パウエル発言に注目【2021年2月10日】

2021年2月10日パウエル発言に注目

おはようございます。だいまんです。

2021年2月10日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、主だった材料のない中、ドル売りが優勢となった。今年最大の入札を控えて、米長期金利の上昇が一服したことなどが、ドルの上値を抑えた。また、NY株3指数は、前日に続きバイデン政権の追加経済対策に対する期待感や前向きな企業決算を受けて、堅調を維持したが、リスクオンの動きは強まっていない。

ドル円は104.50まで下落後も安値圏で推移、ユーロドルが1.2119、ポンドドルが1,3815までじり高となった。

一方クロス円では、ユーロ円が126.72から126.44まで売りに押され、ポンド円は144.04の安値から144.47まで反発、オージー円が80.65、NZD円は75.55、カナダ円は81.97まで一時値を下げた。

2月10日の注目材料

  • 08:30 (豪) 2月ウエストパック消費者信頼感指数 (前回107.0)
  • 08:50 (日) 1月国内企業物価指数 [前月比] (前回0.5% 予想0.4%)
  • 08:50 (日) 1月国内企業物価指数 [前年同月比] (前回-2.0% 予想-1.6%)
  • 09:01 (英) 1月RICS住宅価格指数 (前回65 予想60)
  • 10:30 (日) 中村豊明日銀審議委員・あいさつ
  • 10:30 (中) 1月生産者物価指数 [前年同月比] (前回-0.4% 予想0.3%)
  • 10:30 (中) 1月消費者物価指数 [前年同月比] (前回0.2% 予想-0.1%)
  • 未 定 (中) 1月マネーサプライM2 [前年比] (前回10.1%)
  • 未 定 (中) 1月人民元建て新規融資 (前回1260十億人民元)
  • 未 定 (中) 1月人民元建て融資残高 [前年比] (前回12.8%)
  • 未 定 (中) 1月社会融資総量 (前回1720十億人民元)
  • 16:00 (独) 1月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回0.8% 予想0.8%)
  • 16:00 (独) 1月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回1.0% 予想1.0%)
  • 16:45 (仏) 12月鉱工業生産指数 [前月比] (前回-0.9% 予想0.4%)
  • 17:30 (スウェーデン) スウェーデン中銀・政策金利公表 (現行0.00% 予想0.00%)
  • 18:30 (南ア) 1月企業信頼感指数 (前回–)  
  • 22:00 (ユーロ圏) パネッタECB専務理事講演
  • 22:00 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁「エコノミスト誌主催ウェビナー参加」
  • 22:30 (米) 1月消費者物価指数 [前月比] (前回0.4% 予想0.3%)
  • 22:30 (米) 1月消費者物価指数 [前年同月比] (前回1.4% 予想1.5%)
  • 22:30 (米) 1月消費者物価指数・コア指数 [前月比] (前回0.1% 予想0.2%)
  • 22:30 (米) 1月消費者物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回1.6% 予想1.5%)
  • 00:00 (米) 12月卸売在庫 [前月比] (前回0.0% 予想0.1%)
  • 00:00 (米) 12月卸売売上高 [前月比] (前回0.2%)
  • 00:30 (米) 週間原油在庫 (前回-99.4万バレル)
  • 01:00 (米) 1月クリーブランド連銀・消費者物価指数 (前回0.1%)
  • 01:30 (加) レーン加中銀副総裁講演
  • 02:00 (英) ベイリー英中銀総裁講演
  • 03:00 (米) 10年物国債入札(410億ドル)
  • 04:00 (米) 1月月次財政収支 (前回-1436億ドル)
  • 04:00 (米) パウエルFRB議長講演(NY経済クラブ)
  • 米企業決算:コカ・コーラ、ウーバー・テクノロジーズ、ゼネラル・モーターズ、MGMリゾーツ・インターナショナル、アンダーアーマー

2月10日の相場見通し

昨日は、主だった材料はありませんでしたが、ドルの売り戻しが進みました。

ポジション調整の動きが主流なら、今日も同様な展開となるかは不透明ですが、総じて揉み合い気味の相場展開ですので、前日の巻き戻しには注意しておきましょう。

経済指標としては、豪2月ウエストパック消費者信頼感指数、日本の1月国内企業物価指数、英1月RICS住宅価格指数、中国の1月生産者・消費者物価指数と人民元建て新規融資、独1月消費者物価指数・改定値、仏12月鉱工業生産指数、米国では1月消費者物価指数、12月卸売在庫・卸売売上高などが発表されます。

経済指標に対する関心度が低下していますが、米長期金利の動向を睨むと米1月消費者物価指数の強弱は、一定の注目を集めそうです。加えて本日は米10年物国債の入札も予定されています。追加の経済対策もあって、入札額が増加しています。強い消費者物価の結果を受けて、米長期金利の高止まりが続くなら、ドルの下値を支えそうです。

