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おはようございます。だいまんです。
2021年8月18日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米7月小売売上高が予想を下回ったが、6月分が上方修正されたこと7月鉱工業生産指数・設備稼働率が予想を上回ったこともあって、米10年物国債利回りが。1.272%まで上昇、全般的ドル買いを強めた一方、欧米株価が大きく調整したことで、リスクオフのクロス円の売りが優勢となった。また、パウエルFRB議長は、金融政策には言及せず、影響は見えなかった。
ドル円は、109.12を安値に、109,66まで買い戻され、ユーロドルは、1.1709、ポンドドルは、英7月雇用統計が、良好な結果となるも影響は限定され、1.3726まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は128.26、ポンド円は150.36、オージー円は79.34まで売りに押されたが、NZD円は、対豪ドルでの買いが支え75.38を安値に75.88まで上昇、カナダ円も86.40を安値に86.93まで反発した。
8月18日の注目材料
- 07:45 (NZ) 第2四半期卸売物価指数 [前期比] (前回1.2%)
- 08:50 (日) 7月通関ベース貿易統計・季調前 (前回3832億円(3840億円) 予想2049億円)
- 08:50 (日) 7月通関ベース貿易統計・季調済 (前回-902億円 予想2927億円)
- 08:50 (日) 7月輸入 [前年比] (前回32.7% 予想35.1%)
- 08:50 (日) 7月輸出 [前年比] (前回48.6% 予想39%)
- 08:50 (日) 6月機械受注 [前月比] (前回7.8% 予想-3.0%)
- 08:50 (日) 6月機械受注 [前年同月比] (前回12.2% 予想15.2%)
- 10:00 (豪) 7月先行指数 [前月比] (前回-0.06%)
- 10:30 (豪) 第2四半期賃金コスト指数 [前年比] (前回1.5% 予想1.9%)
- 10:30 (豪) 第2四半期賃金コスト指数 [前期比] (前回0.6% 予想0.6%)
- 11:00 (NZ) NZ準備銀行・政策金利公表 (現行0.25% 予想0.50%)
- 15:00 (英) 7月消費者物価指数 [前月比] (前回0.5% 予想0.3%)
- 15:00 (英) 7月消費者物価指数 [前年同月比] (前回2.5% 予想2.3%)
- 15:00 (英) 7月消費者物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回2.3% 予想2.1%)
- 15:00 (英) 7月小売物価指数 [前月比] (前回0.7% 予想0.3%)
- 15:00 (英) 7月小売物価指数 [前年同月比] (前回3.9% 予想3.7%)
- 17:00 (南ア) 7月消費者物価指数 [前月比] (前回0.2% 予想1.2%)
- 17:00 (南ア) 7月消費者物価指数 [前年同月比] (前回4.9% 予想4.7%)
- 18:00 (ユーロ圏) 6月建設支出 [前月比] (前回0.9%)
- 18:00 (ユーロ圏) 6月建設支出 [前年同月比] (前回13.6%)
- 18:00 (ユーロ圏) 7月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回2.2% 予想2.2%)
- 18:00 (ユーロ圏) 7月消費者物価指数コア指数・改定値 [前年同月比] (前回0.7% 予想0.7%)
- 20:00 (南ア) 6月小売売上高 [前年同月比] (前回15.8% 予想9.2%)
- 21:30 (加) 7月消費者物価指数 [前月比] (前回0.3% 予想0.3%)
- 21:30 (加) 7月消費者物価指数 [前年同月比] (前回3.1% 予想3.4%)
- 21:30 (米) 7月住宅着工件数 [年率換算件数] (前回164.3万件 予想160.8万件)
- 21:30 (米) 7月住宅着工件数 [前月比] (前回6.3% 予想-2.2%)
- 21:30 (米) 7月建設許可件数 [年率換算件数] (前回159.8万件(159.4万件) 予想161.0万件)
- 21:30 (米) 7月建設許可件数 [前月比] (前回-5.1%(-5.3%) 予想1.0%)
- 23:30 (米) 週間原油在庫統計 (前回-44.8万バレル)
- 02:00 (米) 米財務省20物国債入札
- 03:00 (米) 米連邦公開市場委員会・議事録公表(7月27日-28日分)
- 中国全人代常務委員会(20日まで)
8月18日の相場見通し
昨晩もリスクオフ的なクロス円の売りが続きました。本日も株価の動向次第ですが、夏休みムードで商いが細ることもあって、欧州通貨安がクロス円相場を圧迫しそうです。
金融政策としては、NZ準備銀行が、政策金利を公表します。新型コロナウィルスの感染を抑え込んでいることで、市場は0.25%の利上げを想定しています。確かに中銀は、テーパリングを早々と決め、タカ派ムードですが、一方で世界的には、変異株による感染が再拡大しています。NZでもその可能性は残っています。中銀が警戒感から据え置きを発表するとサプライズ的なNZドル売りとなる可能性の残ることは注意しておきましょう。
