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おはようございます。だいまんです。
2021年12月14日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、今週の中央銀行イベントを控えて、様子見ムードの中、まちまちの展開となった。ただ、英国でオミクロン株の初の死亡者が出たこと、FRBが、インフレの高まりを指摘したことなどからNY株価3指数が反落、リスクオフ的に、米10年物国債利回りが1.414%まで低下したことが、ドルやオセアニア・資源国通貨を圧迫した。
ドル円は113.73まで上昇後113.37まで下落、ユーロドルは、1.1260から1.1307まで反発、ポンドドルは、1.3270から1.3210まで売り押された。
一方クロス円では、ユーロ円は、128.32から128.01で揉み合い、ポンド円は、150.76まで上昇後149.88まで下落、オージー円が80.71、NZD円が76.58、カナダ円は88.52まで下落した。
12月14日の注目材料
- 09:30 (豪) 11月NAB企業景況感指数 (前回11)
- 09:30 (豪) 11月NAB企業信頼感指数 (前回21)
- 13:30 (日) 10月鉱工業生産・確報値 [前月比] (前回1.1%)
- 13:30 (日) 10月鉱工業生産・確報値 [前年同月比] (前回-4.7%)
- 13:30 (日) 10月設備稼働率 [前月比] (前回-7.3%)
- 16:00 (英) 11月失業保険申請件数 (前回-1.49万件)
- 16:00 (英) 10月就業者数増減 (前回24.7万人)
- 16:00 (英) 10月平均賃金・除ボーナス (前回4.9%)
- 16:00 (英) 10月3ヵ月ベース週間平均賃金 [前年比] (前回5.8%)
- 16:00 (英) 11月失業率 (前回5.1%)
- 16:00 (英) 9-10月ILO方式失業率 (前回4.3% 予想4.2%)
- 16:30 (スイス) 11月生産者輸入価格 [前年比] (前回5.1%)
- 16:30 (スイス) 11月生産者輸入価格 [前月比] (前回0.6%)
- 17:00 (南ア) 第4四半期BER消費者信頼感指数 (前回-10)
- 19:00 (ユーロ圏) 10月鉱工業生産 [前月比] (前回-0.2% 予想1.3%)
- 19:00 (ユーロ圏) 10月鉱工業生産 [前年同月比] (前回5.2% 予想3.2%)
- 20:00 (米) 11月NFIB中小企業楽観度指数 (前回98.2)
- 22:30 (米) 11月卸売物価指数 [前月比] (前回0.6% 予想0.5%)
- 22:30 (米) 11月卸売物価指数 [前年同月比] (前回8.6% 予想9.2%)
- 22:30 (米) 11月卸売物価指数・コア指数 [前月比] (前回0.4% 予想0.4%)
- 22:30 (米) 11月卸売物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回6.8% 予想7.2%)
- 06:45 (NZ) 第3四半期経常収支 (前回-13.96億NZドル 予想-80.13億NZドル)
- 06:45 (NZ) 第3四半期経常収支・対GDP比 (前回-3.3%)
12月14日の相場見通し
昨晩は、今週のイベントを控えて、様子見ムードも出ていたようですが、本日も同様の展開に留まる可能性で対応しましょう。ただ、明日は米FOMCの結果が発表されます。ポジション調整の動きも出易いことは、留意しておきましょう。
経済指標としては、豪11月NAB企業景況感・信頼感指数、日本の10月鉱工業生産・確報値と設備稼働率、英国では、11月雇用統計、 ユーロ圏10月鉱工業生産、米国では、11月NFIB中小企業楽観度指数と卸売物価指数、NZ第3四半期経常収支などが発表されます。
注目として、まず英国の雇用統計は強弱の結果次第ですが、英国の感染拡大を考えるとやはり弱い結果となりそうです。ただ、一時的にポンドが売り込まれても、今週のMPCを控えて、動きは限られそうです。
一方米国では、11月卸売物価指数が、大きな注目ですが、こちらも強い結果が想定されています。ただ、米11月CPIでの反応同様、予想比での結果が焦点となります。強い結果は一定の織り込みがあることで、弱い結果の方が、サプライズとなる可能性には、留意しておきましょう。
12月14日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ:1.3150~1.3300
- 基本戦略: 突っ込みは避けて、戻り売り
- 予想時間:07:08 予想時レート: 1.3213
反発が1.3835で抑えられて、下落が1.3160まで拡大。ただ、一応1.1412から1.4251の高値のフィボナッチ・リトレースメント38.2%戻しの1.3166に達しており、スロー・ストキャスティクスも売られ過ぎの位置で、再反発していることで、一定の下値つきの可能性に注目したい。
