米地区連銀経済報告【今週の為替相場予測】|2021年4月12日週

為替相場予測_ウィークリーレポート2021年4月12日週

こんにちは。鈴木郁夫です。

今週の、為替相場予測です。

【2021年4月12日週】概況・展望

市場には売買材料が多岐に渡り、相場全般の難易度を高めているが、依然として、各国の低金利政策の下に過剰流動性資金がマーケットの主役になっている。既に米国株式市場では史上最高値近辺まで上昇しており、短期筋やヘッジファンドなどの投機筋は警戒感を一層強めるなど、株価及び為替相場は神経質な展開を余儀なくされている。その中、新型コロナウィルス感染拡大は変異株の登場により、相対的な不透明感が増幅しているが、英国ではワクチン接種の効果が如実に表れ始めており、市場は早期のワクチン接種に期待を抱かざるを得ない状況に置かれている。いずれにしても、コロナウィルス沈静化に向けて、市場全般はワクチン争奪合戦に陥っており、近い将来優劣が判明する可能性が高いだろう。ただし、世界的にワクチン接種が普及するには相当の時間を要するとの見解が支配的であり、相対的に探り探りの展開にならざるを得ないだろう。そして、米国債利回りの急ピッチの上昇により、FRBの出口戦略にも関心集まっているが、景気回復期の金利上昇ならば健全な利上げ局面と言えるが、日欧などは低金利政策の長期化が浸透しており、FRB独自の金融引き締め策は時期尚早と判断するのが妥当であり、過剰期待は禁物であろう。相対的には対中の地政学リスクがあるため、必然的に有事のドル買いに発展し易い外部環境にあり、ドルショートは自重局面に差し掛かっている。

【2021年4月12日週】注目経済指標

 米ダウ平均株価やS&P500種指数が史上最高値を更新する中、米債券利の上昇を受けて、市場はドル高・円安トレンドを強めており、今週は米長期金利・米主要株価指数の動向や、米経済指標の3月消費者物価指数、米3月小売売上高にも注目が集まるが、市場の関心はパウエルFRB議長が物価上昇は一時的であり、持続的なインフレにはならないと発言している関係上、今後の米債入札の進捗状況の結果に集まっている。ただ、米国の大規模な支援策を背景に、上昇余地も残り少なく、相場を動意づかせるには力不足と言わざるを得ない。

注目指標

  •  12日(月)欧2月小売売上高(前月比)改善見込み
  • 13日(火)英2月月次国内総生産(GDP)(前月比)+0.5%←
  • 米3月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.5←0.4%
  • 14日(水)ニュージーランド準備銀行政策金利 0.25%据え置き
  • パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演
  • 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
  • 15日(木)トルコ中銀、政策金利 19%据え置き
  • 4月ニューヨーク連銀製造業景気指数 18.5←17.4
  • 米3月小売売上高(除自動車)(前月比) 4.8←-2.7%
  • 米3月鉱工業生産(前月比) 2.6%←-2.2%
  • 16日(金)欧3月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) 1.3%据え置き
  • 4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 89.0←84.9

乖離幅チャート分析

2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。

為替相場予測_ウィークリーレポート2021年4月12日週

【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。

各通貨ペア動向

各通貨ペアの動向です。

ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

2021年4月12日週ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

  • 平均乖離幅 0.0520
  • 現状乖離幅 0.0821→0.0739

先週の強い売りシグナルドル円110.70円から下げ足を速めているが、今週も強めの売りシグナルドル円109.65円が点灯している。
★買いターゲット(107.00円)

ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

2021年4月12日週ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

  • 平均乖離幅 21.00円
  • 現状乖離幅 19.55→20.85円

先週の買いシグナル1.1766から上昇を速めており、今週は利益確定売りを伴い、弱めの売りシグナル1.1902が点灯している。
★買いターゲット(1.1830)

豪ドル(ドル円-豪ドル円)

2021年4月12日週豪ドル(ドル円-豪ドル円)

  • 平均乖離幅 24.75円
  • 現状乖離幅 26.50→26.10円

先週の買いシグナル0.7606から若干上昇しており、今週は弱めの買いシグナル0.7620が点灯している。
★売りターゲット(0.7700)

ポンドドル(ポンド円-ドル円)

2021年4月12日週ポンドドル(ポンド円-ドル円)

  • 平均乖離幅 40.00円
  • 現状乖離幅 42.45→40.65円

先週の様子見1.3835から下落基調を強めているが、今週は弱い買いシグナル1.3707が点灯している。
★売りターゲット(1.3780)

本ペットチャートは3~5段階で少な目からの分散投資をお勧めします。売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。