週末の米雇用統計を控えて神経質な展開か【2021年9月2日】

2021年9月2日 為替相場予測

おはようございます。だいまんです。

2021年9月2日の相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米8月ADP全米雇用報告が、+37.4万人と予想の+61.3万人と2か月連続で、大きく下回ったことを受けて、ドルが軟調な展開となった。ただ、その後発表された8月ISM製造業景気指数が予想を上回ったことが、ドルの下値を支えた。米10年物国債利回りは、1.284%まで低下後。1.314%まで反発、株価面では、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大の懸念で、NYダウは3日続落、一方ナスダックは最高値を更新、S&Pはわずかにプラス圏で引け、為替市場に大きな影響は見えなかった。
ドル円は、110.42を高値に109.88まで一時売りに押され、ユーロドルが、バイトマン独連銀総裁のタカ派発言もあって、1.1857まで反発、ポンドドルも一時1.3799まで上昇した。

一方クロス円では、ユーロ円が130.45まで上昇、ポンド円は151.96から151.46まで値を下げ、オージー円は、対NZドルの買いが支え81.24まで反発、NZD円は77.58から77.85の安値圏で推移、カナダ円は、OPECプラス会合の決定が予想の範囲に留まり、87.73を高値に87,13まで売りに押された。

9月2日の注目材料

  • 08:50 (日) 8月マネタリーベース [前年同月比] (前回15.4%)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回-1830億円)
  • 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回-5506億円)
  • 10:30 (豪) 7月貿易収支 (前回104.96億豪ドル 予想101.85億豪ドル)
  • 10:30 (豪) 7月居住用住宅ローン [前月比] (前回-2.5%)
  • 10:30 (豪) 7月投資用住宅ローン [前月比] (前回0.7%)
  • 15:30 (スイス) 8月消費者物価指数 [前月比] (前回-0.1% 予想0.1%)
  • 15:30 (スイス) 7月実質小売売上高 [前年同月比] (前回0.1%)
  • 16:00 (スイス) 第2四半期GDP [前期比] (前回-0.5% 予想1.9%)
  • 16:00 (スイス) 第2四半期GDP [前年同期比] (前回-0.5% 予想8.9%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 7月卸売物価指数 [前月比] (前回1.4% 予想1.3%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 7月卸売物価指数 [前年同月比] (前回10.2% 予想11.0%)
  • 20:30 (米) 8月チャレンジャー人員削減予定数 [前年比] (前回-92.8%)
  • 21:30 (加) 7月住宅建設許可件数 [前月比] (前回6.9%)
  • 21:30 (加) 7月貿易収支 (前回32.3億加ドル)
  • 21:30 (米) 第2四半期非農業部門労働生産性・改定値 [前期比] (前回2.3% 予想2.4%)
  • 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回35.3万件 予想34.6万件)
  • 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回286.2万人)
  • 21:30 (米) 7月貿易収支 (前回-757億ドル 予想-734億ドル)
  • 23:00 (米) 7月製造業新規受注 [前月比] (前回1.5% 予想0.3%)
  • 23:00 (米) 7月耐久財受注・改定値 [前月比] (前回0.8%)
  • 02:00 (米) ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
  • 一帯一路サミット

9月2日の相場見通し

昨晩は、ADP全米雇用報告が予想外に悪化したことが、ドル相場を圧迫しました。ただ、総じて動きはあまり大きいとは言えません。やはり注目は週末の米8月雇用統計の発表となりそうです。その面では、本日は若干様子見的な相場展開に留まる可能性を考慮して対応しましょう。

経済指標としては、豪7月貿易収支 と居住・投資用住宅ローン、スイスでは8月消費者物価・実質小売売上高と第2四半期GDP、ユーロ圏7月卸売物価指数、加7月住宅建設許可件数と貿易収支、米国では、第2四半期非農業部門労働生産性・改定値、週間新規失業保険申請件数、7月貿易収支、7月製造業新規受注と耐久財受注・改定値などが発表されます。

注目としては、豪7月貿易収支 は結果の強弱次第ですが、中国経済の減速感から、弱い結果がリスクとなりそうです。また、本日はスイスでも重要な指標が発表されます。普段あまり経済指標の結果が反映されないスイスフラン相場ですが、一定の動きを示すか注目しましょう。加えて、ユーロ圏では、8月消費者物価指数が、予想外に強い数字となったことで、本日の7月卸売物価指数も強い結果となるなら、直近タカ派的な要人発言と合わせて、ユーロ相場を支えるか注目しましょう。