また、FOMC議事録では、この時の会合で、テーパリングに関して、初めて突っ込んだ討議がされたことが示されましたが、時期に関しては、明言が避けられたことで、相場に大きな影響はありませんでした。同様に新味のない内容に留まるなら、影響はあまり見えないかもしれません。
経済指標としては、NZ第2四半期卸売物価指数、日本の7月通関ベース貿易統計と6月機械受注、豪7月先行指数と第2四半期賃金コスト指数、英7月消費者・小売物価指数、ユーロ圏6月建設支出と7月消費者物価指数・改定値、加7月消費者物価指数、米国では、7月住宅着工件数・建設許可件数などが発表されます。
NZの卸売物価は、強弱が見えても政策金利の発表を控えて、相場の反応は限定されそうです。豪7月先行指数と第2四半期賃金コスト指数は、注目度が低く影響は少なそうですが、英7月消費者・小売物価指数、ユーロ圏7月消費者物価指数・改定値、加7月消費者物価指数などは、結果次第で一定の反応がありそうです。また、米国の住宅指標は、直近弱めの住宅関連指標が続いていますが、価格の高騰や在庫不足が影響しているようで、弱い結果でも、市場の反応は限定されそうです。
その他、本日から20日まで、中国全人代常務委員会が開催されます。直近では、当局の規制強化が、中国株価を圧迫しています。新たな話が出て来るかは不透明ですが、もし、更なる厳しい規制が発表されるならリスクオフの動きを強めそうです。一方米国では、20年物国債の入札が行われます。結果を受けた米長期金利の動向にも注目しておきましょう。
8月18日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ドルカナダ
- 予想レンジ:1.2580~1.2680
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:07:57 予想時レート:1.2630
下落を1.2013や1.2007で維持して、日足の雲を上抜けて1.2808まで上昇も、トピッシュとなる形。ただ、スロー・ストキャスティクスが、ゴールデン・クロスしており、今後も堅調な展開が想定される。
上値は、1.2675-1.2730ゾーン、1.2787の戻り高値が抑えると弱い。1.2808を越えて、1.2833-70ゾーンが視野となるが、引き続き売りが出易い。1.2882の戻り高値を越えて、一定の反発期待から1.2916、1.2935の戻り高値が視野となるが売りが出易い。1.2958の戻り高値を超えても、それ以前の安値となる1.2995、1.3040、1.3092-1.3138、1.3173-78の戻り高値を超えて、1.3300のサイコロジカルが視野となるが、売りが出易い。あくまで1.3391や1.3421の戻り高値を超えて、下落トレンドは終了する見通し。
一方下値は、1.2453-1.2509の戻り安値圏の維持ではサポートが有効とあるが。1.2422や雲の下限となる1.2400をしっかりと割れると、1.2252-1.2303ゾーンから1.2204の窓が視野となるが、こういった位置は一種のネック・ラインとなっており、維持では堅調が続くが、維持出来ない場合、1.2130-88,1.2030-80ゾーンなども視野となるが、不透明な位置で、維持できると更に突っ込み売りは出来ないが、ただし、1.2007-13のダブル・ボトムをしっかりと割り込むと月足のフィボナッチ・リトレースメント(0.9059~1.4690)の50%となる1.1875、サイコロジカル的に強い1.15まで視野となる。
デイの戦略としては、早期には戻りうりから、押し目では買い狙い。
上値は、追いかけて買うのは難しく、あくまで押し目があれば買いを検討したい。下値は、1.2580-00、1.2540-60ゾーンと維持を確認しながら買い下がって、ストップは1.2489割れ。ターゲットは、1.2649の戻り高値が越えられない場合は、利食い優先となる。また超えても1.2675-00はしっかりと利食いたい。
ユーロ円
- 予想レンジ:128.00~128.40
- 基本戦略: 突っ込みは避けて、戻り売り
- 予想時間:08:20 予想時レート: 128.31
上昇が、134.13まで拡大もこの位置でCapされて、調整が日足の雲を割り込み128.26まで下値を拡大。スロー・ストキャスティクスもデッドクロスしており、今後も上値は重くなりそう。
上値は、129.14-25のそれ以前の安値圏が抑えると弱い。129.43を越えて、129.70-130.50ゾーンが視野となるが、レジスタンスが控えて売りが出易い。130.57の戻り高値を越えて131.09の戻り高値、131.86-132.24の戻り高値が視野となるが、こういった位置に雲が控え売りが出易い。132.43-70-88の戻り高値圏を超えても、133.03の雲の上限、133.58-70や134円のサイコロジカルが抑えると上値追い出来ない。あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。
一方下値は、128.26を維持出来ずに128.13の戻り安値まで割れると127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンが視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、129.00-40ゾーンへの反発では売り狙い。ストップは129.81越えで、ターゲットは、128円を前に、下げ止まりでは利食いとなる。
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