ボラティリティは高いがチャンスは多いマーケット【YEN蔵のFX相場分析】

ボラティリティは高いがチャンスは多いマーケット

こんにちは。YEN蔵です。

今週の為替相場振り返りです。

今週(5月17日)の振り返り

今週もFRBの金融政策に注目が集まりました。世界的に物価指標が徐々に上昇してきています。コロナワクチンの接種の拡大で経済活動が徐々に再開しています。その中でエネルギー価格や原材料の上昇が各国の物価を上昇させています。

今週は4月27~28日に行われたFOMCの議事要旨の発表が注目されました。FRBがいつ現状の超金融緩和から通常の金融政策に戻るのかが現在の金融市場では最大のテーマです。

FOMCでは金融政策を変更するための変化を物価の安定と失業率の低下と位置付けています。

今回の議事要旨の発表でそこら辺が注目されました。報道によると数人の参加者はFOMCが設定する目標に向けて経済の急速な進展が継続すれば、今後ある時点の会合で、資産買い入れペースの調整を巡る討議を開始することが適切になる可能性があると指摘。これまでは量的緩和の縮小について具体的な言及はありませんでしたが、今回初めて言及がありました。

ただこの文言に対する市場の反応は限定的で、米国の長期金利は安定しており為替市場も比較的安定した動きが続いています。

注目ポイント

今週大きく動いた資産は暗号資産でした。ビットコインは500万円付近から320万円付近まで下落しましたが440万円付近に反発しています。暗号資産が急落して株も下落して円高になるというリスク回避の動きが今週見られました。

暗号資産のボラティリティは株や、為替に比べて非常に大きいのですが、今週に関しては一番最初に動き出して、暗号資産の後を株が追い、為替が追うという動きになっていました。そういう意味では暗号資産が市場をリードした週になりました。

市場のカナリアという言葉があります。市場が変調をきたすときに真っ先に動き出す資産などのことをこういう風によんでいます。ですから市場のカナリアに注意していれば、その後の市場の大きな動きを予想できるかもしれないのです。

いつもそうなるとは限りませんが、今週は比較的わかりやすい動きになりました。

暗号資産が最初に崩れて株価も下落しましたがその後の反発も大きく、暗号資産が上昇しているうちは市場のリスク選好の動きはまだ健在ではないかと思われます。

暗号資産も株価も下げ止まっており、ここが崩れなければリスク選好の流れは継続するものと思います。

その場合はドルは緩やかに下落、リスクオフのなるとドルは上昇というのが最近の動きになっています。リスクオフの材料が金利の上昇であることが多いからかもしれません。

ポンドドルに注目

ポンドドルはワクチン接種が進む中で上昇トレンドを続けています。リスク選好の動きがまだ継続する中でドルが弱含みポンドが堅調な流れが続いています。

本日発表された4月の英小売売上高は前月比9.2%増加しました。小売りの営業再開で急増しし、前年比では42.4%の増加となりました。

短期的には一目均衡表の転換線が位置する1.41付近がサポートレベルになっており、ここが維持されれば2月24日の高値1.4240を目指す動きが予想されます。

ボラティリティは高いがチャンスは多いマーケット

1.4240を上抜けした場合には2018年4月の高値1.4380付近が次のターゲットと予想します。

そのレベルを上抜けした場合は2016年6月の高値1.5020までこれといったレジスタンスが見当たりません。

1.41付近を下抜けした場合は節目の1.4付近、そこを下抜けした場合は一目均衡表の雲の下限が位置する1.38付近がサポートとして意識されます。

オシレーター系のRSIは65%と若干対レベルにいますが、1.41付近を下抜けするまでは上昇トレンドは継続と予想します。

チャートはポンドドル 日足、5日移動平均線、一目均衡表、RSI、MACD、スローストキャスティックス、DMIです。