テクニカル分析とは?初心者が知っておくべきポイントや分析方法を解説!

テクニカル分析とは?

突然ですが、あなたはFXでトレードする際、しっかり根拠を持ってエントリーしていますか?

「なんとなくレートが下がりそうだから売り!」
「円安になるらしいから、とりあえず買いでエントリーしよう」

このように明確な理由がない状態で、トレードしていませんか?

実はそれ、とても危険です。

たとえ何回か勝てたとしてもも、いずれは必ず負けてしまいます。

根拠もなくトレードするというのは、ギャンブルと同じ。

運が良けれ何回か勝つことはできるかもしれませんが、ギャンブルで勝ち続けるなんて不可能ですよね。

もちろんFXはギャンブルではなく投資です。

トレードに根拠を持たせるためには、テクニカル分析必要です。

そこで今回は、テクニカル分析について解説していきましょう。

テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、「過去の値動きから未来の値動きを予測する分析方法」です。

過去の取引データに基づいて値動きを分析しトレンド・相場の勢い・転換点などを判断してる売買のタイミンブログを見つっけます。

相場は似たような動きを繰り返します。

過去の値動きを分析すれば、「今の相場の値動きと、過去の値動きが似ているな。だから、この相場はこう動くだろう」というように、根拠を持ってトレードすることができます。

テクニカル分析は、チャートを分析しながら今後の値動きを予測していきますが、そんなのチャート分析の際に参考にすてるのがインジケーターです。

インジケーターとは、より正確なトレードをするためのサポートツールです。

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FXのインジケーターには数えきれないほどたくさんの種類がありますが、すべてを覚えるのは非常に大変なので、まずは、誰もが使う主要なものから少しずつマスターしていきましょう。

代表的なインジケーター

テクニカル分析でトレードをする上で知っておきたい代表的なインジケーターを3つご紹介します。

移動平均線

1つ目のインジケーター移動平均線です。

移動平均線は「ある一定期間の終値の平均を結んだ線」のことを指し、テクニカル分析を行う上でも、特に基本的なものです。

移動平均線をチャートに表示させることで、現在の相場が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、あるいはレンジ相場なのかを判断できます。

移動平均線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンド、横ばいであればレンジ相場と判断します。

テクニカル分析とは?

また、移動平均線の角度にも注目してください。

角度の傾きがそのトレンドの強弱表しています。

移動平均線の角度が急であれば、そのトレンドが強いことを示します。逆に角度が緩やかであれば、そのトレンドは弱く、終わりに近づいている可能性が高いことを示しています。

例えば、上昇トレンド中にローソク足が一時的に下向きに動いた場合、その後も上昇トレンドが継続するかどうかを判断するのに移動平均線を使います。

その際、移動平均線が上向きであれば、上昇トレンドが続く可能性が高いですし、横ばいに近ければ、上昇トレンドが終わりに近づいている可能性が高いということです。

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ボリンジャーバンド

2つ目に、ボリンジャーバンドをご紹介します。

ボリンジャーバンドは、「移動平均線」と「シグマ(σ)」で構成されたインジケーターです。

シグマとは、移動平均線からの距離です。

移動平均線を中心として上下にバンドと呼ばれる線が表示され、そのバンドは移動平均線からの距離に応じて、±1シグマ、±2シグマ、±3シグマと呼ばれます。

テクニカル分析とは?

ボリンジャーバンドで注目していただきたいのは、ローソク足がバンド幅に収まる確率です。

バンドレートがバンド内に収まる確率
±1シグマ68.2%
±2シグマ95.4%
±3シグマ99.7%

バンド内に収まる確率が非常に高いので、この確率の高さを利用して、トレードに活かしていきます。

例えば、レンジ相場でローソク足が+1シグマから+3シグマに触れたときにレートがバンド内に収まる確率が高いという性質を活かして、反発を狙った売りエントリーをする、という使い方ができます。

±3シグマ内に収まる可能性は99.7%ですから、レンジ相場で+3シグマに触れたら、一気に下降トレンドに転換する可能性が高いというわけです。

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RSI

3つ目にご紹介するインジケーターは、RSIです。

RSIは、移動平均線とボリンジャーバンドと違い、チャートの下に表示されるインジケーターです。

テクニカル分析とは?

