデンブルグオーメンの最新情報をチェックすることができます。

ニューヨーク証券取引所のチャート画面をチェックしなくても、このようにヒンデンブルグオーメンの点灯の有無、相場の危険度などを一括でチェックすることができます。

ヒンデンブルグオーメン eワラント証券

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ヒンデンブルグオーメンが点灯した場合の注意点

ヒンデンブルグオーメン 注意点
最後に、ヒンデンブルグオーメンが点灯した時の注意点を解説していきます。

主な注意点は以下の4つです。

注意点1:アメリカの株式市場に急落・暴落が発生することを意識する
注意点2:特に株価が長期間上昇を継続している時には暴落につながる
注意点3:頻繁に出るサインではないので、多くの人が意識しない、信用しない
注意点4:一度サインが点灯すれば30日間有効なので、サイン点灯後の上昇継続も警戒を続ける

注意点1:アメリカの株式市場に急落・暴落が発生することを意識する

まず、ヒンデンブルグオーメンが点灯することによって、急落・暴落のリスクが高まっていることを注意しましょう。

アメリカの株式市場が急落するということは、投資家たちがお金を一気に引き上げて安全な資産に移す=リスクオフ思考が先行する可能性が非常に高いので、アメリカの株式市場に限らず先物や為替市場にも何かしらの影響が必ず起きます。

特に為替市場の場合は、円やスイスフランといった安全通貨の買いが加速して、ドル安が進む可能性が高いので、頭に入れておくと良いでしょう。

注意点2:特に株価が長期間上昇を継続している時には暴落につながる

続いては、これまでの株価の動きについてです。

投資の世界では「山高ければ谷深し」という格言があり、値動きの変動を山と谷に例え、山(上昇)が高くなれば、谷(下落)は予想以上に深くなるという意味が込められています。

この言葉通り、長く上昇が続いている相場であれば、それだけ一気に暴落する可能性が高いと言えます。

特に急な上昇が続いている時ほど一瞬で暴落していくので、ヒンデンブルグオーメンが点灯した際は、過去の株価の値動きにも注目していきましょう。

注意点3:頻繁に出るサインではないので、多くの人が意識しない、信用しない

次に、ヒンデンブルグオーメンのサインの信憑性についてです。

実はヒンデンブルグオーメンという存在すら知らない投資家がいるくらい、マイナーなテクニカル分析で、知っていても暴落の可能性を信じない投資家も少なくありません。

確かに「オーメン」というホラー映画から由来が来ている時点で、オカルトな感じが否めまないのは事実ですが、過去に暴落を何度も的中させている以上、侮ってはいけません。

投資という不確定要素が多い世界で戦っていくなら、こういったリスクが高い場面はできるだけ避けることが得策と言えます。

そのため、定期的にヒンデンブルグオーメンのサイン点灯を確認して、他の投資家が意識していなくても、サインが点灯したら万が一に備えた行動を取りましょう。

注意点4:一度サインが点灯すれば30日間有効なので、サイン点灯後の上昇継続も警戒を続ける

そして、最後にヒンデンブルグオーメンのサインが点灯したら、その先30日間は有効であることを意識しましょう。

サインが点灯してすぐに暴落が起きる事もあれば、少し時間をおいてから暴落が起きる可能性もあるので、「サインの点灯後に暴落がないし、上昇が続いているから買い増ししよう」という行為はかなり危険です。

たったちょっとの利益のために、その数倍の損失をしていてはもったいないですよね。

相場から長く利益を得続けるためにも、損をしていないうちに、損が拡大する前に決済してしまうことをオススメします。

以上、ヒンデンブルグオーメンのサインが点灯した時は、この4点を頭に入れて、相場に向かいましょう。

特に暴落は忘れたころにやってくるので、定期的に過去の暴落を思い出して、4点をしっかり守れているか確認しましょう。

先程も少し触れましたが、ヒンデンブルグオーメンの予兆は米国株式市場のサインではありますが、世界の主要通貨であるアメリカの株式市場で大暴落があれば、世界各国の株式市場はもちろん、為替市場や先物市場といった他の市場にも必ず影響があります。

そして投資の世界はゼロサムゲームなので、暴落が起きているということは、その裏で冒頭が必ず起きています。

暴落時に、投資家たちのお金はどこにお金が流れているか、世界的にリスクオフの状況でどこに資産を預けたら安全なのか、と考えることで自ずと対処方法も見えてくるでしょう。

ヒンデンブルグオーメンのサイン点灯を「危険なもの」「ネガティブなもの」とだけ捉えることなく、「これを利用してどうやって稼ぐか」「どこにお金が流れていくのか」という観点で投資に向き合うと、稼ぐための新たなヒントが見つかるかもしれませんね。