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今回は初心者が知っておくべきFXのリスクと、その対処法について解説していきます。
これからFXで安定して稼ぎ続けるためにも、必ず理解しておきましょう!
目次
FXのリスク
FXのリスクは、大きく分けて5つに分類されます。
起こりうるリスクを知っておくことで、対策を打つ事や事前に回避することができます。
さらに、勝率アップや利益を増やすことにもつながるので、この機会にしっかり覚えましょう。
為替変動リスク
為替は経済情勢や貿易収支、景気動向など様々な要因で常に変動します。「ドル」と「円」で考えても、1ドル=100円の時もあれば1ドル=110円の時もあります。
そして、為替の変動が予想通りに起こらないところがFXの難しさです。自分の予測とは逆方向に為替が変動することも多々あります。
さらに、 FXは値動きの幅に制限がないので、数時間で為替が急上昇や急下落することもしょっちゅうです。相場が予期せぬ動きをした場合、多大なる損失を受けることになりますね・・・。
このように、FXは常に為替変動による損失を受けるリスクがあります。
流動性リスク
FXは異なる2国間の通貨の売買によって成り立ちます。
災害やテロなどの大きなニュースがあると、市場の取引量が減ってしまうため、エントリーをしても売り手や買い手が現れず、利益の確定や損切りができなくなります。
決済したいタイミングで決済できず、利益だったものが損失に変わることもあります。
このように相場は世界情勢の影響を受け、通貨によってはトレードができなくなるリスクがあります。
金利変動リスク
国は物価を安定させるために、金利政策をしています。
通貨ペアの対象となる国の通貨間に発生する「金利の差分」をスワップポイントと呼びます。
スワップポイントとは?利益にも損失にもなるって本当?取引相手国の金利が自身の国より高いと、スワップポイント(金利差)で利益が得られます。反対に取引相手の国の金利が自身の国より低いと、損失が生まれ差額を支払わなければなりません。
そのため、ポジションを保有し続けていると、場合によってはスワップポイントを払い続けることになるので注意が必要です。
この金利というものは日々変動しているので、情勢の変化で金利差の逆転が起きることがあり油断できません。
レバレッジリスク
FXにはレバレッジという特性があります。
レバレッジは、小さな力で大きなものを動かすテコの原理と同様で、少ない資金でその何倍もの資金で取引できます。
レバレッジとは?FXを始めるために必要な知識を初心者向けに解説!少資金で大きな利益を狙えるので、資金を増やすために有効な手段ですが、高いレバレッジをかけて負けた場合は損失もかけた分だけ大きくなります。
含み損が膨らんだ場合、強制決済(ロスカット)が発動する可能性もあるので注意が必要です。
ロスカットとは?資金を守るために知っておくべき特徴を解説!ちなみに強制決済(ロスカット)とは、含み損(決済前の損失額)が一定の基準になると、強制的に決済されてしまうことです。
少資金で高利益を狙えるレバレッジは非常に魅力的ですが、その分リスクが大きくなるということも忘れずに覚えておきましょう。
通信障害リスク
FXはインターネットを経由して取引をしているので、PCやスマホの故障、通信不良、為替の取引システムのエラーなどといった、予期せぬ通信障害が発生することがあります。
これにより思ったようにエントリーや決済ができず、利益がなくなったり損失を生んだりする可能性も留意しておきましょう。
リスクの対策方法
FXの代表的なリスクをご紹介してきました。
ここからはそのリスクからあなたを守るための対策をご紹介します。
これらの対策を取れば損失を軽減することができるのでぜひ実践して、より安全な取引をしていきましょう!
為替変動リスクの対策
FXの口座を開設して、早くトレードで利益をあげたい!という気持ちはわかりますが、初心者の方は、まずデモトレードで相場の動きに慣れることをオススメします。
きちんと基礎を学んでから取引を始めないと、ギャンブルと同じになってしまいます。
デモトレードで架空の資金を使って、買いや売りを体験することで、トレードスキルは確実に向上します。
また相場に慣れるために、ボラティリティが小さい(変化が少ない)相場にエントリーすることはオススメしません。
ボラティリティが小さいと損失も抑えられますが、得られる利益も少ないですよね。
そうなると、エントリーの手数料(スプレッド)を回収できず、トレードで勝っても実質損になる可能性があります。
さらにボラティリティの急変動も起こる可能性があるので、相場の変化が予測しにくい場面(不安定な相場)だといえます。
そのため、臆せずボラティリティが大きく(市場が活発な)安定した相場でエントリーして、為替の変動と資金の運用に徐々になれていきましょう。
流動性リスクの対策
トレード相手がいないことを防ぐために、選択する通貨ペアが重要になってきます。
例えば、南アフリカランド/円、トルコリラ/円などは世界的に流通量が少なく、流動性が低い通貨ペアです。
反対に、ドル/円、ユーロ/ドル、などは世界的に流通量が多く流動性が高い通貨ペアです。
このように流動性が高いペアでトレードすることで、トレード相手がいないリスクを軽減できます。
金利変動リスクの対策
金利は常に変動していると先ほどお伝えしましたが、対策を打てば自身がスワップポイント(金利差)を払うことを回避できます。
例えば、FX会社の管理画面やWEBサイトで、取引している通貨を発行する国がおこなっている金利政策の変動を確認できます。国際情勢の情報をニュースや新聞からを得ることも有効な手段ですね。
スワップポイント(金利差)を利用して利益を狙うのもひとつの手ですが、高金利の国(新興国)は国としての安定性が低く、金利が大きく変動することがあります。
金利変動をあまり気にしないために、低金利の国(先進国)の通貨を使って取引することも対策として覚えておきましょう。
レバレッジリスクの対策
初心者の方はレバレッジをかけない、もしくは低く設定するというのも選択肢のひとつです。
この対策をすることで、獲得できる利益は小さくなりますが、ロスカット(強制決済)の基準を下げることができます。
例えば、資金が50%でロスカットされる証券会社で100万円を使って取引をするとします。
レバレッジ2倍なら100万円の資金が50万円(下落率50%)になるまでロスカットされません。
しかし、レバレッジ25倍なら100万円の資金が98万円(下落率2%)になった瞬間にロスカットされてしまいます。
このようにレバレッジを低く設定することで、相場の少しの変動でロスカットされることを未然に防げるので、利益獲得の可能性が広がります。
ローリスクでコツコツ利益を上げることが、相場で長く勝ち続ける方法だといえるでしょう。
通信障害リスクの対策
スマホやPCのアップデートを定期的に実行したり、通信環境を整備したりなど自己対策をオススメします。
また、取引する証券会社でシステム障害が発生した場合については、各証券会社のサイトに対応について記載があるので、よく読んでおくと安心でしょう。
FXのリスク:まとめ
いかがでしたか。
ここまでFXのリスクの代表的なものと、その対策をご紹介してきました。
改めてFXのリスクを挙げてみると不安を覚える方もいるかもしれませんが、よく理解して対策を打てばFXで自己資産を増やすことは十分可能です。
FXは人生を豊かにするためのツールです。
ぜひご自身の快適な人生を送るために、FXを活用してください!