一方米国では、週末の雇用統計の発表を前に、週間新規失業保険申請件数が焦点となります。昨日のADP全米雇用報告が弱い結果だっただけに、今夜の雇用指標も弱いとドルの上値を押さえそうです。

9月2日のデイ・トレード戦略

本日のデイトレード戦略です。

ドルスイス

  • 予想レンジ:0.9100~0.9200
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:08:44 予想時レート:0.9156

ドルスイスは、0.9472で上値を押さえられて調整も、0.8925を維持して、日足の雲を上抜ける反発となっている。スロー・ストキャスティクスも反転上昇となっており、今後も堅調が続くか注目される。

上値は、0.9200-08の戻り高値が抑えると弱い。直近高値の0.9243や0.9274を越えると0.9281-0.9317、0.9354-0.9496の戻り高値圏まで視野となるが、売りが出易い。あくまで0.9472を超えて、0.9532-53などの戻り高値が視野となるが、売りが出易い。このリスクは0.9585越えとなるが、それでも0.9803の高値を越えるまでは、0.9650-0.9800ゾーンと売りが出易い。

一方下値は、0.91前後の雲の下限が支えると強く、割れても0.9053-63の戻り安値圏の維持では堅調が続くが、0.9019の戻り安値を割れると0.8965-76まで視野となるが、サポートが控えており、維持では更に突っ込み売りは出来ない。ただし、0.8925を割れると調整気味となり、0.8847-71、0.8822-38まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.8757の安値まで割れると、相場は崩れ2015年1月のスイスフランショック前の戻り安値圏となる0.8700-04、0.8240-0.8568の窓などを目指すリスクとなる。ただ、流石に歴史的な安値の0.7072を割れるとは当面想定できず、最大下げても0.8500台では、買いが入り易い。

従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ないが、押し目があれば慎重に買い狙い。

ストップを0.9080割れに置いて、0.91方向への調整で買い狙い。ターゲット、0.92前後が抑えると利食い、超えても0.92ミドルでは利食いを優先したい。また、もし、0.91を割れても、0.90ミドルでは買い直しで、このストップは0.9019割れ。ただ、こういった下落では、0.9100-20が抑えると利食い優先が安全となる。 
ドルスイス 

豪ドル円

  • 予想レンジ:80.70~81.40
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:08:59 予想時レート: 81.11

上昇が85.81でCapされて、調整が月足の雲の下限を若干割り込んで77.90まで拡大も、現状はこれを維持する形。スロー・ストキャスティクスも反転上昇しており、一定の上値トライが見えるか注目される。ただ、戻りでは、やれやれの売りが出易い状況は続きそう。

上値は、81.24の直近高値を越えても、81,49前後に日足の雲の下限が控えており、抑えると上値追い出来ない。81.59-66を越えて81.95-82.54の戻り高値圏が視野となるが、横ばいとなる雲の上限が82.52に控えて売りが出易い。82.83-86の戻り高値を越えて、83.35の戻り高値、84円のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上値追い出来ない。84.20や84.36上ヒゲを超えても84.42-82、84.94-85.06の戻り高値圏の上抜けは不透明。あくまで85.19や85.29-45の戻り高値圏の上抜けから、85.81の直近高値を越えて、サイコロジカルや86円や87円、月足からは、87.20の窓の下限、88.12や89.08の戻り高値が視野となるが、90.30の2017年の高値越えは不透明となる。

一方下値は、79.99-80.08の戻り安値、79.40-42の転換線や基準線と絡む位置、79.02も戻り安値から78.14や78円のサイコロジカルの維持では良いが、77.90を割れると77.50-86,76.46-77.12,75.73-76.09なども視野となるが、75.41の安値まで割れると74.57-75.08の戻り安値圏、73.62-74.08まで視野となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。このリスクは73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れるケースで、その場合過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても良い位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。

従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ず、買いはあくまで押し目待ちとなるが、下値は80.70方向への調整から、80円ミドルまで買い下がって、ストップは79.98割れ。ターゲットは81円ミドルでは利食いを優先したい。またこの売りはCapを確認して売っても、ストップは81.67越え。ターゲットは、80.70-00が維持されると利食い優先が安全となる。

豪ドル円