パウエルFRB議長発言に注目【2021年3月4日】

2021年3月4日パウエルFRB議長発言に注目

おはようございます。だいまんです。

2021年3月4日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場も、米長期金利の動向を睨んで、ドルが上下する展開が続いた。米10年物国債利回りは、1.39%台を下値に、バイデン大統領が、「5月末までに米国成人分のワクチンを確報できる」と発言したことで1.50%に迫る上昇も、2月ADP全米雇用報告が、予想を下回ったことで上げ渋った。また、2月マークイット・サービス業PMIの改定値が予想を上回ったが、2月ISM非製造業指数が、予想より弱い結果となったことで、相場の反応は限られたが、NY株価3指数が軟調な展開で引けたことがドルの下値を支えた。その他、エバンズ・シカゴ連銀総裁は「長期金利の上昇は前向きな経済的兆候であるという見解を共有」と発言、ベージュブックで「米経済や雇用の回復の緩慢さ」が示されたが、影響は見えていない。

ドル円は、107.15まで一時上昇、ユーロドルは、ECB関係筋の話として「債券利回り上昇を抑制するために劇的な措置は必要ない」と報道されたことで、1.2113まで上昇後、1.2043まで下落、ポンドドルは、1.4007から1.3921まで一時売りに押された。

一方クロス円では、ユーロ円が129.46を高値に128.74まで下落、ポンド円は149.71から149.04で上下したが、オージー円が83.76から83.13、NZD円は78.07から77.51、カナダ円は84.87から84.45まで売りに押された。

3月4日の注目材料

  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回-1兆8930億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回941億円)
  • 09:30 (豪) 1月貿易収支 (前回67.85億豪ドル 予想63.00億豪ドル)
  • 09:30 (豪) 1月小売売上高 [前月比] (前回-4.1%)
  • 09:30 (豪) 1月財サービス輸入 (前回-2%)
  • 09:30 (豪) 1月財サービス輸出 (前回3 %)
  • 14:00 (日) 2月消費者態度指数・一般世帯 (前回29.6 予想29.7)
  • 17:10 (ユーロ圏) クノット・オランダ中銀総裁講演
  • 18:30 (英) 2月建設業PMI (前回49.2 予想51.0)
  • 19:00 (ユーロ圏) 1月失業率 (前回8.3% 予想8.3%)
  • 19:00 (ユーロ圏) 1月小売売上高 [前月比] (前回2.0% 予想-1.3%)
  • 19:00 (ユーロ圏) 1月小売売上高 [前年同月比] (前回0.6% 予想-1.0%)
  • 21:30 (米) 2月チャレンジャー人員削減予定数 [前年比] (前回17.4%)
  • 22:30 (加) 第4四半期労働生産性指数 [前期比] (前回-10.3%)
  • 22:30 (米) 第4四半期非農業部門労働生産性・改定値 [前期比] (前回-4.8% 予想-4.8%)
  • 22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回73.0万件 予想79.3万件)
  • 22:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回441.9万人)
  • 00:00 (米) 1月製造業新規受注 [前月比] (前回1.1% 予想1.0%)
  • 00:00 (米) 1月耐久財受注・改定値 [前月比] (前回1.2%)
  • 02:05 (米) パウエルFRB議長「米国経済について議論参加」
  • 06:30 (豪) 2月AIGサービス指数 (前回54.3)
  • OPECプラス閣僚級会合

3月4日の相場見通し

昨晩の米長期金利の動向で、ドルが右往左往する展開となりましたが、本日も米長期金利や株価の動きに注目して対応しましょう。

経済指標としては、豪1月貿易収支と小売売上高、日2月消費者態度指数、英2月建設業PMI、ユーロ圏1月失業率・小売売上高、加第4四半期労働生産性指数、米国では、第4四半期非農業部門労働生産性・改定値、週間新規失業保険申請件数、1月製造業新規受注と耐久財受注・改定値などが発表されます。明日の米雇用統計を控えて、結果に対する反応は限定されそうですが、昨日のADP雇用報告が弱かったこともあって、週間新規失業保険申請件数などが弱い結果となった場合、明日の非農業部門雇用者数の結果に、思惑を高めそうです。