上値は、1.3276-08、基準線と絡む1.3334-91の戻り高値が抑えると弱い。1.3410の戻り高値を越えて、1.3453の戻り高値、1.3515の戻り高値を越えて1.3565,1.3608や90日移動平均を超えて、1.3663-98の雲の上限と絡む位置が視野となるが、抑えると上値追い出来ない。1.3699の戻り高値を越えて、1.38方向の上昇となるが、1.3835の戻り高値を越えるまでは、上値期待は薄い。また超えて1.3854の戻り高値が視野となるが、これも上抜けは不透明。あくまで1.3914の戻り高値を越えて一定の上昇期待となるが、1.3934-58の戻り高値圏、1.3984や1.4009-1.4035の窓を超えて1.4134の戻り高値、1.4186-1.4203の戻り高値圏が視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで1.4251の高値を越えて、1.43のサイコロジカル、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377が視野となるが、この位置までほとんど目立ったポイントがなくなることで、1.4250,1.4300や1.4350のサイコロジカルが上値を抑えるか注目したい。
一方下値は、1.3171-88の戻り安値維持では良いが、1.3160の直近安値を維持出来ずに、1.3135の下ヒゲまで割れるケースからは、相場は崩れ気味となり1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。ただ、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。
デイの戦略としては、追いかけて売るのは避けて、戻り待ちから売り場探し。まずは、1.32ミドルが抑えると売っても、ストップは1.3269-76の戻り高値越え。ターゲットは、1.32前後が維持されると利食い、割れても1.3160や1.3150が維持されるとしっかりと利食っておきたい。また1.3269-76を越えるケースからは、1.3300-50ゾーンを慎重に売り上がって、ストップは1.3371越え。この売りのターゲットは、1.3269-76が逆サポートすると、利食い優先。割れても1.32を前に、下げ止まりでは利食っておきたい。
一方買いは若干長めの戦略となるが、1.32割れを買って、ストップは1.3160割れで。デイなら1.33を前に利食いも、少し長めなら1.34をターゲットに保有も一考となる。
豪ドル円
- 予想レンジ:80.50~81.50
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:07:19 予想時レート: 81.02
反発が86.26でCapされて、調整が78.79で維持される形。ただ、スロー・ストキャスティクスが、反転上昇を見せており、突っ込み売りの状況ではない。
上値は、基準線と絡む81.50-73が抑えると弱い。超えて82.16-34のそれ以前の安値、82.56で横ばいとなる雲の下限が控え、売りが出易い。超えて82.97の戻り高値、83.20-37の戻り高値圏を越えて、83.70-92の窓の上限、84.17-35の戻り高値圏に雲の上限が視野となるが抑えると上値追い出来ない。超える動きから一定の反発期待となり、85円のサイコロジカル、85.22-62の窓が視野とあるが抑えるとレジスタンス形成となる。86.26の直近高値を越えて、サイコロジカルな86.50や87円、月足からは、88.12や89.08の戻り高値が視野となるが、90.30の2017年の高値越えは不透明となる。また、88.18から90.73ゾーンは、超長期の月足チャートからは、105.44の高値をトップとしたH&Sのショルダーの上限に位置しており、一時的な上抜けはあっても、当面しっかりと超えることは難しいと見ている。
一方下値は、転換線と絡む79.86-80.26が維持されるとサポート形成から良いが、78.79を割れると78.14-65や78円のサイコロジカルまで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ない。ただし、77.90を割れてしまうと相場は崩れ、77.50-86,76.46-77.12,75.73-76.09なども視野となるが、75.41の安値まで割れると74.57-75.08の戻り安値圏、73.62-74.08まで視野となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。このリスクは73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れるケースで、その場合過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても良い位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。
従ってデイの戦略としては、追いかけて買うのは難しく、押し目待ち。早期は81.73の戻り高値を前に、81円ミドル方向への反発を売って、ストップは81.73越え。ターゲットは、80.50を前に、下げ渋りでは利食い優先。またこういった位置からは、少し広めに80円前後、79.50前後まで買い下がりのつもりで、ストップは78.79割れ。この買いのターゲットは、深押しの幅次第だが、80.50-70ゾーンが上値を抑えると利食っておいた方が良さそうだ。
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