株価や米長期金利を睨みながら【2021年7月12日】

株価や米長期金利を睨みながら2021年7月12日

おはようございます。だいまんです。

2021年7月12日相場分析です。

昨日のマーケット

金曜日の海外市場は、株価の反発を受けて、リスク回避の動きに巻き戻しが優勢となった。米株3指数は、来週から始まる企業決算発表に対する期待感から、NYダウが471ドル、ナスダックが150ポイントの上昇と史上高値を更新、ドル売り、円売りが優勢となった。
ニュースとしては、バイデン大統領とプーチン大統領が電話会談を行い、バイデン大統領が、相次ぐロシア国内から米企業へのランサムウェア攻撃について、ロシア政府が対処する必要性を強調し、FRBが米議会に年に2回提出する金融政策報告書を公表し、「短期的なインフレ見通しの上方向へのリスクが拡大した」、「完全に回復するまで経済を強力に支援し続けるが、リスクが発生した場合、金融政策のスタンスを調整する用意がある」示されたが、相場に影響は見えていない。

ドル円は、米10年物国債利回りが、1.35%台まで上昇したこともあり、一時110.26まで上昇、ユーロドルが1.1881、ポンドドルは、1.3900まで買い戻された。

一方クロス円では、総じてじり高の高値引けとなった。ユーロ円が130.88、ポンド円は153.09、オージー円が82.55、NZD円が77.18、カナダ円は、加6月雇用統計が市場予想を上回ったことや原油高を受けて、88.50まで値を上げた。

7月12日の注目材料

  • 08:50 (日) 5月機械受注 [前月比] (前回0.6% 予想2.4%)
  • 08:50 (日) 5月機械受注 [前年同月比] (前回6.5% 予想6.3%)
  • 08:50 (日) 6月国内企業物価指数 [前月比] (前回0.7% 予想0.5%)
  • 08:50 (日) 6月国内企業物価指数 [前年同月比] (前回4.9% 予想4.8%)
  • 未 定 (中) 6月マネーサプライM2 [前年比] (前回8.3% 予想8.2%)
  • 未 定 (中) 6月人民元建て新規融資 (前回1500十億人民元 予想1800十億人民元)
  • 未 定 (中) 6月人民元建て融資残高 [前年比] (前回12.2% 予想12.1%)
  • 未 定 (中) 6月外国直接投資 [前年比] (前回35.4%)
  • 未 定 (中) 6月社会融資総量 (前回1920十億人民元 予想2870十億人民元)
  • 15:00 (独) 6月卸売物価指数 [前月比] (前回1.7%)
  • 19:00 (加) 6月景気先行指数 [前月比] (前回0.19%)
  • 20:00 (南ア) 5月製造業生産 [前年比] (前回87.9%)
  • 20:00 (南ア) 5月製造業生産 [前月比] (前回-1.2%)
  • 22:30 (米) ウィリアムズNY連銀総裁・イベントで基調講演
  • 01:00 (米) カシュカリ・ミネアポリス連銀総・裁討論会参加
  • 02:00 (米) 米財務省・3年物国債入札(580億ドル)
  • 02:00 (米) 米財務省・10年物国債入札(380億ドル)
  • 東京都・4回目の緊急事態宣言発令
  • ユーロ圏財務相会合(イエレン財務長官出席)
  • EU外相理事会

7月12日の相場見通し

週末の相場は、株価の反発を受けて、リスク回避の動きに巻き戻しが優勢となりました。若干不透明な株価の動きが続いていますが、今週から米企業決算の発表が本格化します。決算発表の結果で、株価がどういった動きとなるのか、今週も引き続き株価の動きに注目して対応しましょう。

経済指標としては、日本の5月機械受注と6月国内企業物価指数、中国の6月人民元建て新規融資と外国直接投資、独6月卸売物価指数、加6月景気先行指数などが発表されます。特別注目度の高い指標もなく影響は少なそうです。

また、米長期金利に低下の動きが見えていますが、これが世界的な景気の減速懸念を表しているのか、それともリスク回避の動きによる「フライト・トゥ・クォリティ(質への逃避)」の動きなのか不透明ですが、本日米財務省の3年物と10年物国債の入札が実施されます。明日の30年物国債入札と合わせて、今週も米長期金利の動向に注意しましょう。