また、パウエルFRB議長が、米国経済についての議論に参加するようです。もし、現状荒れた動きを示している米長期金利に関して、一定の言及があった場合、相場に動き出る可能性に注意しましょう。

実際どういった発言となるかは不透明ですが、以前同様、現状の金利上昇を容認する場合、ドル買いや株安となるリスクがあります。ただ、通常なら一定のけん制発言が出てもおかしくないことから、憶測を挟まず、ともかく発言から相場に動きが出た場合に、逆らうのは止めておいた方が良いかもしれません。

3月4日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ドル円

予想レンジ:106.30~107.30
基本戦略: 慎重に売り場探し
予想時間:09:14 予想時レート: 107.02

下落を102.59で維持して、日足の雲を上抜けて上昇が107.15まで拡大。指摘したファンラインや過去の相場の上下を司るネック・ラインの106円をしっかりと超えたことで、更に上値トライとなるか注目されるが、ただ、未だ123.23の高値からのレジスタンスが控えている。更に上値追いができるかは不透明であることは、留意しておきたい。

ただ、上値は107.15を超えると107.50のサイコロジカルが視野となるが、上抜けは不透明で、107.54や108.17の戻り高値を順次超えるまでは、完全なあく抜けは見えない。

一方下値は、105.83-85の戻り安値に、日足の転換線、基準線が105.60に控えており、上昇サポートから維持では堅調が続く。ただし、維持できなかった場合、105.15-83の戻り安値が視野となるが、サイコロジカルな105円が支えると、更に突っ込み売りは出来ないが、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。

従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ず、慎重にここからの上昇では戻り売り狙いで、107.54をストップに、107円ミドルまで慎重に売り場を探して、ターゲットは、106.80前後が維持されると利食いも、割れるなら106.50を前に下げ止まりでは、利食いを優先したい。また買いは、こういった位置は下げ止まりを見ながら、106.20-40、106円まで買い下がって、ストップは105.80割れで対応。買いの場合のターゲットは、106.80-00が上値を抑えると利食い優先が良い。

2021年3月4日パウエルFRB議長発言に注目

スイスフラン円

  • 予想レンジ:116.00~117.00
  • 基本戦略: 戻り売り場探し
  • 予想時間:09:24 予想時レート: 116.38

スイスフラン円は、113.28と113.78-78の戻り安値で、トリプル・ボトム的に下値を支えて、直近上値を押さえていた117.76-118.00を超えて、反発が118.87まで拡大も更なる展開となっていない。上値はトピッシュとなっていること、スロー・ストキャスティクスも反転下落しており、一旦高値付きと見たい。

上値は、基準線の117.52から117.80,118.07から118円ミドルが再Capすると、レジスタンス形成から弱い。あくまで118.87を超えて月足からは119.07、120.38などもターゲットとなるが、120円はサイコロジカル的にも、達成感が広がることは、留意しておきたい。

一方下値は、現状116.17-28の戻り安値が支えており、116.04の戻り安値を割れても日足の雲の下限が115.77に控えており、維持すると更に突っ込み売りはっ出来ない。ただし、雲をしっかりと割れた場合、調整が深まるので注意。その場合114.56-68や114.16-22までポイントが薄くなる。また113.77や113.28の戻り安値を割れると、相場は崩れ気味となり112.96-113.02、112.43-67なども視野となるが、更に112円を荒れると110円方向への調整リスクとなる。

デイの戦略としては、突っ込み売りは出来ず、あくまで戻りを待って売り狙い。

まず、116.85の戻り高値を睨んで、この手前がCapされると売り狙い。ストップはこの116.85越え。また超えるケースでは、117.00-50ゾーンを売り上がって、ストップは117.78越えで対応したい。ターゲットは、116.17-26の維持では利食いで、割れても116円前後、日足の雲の下限となる115.77前後では、しっかりと利食いたい。一方買いはこの115.77-116.00ゾーンでは検討したいが、ストップは、一旦サイコロジカルな115.50割れとして、ターゲットは、116.85を超えないなら反発では、しっかりと利食っておきたい。

2021年3月4日パウエルFRB議長発言に注目