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こんにちは。鈴木郁雄です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2021年8月09日週】概況・展望
先の7月の米雇用統計が好調な結果を受けて、米国債利回りが再び上昇基調にあり、相対的にドルを買い戻す動きが強まりつつある。内容的には業部門雇用者数(NFP)は100万人には届かなかったものの94.3万人増と予想を上回り、また、失業率は5.4%まで低下するなど、ファンダメンタルズ的には米企業の好決算や堅調な米株式市場を背景に、ドル買い・円売り圧力が強まっている。
その中、米国では雇用情勢の改善を受けて、金利正常化に向けたテーパリング観測が強まっている反面、出口戦略が見えない日本との格差は歴然としており、ドル円相場の下支え材料になっている。
ただ、米中対立構造が更に激化する可能性もあるが、同時に、中国経済は大洪水などの気候変動により、サプライチェーンの崩壊を危惧する声も少なくない。いずれにしても、市場にはリスク回避の円買いとドル買いが同居しており、安易にどちらにも仕掛けづらい外部環境にあり、引き続き相場の動意を待ってから始動が賢明であろう。
ミシガン大消費者信頼感指数【今週の為替相場予測】|2021年8月16日週【2021年8月09日週】注目経済指標
今週は明日の米7月消費者物価指数を筆頭に様々な米経済指標があるが、相場への影響は限定的との見方が支配的であるが、アトランタ連銀ボスティック総裁、リッチモンド連銀バーキン総裁、クリーブランド連銀メスター総裁、カンザスシティ連銀ジョージ総裁などの発言が相次ぐが、概ねタカ派的な見解に終始する可能性が高いだけ、基本的にはドルの下落局面では買い戻しに転じることが一考であろう。
注目指標
- 09日(月)日本休場
- 10日(火)独8月ZEW景況感調査(期待指数) 55.0←63.3
- 11日(水)米7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 0.4%←0.9%
- 米7月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.5%←0.9%
- 12日(木)トルコ中銀、政策金利 ?←19%
- 米7月卸売物価指数(PPI)(前月比) 0.6%←1.0%
- 米前週分新規失業保険申請件数 37.5万←0.8%人
- 13日(金)8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 81.2←81.2
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。
FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
先週の様子見ドル円109.70円から上昇に転じており、今週は弱めの売りシグナルドル円110.25円が点灯している。
★買いターゲット(109.70円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 21.25円
- 現状乖離幅 20.50→19.40円
先週の弱い買いシグナル1.1873から下落を速めており、今週は強めの買いシグナル1.1760が点灯している。
★売りターゲット(1.1900)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 27.75円
- 現状乖離幅 29.10→29.15円
先週の買いシグナル0.7347から若干上昇しているが、今週も引き続き通常の買いシグナル0.7347が点灯している。
★売りターゲット(0,7450)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 42.25円
- 現状乖離幅 41.90→42.70円
先週の弱めの売りシグナル1.3911から若干下落しており、今週は弱い売りシグナル1.3873が点灯している。
★買いターゲット(1.3820)
本ペットチャートは3~5段階で少な目からの分散投資をお勧めします。
売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。