また、本日の要人発言としては、ウィリアムズNY連銀総裁やカシュカリ・ミネアポリス連銀総の発言が予定されています。特別新味のある話はないかもしれませんが、今週はパウエルFRB議長の議会証言が予定されています。先週のFOMC議事録は、波乱につながっていませんが、未だ市場は、FRBの金融スタンスに楽観的な見方を続けています。ただ、どうあっても、今後テーパリングの協議は高まっていくはずです。何かのタイミングで、ショックが起きる可能性には留意しておきましょう。

その他、ユーロ圏財務相会合に、イエレン財務長官が同席するようです。目的は不透明ですが、法人税の最低税率などの協議がされるのかもしれません。この点だけなら問題はないですが、今後の金融政策に言及があれば、一定の反応が見えるので、一応注目しておきましょう。

7月12日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ドル円

  • 予想レンジ:109.80~110.50
  • 基本戦略: 押し目買いだが、反発では利食い優先
  • 予想時間:07:59 予想時レート:110.20

上昇が111.66でCapされて、下落が109,53まで調整も、現状はサポートや雲に守られており、更に突っ込み売りは出来ない。ただし、スロー・ストキャスティクスも反転下落しており、反発では売りが出易い。

下値は、109.53-70の戻り安値維持では良いが、割れると109.19―28の戻り安値圏が視野となるが、雲と絡めて維持では更に下落は拡大しない見通しだが、もし109.04やサイコロジカルな109円を割れると、テクニカル的には調整が強まり、108.56-72の戻り安値圏、108.35の戻り安値まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、108.03の戻り安値や108円を維持出来ずに、もし107.48まで割れると相場は崩れる。その場合107.16のそれ以前の高値、106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値、サイコロジカルな106円前後まで視野となるが、大きな流れのネックラインからは、買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値まで割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。

一方上値は、110.42-60の基準線や転換線が抑えると弱く、超えても110.67-111.20の戻り高値、111.50のサイコロジカルが抑えると上値追い出来ない。111.66や111.71の戻り高値を越えて、112.15の月足の雲の上限や112.23の戻り高値まで視野となる。こういった位置は125.86の高値から99.02の安値までの調整の50%(112.44)の位置に相当することで、上抜けは相当厳しい位置となる。ただし、超えると114.55,114.73、115.51、118,66-60のトランプ大統領就任後の高値まで視野となる。

デイの戦略としては、押し目は買いとしても、反発では利食い優先から売りも検討する形。早期には、109.70-00ゾーンを買い下がって、ストップは109.53割れで対応。ターゲットは、110.40-50,110.60-70ゾーンが抑えると利食いで、またこの位置は売り上がって、ストップは110.82越え。この売りのターゲットは、110.25-35が維持されると利食いで、割れても110円前後では、しっかりと利食いたい。

株価や米長期金利を睨みながら2021年7月12日

ユーロ円

  • 予想レンジ:130.30~131.70
  • 基本戦略:戻り売り
  • 予想時間:08:29 予想時レート: 130.80

上昇が、134.13まで拡大もこの位置でCapされて、調整が日足の雲を割り込む展開。

上値は、転換線の131.03前後、雲の下限の131.25前後、基準線の131.69前後、131.87-132.24の戻り高値が視野となるが、売りが出易い。132.43-70-88の戻り高値圏を超えても、133.03の雲の上限、133.58-70や134円のサイコロジカルが抑えると上値追い出来ない。あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。

一方下値は、129.63-91の戻り安値の維持では良いが、維持出来ずに129.59の戻り安値を割れると128.83-129.23ゾーンまで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、128.29-39の戻り安値や128.13まで割れると調整が深まり、127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンが視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。

従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、戻りがあれば売り狙いで、131.50前後から、132円まで売り上がって、ストップは132.43越え。ターゲットは、130.30-50ゾーンの維持では利食い優先となる。またこの位置の買いは、130円まで買い下がって、ストップは129.59-63割れ。この買いのターゲットは、131円が抑えると利食いとなる。

株価や米長期金利を睨みながら2021年7月12日

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