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ある程度FXに慣れてくると、さらに利益を伸ばそうと考えて、次の悩みが気になってくるのではないでしょうか。
(含み益が我慢できない…。)
(ポジション握力をもっと強くしたい!)
含み損は放ったらかしにしてしまうのに、含み益はすぐに決済してしまう…これは誰にとっても当てはまる傾向だと思います。
そこで本記事では、上記の悩みを解決する注文方法として、トレール注文について解説していきたいと思います。
目次
トレール注文とは?
「トレール注文」とは、相場の動きに追従して、逆指値注文の値も変動させる注文方法です。
トレール注文を設定することで、一定の含み益を確保することに加え、損失も限定することができます。
ただ文章だけの説明では伝わりづらいかと思いますので、注文の流れを図と共に見ていきましょう。
ステップ1:エントリーポイントを決める
まずはエントリーを定めましょう。
トレール注文は、トレンド相場においてより効力を発揮しますので、インジケーターを駆使して大きなトレンドを狙いたいところです。
ここでは一例として、103円でロングポジションを保有したと仮定しましょう。
ステップ2:逆指値の設定
続いては、逆指値(あらかじめ決済するレートを指定しておく注文形式)の設定です。
103円でエントリーしたので、100円を下回るタイミングで損切りされるよう設定しておきます。
通常であれば、逆指値のラインは固定されたままで、そこから変動することはありません。
ステップ3:トレール幅の設定
トレール幅とは、どのくらいの値幅間隔で相場の動きを追従させるか、というものです。
例えばトレール幅が「1円(=100pips)」の時、103円から104円まで上昇したタイミングで、逆指値のラインも100円から101円まで繰り上がります。
もう一例として、トレール幅が「0.5円(=50pips)」の時、103円から103.5円まで上昇したタイミングで、逆指値のラインも100円から100.5円まで繰り上がるということです。
図のように、チャートが上に伸びるほど、トレール注文によって逆指値のラインも上に繰り上がります。
ちなみに今回はロングポジションを例に紹介していますが、ショートポジションでも考え方は同じです。
ステップ4:逆指値の成立
最後に、逆指値に引っかかって決済されれば、トレードの流れは終了です。
この時、どこまで逆指値のラインが繰り上げられているかどうかで、含み益の伸びも決まります。
レートが上昇する続ける限り、トレール注文で設定した逆指値のラインも上昇し続けることになるので、トレンドがどこまで上昇するのか、一定の利益を残しながら見守りたいという方におすすめです。
トレール注文の考え方
あえて別の例で示すとすれば、「確率50%で2万円受け落れる、参加費1万円のコインゲーム」を考えてみると良いでしょう。
開始早々2万円分の勝ちが積もった時、プレイヤーには2つの選択肢が存在します。
そのまま勝ちを確定させて撤退するか、また新たに1万円を投じて、勝負を継続するのか。
勝負を継続した場合は、参加費1万を失ってトータル利益1万で撤退するのか、またトータル利益を4万円まで伸ばすのか。
勝負を継続する限り、少なくとも「トータル利益 – 1万円」の金額は持って帰れるという算段です。
この例と同じように、トレール注文では、あらかじめ失っても良しとする「値幅」を設定しておくことで、含み益の決済ライン自動で引き上げてくれる(=勝負を継続させる)という仕組みになります。
トレール注文のメリット・デメリット
トレール注文のメリットについて
決済トレールを設定しておくことで、自動的に含み益を伸ばすことができます。
自分でわざわざ逆指値のラインを変更しなくても、相場を自動で追従してくれるので、ポジション握力が弱い方でも安心して含み益を放置できるようになるでしょう。
また上述したように、トレンド相場で強い威力を発揮するため、日頃からポンド系のボラティリティが大きい通貨ペアを運用されている方にとっては、トレードの負担を大きく軽減できるのではないでしょうか。
トレール注文のデメリットについて
使いこなせば大変便利なトレール注文ですが、対応しているFX会社が少ない、というデメリットがあります。
口座スペックが優秀な大手FX会社においては、トレール注文が備わっていないことが多く、利用できたとしてもPC版のみで、スマホからは注文できないといった事例もあります。
参考までに、スマホからトレール注文が利用できるFX会社としてヒロセ通商がありますので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
トレール注文が学べる!おすすめFX会社
トレール注文を学ぶためには、実際に利用してみるのが一番です。
しかし、実際のトレードで試そうと思っても、理解が浅いうちからの実践は不安に感じるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、自動売買とトレール注文の組み合わせが実現できる、トラリピ(マネースクエア)の運用です。
利用できるFX会社が少ないトレール注文ですが、そのトレール注文と自動売買を組み合わせることができるのは、マネースクエアならではの強みと言えるでしょう。
というのも、トラリピで利用できる「決済トレール」というオプションは、マネースクエアが特許を取得しているためです。
トラリピのように、ある程度長期でポジションを保有する戦略だからこそ、トレール注文がどのように機能しているのか、またどれほどの効力を持つのか、じっくりと理解できるようになるでしょう!
まとめ:ポジション握力が弱い人はトレール注文!
本記事では、トレール注文について以下のポイントを中心に解説しました。
- トレール注文とは
- トレール注文のメリット・デメリット
- トレール注文が学べる、おすすめFX会社
含み益を伸ばすのは、大変難しいものです。
含み損が膨らむよりも、含み益が減ってしまうことの方が、心理的なストレスは大きいとも言われています。(プロスペクト理論)
FXは損小利大のトレードができなければ、必然的に負け越してしまうことになるので、ポジション握力が弱い人こそ、積極的にトレール注文を活用していきましょう!
以上、参考にしていただければ幸いです。