RSIは買われ過ぎ、売られ過ぎを示す指標として使われおり、0〜100%のパーセンテージで表示され、70〜80%以上が買われ過ぎ、20〜30%以下で売られ過ぎを表すます。

70%以上は買われ過ぎなので、反落を狙って売りでエントリーすることや、30%以下では売られ過ぎなので反転を狙って買いでエントリーする、というように使うことができます。

また、レンジ相場でRSIが70%以上もしくは30%以下になった時は、トレンド相場に転換する可能性が高いので、相場の流れを把握するのに役立つインジケーターです。

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テクニカル分析の注意点

テクニカル分析に役立つ、代表的な3つのインジケーターを紹介してきました。

インジケーターをうまく使い、テクニカル分析を行えば、より正確なトレードができるため、安定して利益を上げられるようになるでしょう。

しかし、テクニカル分析を行う際にはいくつか注意点があります。

ここをしっかり押さえなければ、本当に精度の高いトレードは実現できないでしょう。

過去相場のパターンと必ず同じ動きをするとは限らない

「テクニカル分析とは、過去の値動きから未来の値動きを予測する分析方法」と冒頭で解説しました。

あくまでも”予測”なので、過去と同じパターンの動きをするとは言い切れないのです。

ですので、過去の類似しているパターンがきたとしても、100%必ず勝てるとは限らないということだけ覚えておきましょう。

突発的な大きな出来事に対応できない

例えば、”カナダが経済的に破綻寸前”というニュースが流れたら、カナダドルの価値は暴落する可能性があります。

こういう場合に、テクニカル分析だけに集中していたら、チャートが動いて初めて大暴落を知ることになりかねません。

事前に”カナダが経済的に破綻寸前”ということを知っていれば、持っているポジション決済して、チャートの急激な変化に巻き込まれないようにあらかじめ対策できます。

テクニカル分析だけに頼りきって、トレードすることは危険です。

危険を回避するためには、テクニカル分析とは違う分析方法を取り入れることが重要です。

それがファンダメンタルズ分析です。

ファンダメンタルとは為替相場に関係のある世界各国のニュースや情報を指しており、それらを分析することをファンダメンタルズ分析といいます。

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各国の経済状況、指標発表、景気の動向や、政策にスポットをあて、取引する国の通貨の強弱を判断し、トレードに活かしていきます。

万が一、ポジションを持っているときに、世界経済に大きな影響を与えるニュースが流れ、相場が予期せぬ大きな動きをしたら、損失を多く出してしまう危険性があるでしょう。

トレーダーにとっては、トレードに根拠を持たせるという意味でも、勝率を上げるという意味でもテクニカル分析は大切です。しかし、ファンダメンタルズ分析も無視できないのです。

テクニカル分析:まとめ

今回は、トレードに根拠を持たせるために必要なテクニカル分析について解説しました。

テクニカル分析を行い、エントリー根拠を持たせて、ギャンブル的なトレードをしないようにしましょう。

それが勝ち続けるトレーダーへの第一歩です。

その中でも、代表的なインジケーターを3種類紹介しましたが、インジケーターは数えきれないほどたくさんの種類がありますので、1つずつ覚えながら、自分に合う分析方法を探してみてください。

自分に合う分析方法を見つけ、トレードに根拠を持たせれば、無駄な損失も減ることでしょう。

また、世界の経済動向は為替相場に影響をもたらすので、ファンダメンタルズ分析も無視できません。

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析をあわせて使い、トレードス​​キルに磨きをかけ、勝ち続けるトレーダーを目指しましょう。