また本日は要人発言の機会が多く注意です。ユーロ圏では、パネッタECB専務理事とラガルドECB総裁が、一定の織り込みはあっても、ユーロ高にけん制を続けると、ユーロ相場の上値を抑える可能性が残っています。レーン加中銀副総裁とベイリー英中銀総裁に関しては、それぞれの国の経済や金融政策に関しての発言があれば、相場に一定の影響を与えるかもしれません。

ただ、特に注目は、パウエルFRB議長となります。先週の弱い米雇用統計もあって、引き続き低金利の長期の維持や米経済に対する警戒感の強い発言が続きそうです。こういった面が、ドルの上値を抑える可能性がありますが、前述の通り消費者物価や10年物国債の入札と合わせて、米長期金利が荒れた動きとなるなら、ドルも上下に振らされる可能性があることは、留意しておきましょう。

2月10日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ユーロドル

  • 予想レンジ:1.2050~1.2150
  • 基本戦略: 戻り売り
  • 予想時間:09:23 予想時レート: 1.2116

ユーロドルは、下値を1.1612と1.1603で、ダブル・ボトムを形成後、堅調に上値を1.2349まで拡大も、この位置では上値を押さえられて、急上昇を支えるサポートや日足の雲の上限を割り込んで下落が、1.1952まで調整したが、現状はこの位置で、雲の下限に支えられる形。スロー・ストキャスティクスも既に、反転上昇気味で、今後どこまで上値を回復できるかが大きな焦点。

上値は、昨日の戻り高値となる1.2122が既にレジスタンスの可能性があるが、超えると基準線の1.2151を含む1.2136-90ゾーン、雲の上限が位置する1.2223-26ゾーン、12285の戻り高値まで視野となるが、抑えるとレジスタンスの再形成からは上値は追えない。あくまで1.2349の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカルが視野となるが、オプションの防戦が上値を押さえて可能性が残っているが、しっかりと超えると月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏まで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。

一方下値は、1.2020-45の戻り安値、雲の下限が1.1976レベルにあって、こういった維持では堅調も、1.1952を割れると崩れ気味となり、1.1882-1.1922ゾーンでそれ以前に上値を押さえていた位置、1.1800-1.1833の戻り安値圏、1.1745-59の戻り安値や1.1711の戻り安値を割れると1.1650のサイコロジカルまで視野となる。ただ、この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、リスクは、1.1603の安値を割れで、その場合調整が深まり、それ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンまで視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易い。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。

デイの戦略としては、堅調に戻っているがこの位置からの買いは得策と言えず、1.2150方向への上昇で売り狙い。ストップを1.2190に置いて、売り上がりで対応となるが、ターゲットは、1,2080-90の維持では買い戻しも、割れるなら1.2140-70での利食いとなる。またこの位置の買いは、1.2020をストップ、さもなくば割れる動きを見て、1.20前後から買い下がって、ストップは1.1952割れとなる。買いの場合の利食いは、1.21が上値を抑えると利食い優先となる。

2021年2月10日パウエル発言に注目

スイス円

  • 予想レンジ:116.80~117.70
  • 基本戦略: 逆張り
  • 予想時間:09:37 予想時レート: 117.16

スイスフラン円は、113.28と113.78-78の戻り安値で、トリプル・ボトム的に下値を支えて、反発が118.01まで拡大。ただ、総じてレンジ的な展開となっていることやスロー・ストキャスティクスが不透明な動きを示しており、上値追いは厳しい。

上値は、117.34-68が抑えると弱い。118.01を超えて、月足からは118.06-60ゾーンの上髭圏が視野となるが、こういった位置は過去のレンジ的相場の上限を形成しており、戻り売りが出易い。あくまでこの位置を超えて、119.07、120.38などもターゲットとなるが、120円はサイコロジカル的にも、達成感が広がることは、留意しておきたい。

一方下値は、116.58-91の戻り安値、雲の上限となる116.49の維持では良いが、116.22や116.04の戻り安値を割れると横ばいとなる115.77の雲の下限が視野となるが、維持では堅調が続くが、維持できない場合、114.56-68や114.16-22までポイントが薄くなるので注意。ただ、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、113.77や113.28の戻り安値を割れると、相場は崩れ気味となり112.96-113.02、112.43-67なども視野となるが、更に112円を荒れると110円方向への調整リスクとなる。

デイの戦略としては、若干揉み合い気味で、逆張りスタンスとなる。ただ、突っ込み売りは出来ず、116.80-117.00の維持では買っても、ストップは116.58割れで対応。ターゲットは117.34が抑えると利食いも、超えるなら117.45-70では利食い優先で、この位置では売り狙いとなるが、ストップは118.01越えで対応。売りの場合のターゲットは、116.80-117.00が維持されると軽く利食い優先が安全となりそうだ。

2021年2月10日パウエル発言に注目