南アフリカランド/円の特徴は?その魅力と今後の見通しも解説!

南アフリカランド

あなたは南アフリカランド/円でトレードしたことはありますか?

南アフリカランドはマイナー通貨なので「存在は知っているけどトレードしたことはない」という方が多いのではないでしょうか?

しかし、実は南アフリカランド/円には様々な魅力があるんです!

この記事では、南アフリカランド/円の魅力や今後の見通しについて解説していくので、ぜひ最後まで読んで、実際にトレードしてみてくださいね。

南アフリカランド/円の特徴とは

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それではまず、南アフリカランド/円には、どんな特徴があるのかを解説していきます。

ただ、そもそも南アフリカはどんな国なのかを知らない方も多いと思うので、最初に南アフリカについて簡単に紹介しますね。

南アフリカについて

南アフリカはアフリカの最南端に位置する国で、正式名称は南アフリカ共和国と言い、イギリス連盟加盟国の一つです。

アフリカトップクラスの経済大国で、アフリカ大陸の中で唯一のG20参加国なんですね。

以前はアパルトヘイトという人種隔離政策が行われていましたが、ネルソン・マンデラ元大統領がアパルトヘイトを撤廃に追い込み、世界中で話題になりました。このマンデラ元大統領の名前やエピソードを耳にしたことがある方は、多いのではないでしょうか。

アパルトヘイト撤廃により民主化が進み、アフリカ大陸を代表する経済大国へと発展することができました。

また、南アフリカは資源大国としても有名です。
金やダイヤモンド、プラチナなどの鉱物資源が豊富なので、南アフリカの通貨「ランド」は資源国通貨に位置づけられています。そのため、ランドは金などの商品価格に影響を受けやすいです。

鉱物資源の中でも金は重要な輸出品で、産出量世界一だったこともあるくらいです。
主に中国やアメリカ、ドイツなどに輸出していますが、特に中国との結びつきが強く、友好関係を築いています。

ただ、最近の南アフリカ経済は停滞気味です。
国内電力の9割以上を供給している国営電力会社・エスコム(Eskom)が経営危機に陥っており、南アフリカ経済全体の足を引っ張るような形になっています。

経済的な側面で言うと、労働組合が呼び掛けたストライキが発生しやすいのも、南アフリカ経済のマイナス要因ですね。

南アフリカがどんな国なのか、何となく掴めてきたのではないでしょうか。
それでは次に、南アフリカランド/円の特徴を解説していきますね。

南アフリカランド/円の特徴

南アフリカランド/円には以下3つの特徴があります。

  • スワップポイントが高い
  • 金相場と相関関係がある
  • 少資金でトレードできる

1つ目の特徴は『スワップポイントが高い』ですが、これはSARB(南アフリカ準備銀行)が設定する政策金利が高いからです。

スワップポイントを狙うトレーダーからは、トルコリラと並んで人気を集めています。

ただ、直近では国内のインフレ見通しがやや落ち着いていることから、政策金利を引き下げる動きがあるので、南アフリカランド/円のスワップポイントにも影響が出る可能性があります。

2つ目の特徴は『金相場と相関関係がある』こと。

先ほども少し触れましたが、南アフリカランド相場は資源国なので金の価格と相関関係があります。

金相場が上昇すれば南アフリカランドも上昇し、逆に金相場が下落すれば南アフリカランドも下落する傾向があるので、金相場にも注目することをおすすめします。

3つ目の特徴は『少資金でトレードできる』ことですね。

南アフリカランド自体の価格が低いため、トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨と比較しても、少ない資金でトレードできます。

時期によって変わりますが、南アフリカランド/円でトレードするときの必要証拠金はドル/円の10分の1程度でOKなんてこともあるくらい、少ない資金でトレードできちゃうわけです。

また、南アフリカランド/円で取引する際には、リスクがあることも知っておきましょう。

例えば、インターバンク市場の流動性が低いため、価格が暴落したり、値幅が拡大して一時的に価格が提示されない事態になる可能性があります。

この不安定さについては、高い失業率がなかなか下がらないことや経済成長率もゼロに近い状態も考慮すると、改善される可能性は低いです。

世界的に有名な格付け会社「ムーディーズ」や「S&P」の南アフリカランドに対する格付けをチェックしても、通貨としての信用度は決して良いとは言えません。

そして、南アフリカは中国との経済的な結びつきが強いので、今後訪れる可能性が高い中国経済停滞の影響を受けることもあり得ます。

そのため、南アフリカランド/円でトレードする際は、経済ニュースなどにも注意しながらリスク管理を心がけたいところです。

南アフリカランド/円投資を始めるメリット

南アフリカランド

南アフリカランド/円でトレードすることにリスクがあるのは確かですが、リスクを伴うのは投資をする以上どの通貨ペアを選んでも同じですし、メリットもたくさんあるのでトレードする価値は十分にあります。

