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「ZigZag(ジグザグ)」と呼ばれるインジケーターをご存知でしょうか。
「ZigZag」とは、レート(価格)の高値・安値を分かりやすく表示し、相場の大まかな流れを確認するためのインジケーターです。
スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、どのトレードスタイルでも活用できる優れたインジケーターですので、ぜひ本記事をきっかけに、「ZigZag」を活用してみてください!
目次
ZigZagとは?
まずは「ZigZag」というインジケーターについて、概要を簡単に解説していきましょう。
ZigZag:一定期間のローソク足の高値と安値をラインで繋び、トレンドの方向性を分かりやすく表示するインジケーター
MT4などのチャートツールで「ZigZag」を表示させるとどうなるのか、実際に以下のチャートをご覧ください。
「ZigZag」という名前の通りジグザグしており、形状もシンプルゆえに初心者の方でも簡単に意図が読み取れるでしょう。

まず注目していただきたいのは、ローソク足の高値と安値が赤いラインで結ばれているということ。
つまり、部分的なトレンドラインを複数箇所に描いているというわけです。
ただ、トレンドラインと聞いて、次のような疑問を浮かべる人もいるかも知れません。
「ZigZagを使わずとも、自分でトレンドラインを引けば良いのでは?」
確かに、ローソク足に沿う綺麗なトレンドラインを引ける方であればその通りですが、ラインの引き方も奥が深く、誰しもが同じラインを引けるわけではありません。
その点、誰が使っても同じラインが描ける「ZigZag」を用いることで、再現性高く市場の心理や目線が掴めるようになるということです。
ZigZagのおすすめパラメータ設定について
「ZigZag」は、パラメーター設定を変更することで、表示がガラリと変わります。
パラメーターを変えることで、高値・安値の位置表示を細かく捉えたり、大きく捉えたりと変化するため、どのようなパラメータ設定にすべきか悩まれる人も多いでしょう。
そこで本節では、ZigZagのデフォルト値やおすすめのパラメータ設定について解説していきます。
ZigZagのデフォルトパラメーター
- Depth ・・・ 12
数値を大きくすると山、谷の表示も大きなものになり、小さくすれば山、谷も細かく表示される - Deviation ・・・ 5
山、谷の転換率 - Backstep ・・・ 3
反転するのに判断する期間
パラメーターの数値を低くすると、価格が敏感になり、数値を高くすると鈍感になります。
MT4にデフォルトで搭載されているZigZagは、上記3つのパラメーターを使用しており、隣の数値はデフォルトのパラメーターの数値です。
また、高値・安値を細かく確認したいということであれば、「Depth」の数値を小さくすることでZigZagの表示を変えることができます。
以下の画像は、MT4で「Depth」を12で表示した場合と5で表示した場合のチャートです。


「Depth」の数値を変更するだけでも、大きく表示形式が変わります。
また、適応できる数値はたくさんありますので、正直なところパラメータの最適解をお伝えするのは難しいです。
直近の高値・安値をアバウトに確認したい方は数値を大きめに設定するも良し、またZigZagを損切りの目安として使いたい方は、細かく表示することをおすすめします。
ただ、そうはいっても、どのような数値にすべきか迷ってしまうと思われますので、一般的に良いといわれている数値をご紹介しましょう。
有名なZigZagのパラメーターをご紹介
有名なパラメーターとしていわれているのは、
- Depth ・・・ 12
- Deviation ・・・ 5
- Backstep ・・・ 3
です。
先ほどご紹介した通り、MT4のデフォルト数値が最もおすすめな設定です。
インジケーターがより効力を発揮させるためには、大衆と目線を合わせることが重要になりますので、多くの人に取り入れられているデフォルト数値こそがおすすめというわけです。
また、MT4におけるZigZagのパラメータ変更方法は以下の通り・
- ZigZagを適応したい通貨ペアを開く
- MT4のナビゲーター内からZigZagを選択し、クリックする
- パラメータ変更
MT4にてインジケーターのパラメーターを入力する場面は、以下画像の通りとなっており、「値」の数値を変更することでパラメータを変更できます。

本当に使う項目以外表示されていない画面なので、迷うこともないかと思います(^^)
パラメーターの変更もインジケーターの適応も時間をかけることなく設定することができますので、こちらを読み終わったら設定してみてください!
「ZigZag」を使ってトレードしてみた!
「ZigZag」のみを頼りにトレードしてる人は、そう多くないでしょう。
ストキャスティクスやダウ理論を併用してトレードすることが一般的ですが、今回は分かりやすく、敢えてZigZagのみでトレードを進めていきます。
今回のトレードルール
今回適用させるトレードルールは、以下の通りです。
初心者でも理解しやすいよう、シンプルなルールを採用しています。
ZigZagでトレードしてみた
直近安値と前回安値をブレイクした後のローソク足で売りエントリーします。

安値を2点ブレイクしているということは、それより下がる見込みがあると判断できますので、エントリー根拠としては十分です。
さて、その後相場はどうなっていったか見てみましょう。

どんどん下降していき、損切りを移動させる前にこの相場では決済になりました。
約21pipsの利益で、もう少し長く保有していれば、50pips以上獲得できた瞬間もあります。
このように、ZigZagだけでも利益を取ることは可能ですが、毎回うまくいくわけではありません。
やはり、よりトレードの精度を高めるために、他のインジケーターと組み合わせる必要があると考えられます。
またトレンド発生時において、獲得pipsの固定は得策とはいえません。稼げる時には、ガツンと大きく稼いでおくべきなのです。
そこで今回は、獲得pipsを固定せず、損切りにかかるまで保有する戦略で臨んでみました。

直近安値と前回安値をブレイクしたローソク足が狙い目です。

結構早めの段階で、ラインの突き抜けを確認できました。
さて、このタイミングでエントリーすべきでしょうか?その答えとしては、まだ「様子見」が最適と考えられます。
なぜなら、ラインを突き抜けたのはローソク足のヒゲであり、実体ではないからです。
ヒゲをブレイクしたタイミングでも悪くはありませんが、より確かな根拠が欲しいときは、実体でのエントリーの方が精度は高まるでしょう。

そして、そのあとすぐに実体が突き抜けましたので、ここからがエントリー本番です。
またエントリーを済ませた後は、一定の利益を残せるよう、逆指値の設定行っておきましょう。なお今回は、ZigZagの上に逆指値(利確)を設定しています。

チャートを追ってみると、トレンドが転換した直後に逆指値にかかり、トレードはここで終了となりました。
1トレードで約52pipsの獲得となり、上々の結果です。
時間足や通貨ペアなどを絞って、得意パターンを確立しておくことで、より確実かつコンスタントに稼げるようになるでしょう。
また、ライン以外にも相性の良いインジケーターは多数あると思いますので、MT4上で様々なインジケーターと組み合わせてみても面白いでしょう。
他にも、ZigZagとインジケーターとの組み合わせや、活用テクニックについて以下の動画で紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
ZigZagの活用テクニックはこちら
まとめ:ZigZagのパラメータはデフォルト値でOK!
本記事では、インジケーター「ZigZag」の概要やパラメータについてお伝えしました。
見た目通り単純なインジケーターですので、初心者の方でもすぐに使えるようになるでしょう。
ただ、パラメータの設定によって表示が大きく異なるので、その点には注意しなければなりません。
推奨としては記事中に紹介した通りデフォルト値になりますが、高値安値を大きくみたいのか、細かくみたいのかで、少しずつ調整してみるのも良いでしょう。
以上、参考にしていただければ幸いです。