為替相場予測_ウィークリーレポート【2020年9月7日週】

乖離幅チャート分析

おはようございます。鈴木郁雄です。

今週の、為替相場予測です。

【2020年9月7日週】概況・展望

市場には常にコロナウィルス感染拡大が意識される中、先週末発表された8月米雇用統計は無難に消化したが、依然として、米中覇権争いも沈静化の兆しはなく、相対的に不確実性がマーケットを席捲している。

その中、コロナ対策や経済活性化を背景に、FRBによる超低金利政策の長期化が打ち出されており、米ドルを拙速的に買い戻す動きは削がれている。市場の過剰流動性資金が株式市場や金市場への追い風になっている反面、だぶついた流動性資金が相場のかく乱要因いなっている。そして、史上最高値圏で推移していた米国株式市場には調整売りが優勢になるなど、過度な株高期待は自重局面に差し掛かっている。

一方、米ドルの強さを見極めるドルインデックス(指数) が約2年3カ月ぶりの低水準まで下落、投機筋のユーロロングは過去最高水準まで積み上がるなど、市場は株価推移に相反する為替相場の動きに困惑度を深めている。トランプ政権としても、11月の米大統領選までは貿易不均衡の改善を見越して過度なドル高局面は描きづらい相場環境にある。ただ、米中の対立構造や中国包囲網のためには強い米ドルを維持したい意向もあり、米当局としても、総じて、ジレンマ状態にあると言わざるを得ない。

基本的には売買材料が多様化しているだけに、引き続き直近のレンジ幅での攻防が予想されるため、相場が動意づいてからの逆張りに専念することも一考で
あろう。

【2020年9月7日週】の注目の経済指標

米雇用統計を消化し、材料難の1週間となりそうであるが、当面、FRBの動向を探る意味でも9月15~16日FOMCに注目が集まる。ただ、FRBが低金利政策の長期化を示唆している以上、米ドルの反発余地は少ない。

注目指標

  • 7日(月)米国市場休場
  • 8日(火)日本4-6月期GDP速報(大幅な悪化を織り込み済み)
  • 9日(水)カナダ中銀、政策金利発表(0.25%据え置き)
  • 10日(木)米国8月生産者物価指数(注目度は低いがドル安の影響で改善見込み)
  • 10日(木)米国新規失業保険申請件数(雇用情勢は横ばい)
  • 10日(木)ECB政策金利発表(0.00%据え置き)
  • 11日(金)米国8月消費者物価指数(やや悪化予想も相場への影響は限定的)

乖離幅チャート分析

2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むには一目瞭然のチャートが求められています。
乖離幅チャート分析

【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円*ユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生しますが。基本的には通常よりも強めのシグナルが発生してからナンピン売買が効率的です。

各通貨ペア動向

各通貨ペアの動向です。

ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

乖離幅チャート分析

  • 平均乖離幅:0.0491
  • 現状乖離幅:0.0429→0.0497

先週の弱めの買いシグナル105.35円から上昇に転じており、今週は利益確定売り106.00円を交えて、弱い売りシグナルドル円106.25円が点灯している。ドル円105.00~107.00円のレンジ相場を形成している。
★買いターゲット(106.00円)

ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

乖離幅チャート分析

  • 平均乖離幅:17.25円
  • 現状乖離幅:20.10→19.55円

先週の強めの売りシグナル1.1905から若干下落しており、今週は通常の売りシグナル1.1840が点灯している。
★買いターゲット(1.1700)

豪ドル(ドル円-豪ドル円)

乖離幅チャート分析

  • 平均乖離幅:30.75円
  • 現状乖離幅:27.75→28.90円

先週の強い売りシグナル0.7336から下落しており、今週は強めの売りシグナル0.7280が点灯している。
★買いターゲット(0.7150)

ポンドドル(ポンド円-ドル円)

  • 平均乖離幅:31.00円
  • 現状乖離幅:35.30→34.90円

先週の強い売りシグナル1.3351から下落しており、今週は強めの売りシグナル1.3285が点灯している。
★買いターゲット(1.3000)

本ペットチャートは3~5段階の少な目からの分散投資をお勧めします。添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。