そこで次は、南アフリカランド/円でトレードを始めるメリットについて解説していきますね。

メリット1:資金が少なくても始められる

先ほども触れましたが、やはり他の通貨ペアよりも少ない必要証拠金でトレードできるのは大きなメリットですね。

FXの必要証拠金はレートをベースに算出されるので、100円以上のレートで推移しているドル/円やユーロ/円よりも、数円から数十円を推移している南アフリカランド/円の必要証拠金は少なくて済みます。

「デモトレードではなくリアルトレードでスキルを磨きたいけど、なるべく資金はかけたくない」という方にはピッタリの通貨ペアですね。

メリット2:資源大国として国際的な競争力がある

南アフリカは世界でも獲れる場所が限られている金やダイヤモンドなどの資源を保有しています。また、自動車製造に欠かせない金属、パラジウムの輸出も行っているので、国際的な競争力があるんですね。

歴史を振り返っても、資源大国が潤いやすいのは明らかなので、南アフリカランド/円に投資する価値は十分にあります。

メリット3:安値圏から抜けつつある

2020年に入り新型コロナウイルスが世界的に流行したことで金融不安が起こり、ランドが売られてしまい、南アフリカランド/円は5円台まで落ち込んでいました。

5円台は過去最低クラスのレートでしたが、以降は徐々に回復し上昇が続いています。

安値圏から抜け出して、そのまま2011年の12円台クラスまで上昇していくかに注目です。

メリット4:政策金利が高水準

2021年3月時点では、南アフリカの政策金利は3.50%です。日本は-0.10%なので、その差は歴然ですね。

また、2019年の夏以降、アメリカやヨーロッパの国が相次いで利下げを行いましたが、南アフリカ中央銀行は政策金利の引き下げに否定的な姿勢を示しました。国として高金利政策を推し進めていくということですね。

南アフリカランド/円の金利は3.50%、日本円の金利はー0.10%なので、実に3.60%もの金利差があるわけです。

この金利差によって生み出されるのがスワップポイント。

スワップポイントは原則土日を除いて毎日付与されるので、スワップポイント狙いで南アフリカランド/円を保有するのもいいでしょう。

南アフリカランド/円と日本円のように、金利差が大きければ大きいほど、毎日受け取れるスワップポイントも増えるので、これも大きなメリットですね。

メリット5:南アフリカがさらに発展する可能性もある

南アフリカは1994年のアパルトヘイト廃止を皮切りに、経済成長を遂げた国で、アフリカ諸国の中でも第2位の経済大国となっています。

現在はやや成長が鈍化していますが、インドと友好関係を築いているため、これからインド経済が発展したらその恩恵を受ける可能性が高いです。

また、アフリカ全体を見ても、まだまだ発展途中なので、これから一気に経済的に伸びるかもしれません。

南アフリカランド/円の今後の見通し

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それでは最後に、南アフリカランド/円の現状と今後の見通しについて、解説していきたいと思います。

南アフリカランド/円の現在の状況

2019年に南アフリカ国内の電力供給問題や財政悪化によって、南アフリカランド/円のレートは徐々に下がっていきました。

また、格付け会社「ムーディーズ」が南アフリカを投資適格級からジャンク級に引き下げるとの見通しも、レートの低下を進めた要因です。

直近では、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的なリスク回避ムードの強まりから、6円台半ばまで下落していますが、徐々に盛り返しています。

南アフリカランド/円の今後の見通しと具体的戦略

金融政策の面から考えると、南アフリカ国内の下支えを目的とした利下げもあり得ます。

ただし、インフレの見通しが目標バンド内に収まっているので、大幅に政策金利を引き下げる可能性は低いです。そのため、スワップポイント狙いの稼ぎ方がおすすめですね。

政策金利以外に、南アフリカランド相場の行方を左右するのは、財政再建の道筋を示せるかということ。政府の構造改革の方針に注目する必要があります。

南アフリカの経済ニュースにも注目しながら、基本はスワップポイントを狙って南アフリカランド/円でトレードしてみてはいかがでしょうか。