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副業・兼業トレーダーの多くは、その日のうちにポジションを手仕舞にするデイトレードです。
比較的リスクを抑えられる運用であり、デイトレードのポイントさえ理解できれば、勝ち続けるのも難しいことであはありません。
そこで本記事では、勝てるデイトレード手法を学んでいただくために、相性の良いインジケーターについて紹介していきます。
デイトレードでうまく立ち回れるようになれば、スキャルピング・スイングトレードにおいても活かすことができますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
FXにおけるデイトレードのメリット・デメリット
デイトレード(デイトレ)とは、数時間から1dayまでの短期間でトレードを完結させる手法です。
以下より紹介するメリット・デメリットを押さえておくことで、よりデイトレード中の立ち回りが洗練されていくでしょう。
メリット
メリットは大きく分けて2つ、「時間」と「リスク」です。
まずは「時間」についてですが、デイトレードはそこまで頻繁にチャートを確認する必要がありません。
条件を満たし次第エントリーを行い、あとはポジションを見守るだけとなりますので、FXにあまり時間を割けなくとも十分な結果を出すことができます。
もう1つのメリット「リスク」についてですが、上述した通りデイトレードでは、日を跨いでポジションを持ち越すことはありません。
そのため、ポジションが気になって夜も眠れないといったことや、寝ている間の為替変動リスクを抑えることができます。
デメリット
デメリットについては、「時間帯」と「資金効率」が挙げられます。
FXの値動きが活発になる時間帯は、日本時間PM9:00以降から深夜帯となりますので、相場を深追いしすぎると寝不足、あるいは昼夜逆転することが考えられます。
またデイトレードの資金効率は、決して高いものではありません。
スキャルピングのように高ロットを張ることも厳しく、またスイングトレードのように大きな値幅を狙うことも難しいでしょう。
比較的トレード回数が多くなればデイトレードの資金効率は上向きますが、あくまでもミドルリスク・ミドルリターンを狙ったトレードスタイルであることを心得ておきましょう。
デイトレードの基本手法
メインとなる時間足
デイトレードで使用する時間足は、5分足~1時間足を使うのが一般的とされています。
ただし下位足ばかり見ておけば大丈夫というわけではなく、エントリーする際は、日足・週足・月足のような上位足のチェックも怠ってはなりません。
その理由としては、下位足は上位足の影響を大きく受けるため、上位足のチェックを怠ってしまうと、相場の方向性を捉えきれないからです。
上位足と下位足のトレンドが揃い、なおかつインジケーターが条件を満たした時のみエントリーを心がけましょう。
通貨ペアの限定
デイトレードで選ぶ通貨ペアは、米ドル円が最もおすすめです。
デイトレードは、スキャルピング程ではありませんが、比較的トレード回数が多くなる運用になります。
そこで、ドルストレート絡みのスプレッドが大きい通貨ペアを選んでしまうと、手数料負けしてしまうことも考えられるでしょう。
米ドル円は通貨ペアの中で最狭スプレッドであり、また取引量も多くボラティリティも程々にある、まさにデイトレードにうってつけの通貨ペアと言えるでしょう。
分析・検証からトレードの根拠を作る
FXで勝つべくして勝つためには、分析・検証から根拠を持ってトレードしなければなりません。
インジケーターやバックテストを活用して、より有利な目線に立ててこそ、ようやく安定した稼ぎが得られるようになります。
実際のトレードはポチるだけで終了しますが、それまでには膨大な時間を費やさないといけないということです。
また、どのようにしてトレードの軸を作るべきか、練習方法そのものが分からないという方もいるでしょう。
そういった方こそ、以下の記事を参考にデモトレードから自分のスタイルを確立しておくことをおすすめします。
デモトレードを最大限活かす!おすすめFX口座・練習法を徹底解説!デイトレードに向いている通貨ペアの選び方
FXでは数多くの通貨ペアを取り扱うことができますが、それら全てがデイトレードに向いているという訳ではありません。
デイトレードに向いている銘柄は、次のような特徴を持っています。
ボラティリティが大きい
デイトレードでは、ボラティリティが大きい銘柄が好まれる傾向があります。
「ボラティリティ」とは、通貨の値動きや値幅の大きさのことを指し、このボラティリティが大きいほど、一日で利益を上げやすくなります。
逆に優良企業のような、株価が安定している企業は、一日の値動きが少ないため、デイトレードには向いていません。
値動きに関しては、色々な会社やサイトがランキングを発表していますので、そこで値動きが大きそうな銘柄を確認するのも一つの手と言えるでしょう。
売り買いが活発に行われている
いくら値動きがある銘柄だとしても、出来高が低く、あまり取引されていない銘柄は、デイトレード向きとは言えません。
というのも、出来高が低いと、自身の注文に対しての反対注文がないため、取引できないという事態が生じます。
また、取引量の少ない銘柄は、大量の注文によって相場が大きく動いてしまうリスクもあるため、特に初心者のうちは避けるほうが無難です。
出来高は銘柄の情報から簡単に確認することができるので、まずは出来高の多い銘柄から取引することをお勧めします。
取引手数料は低め
これは取引以前の話にはなりますが、デイトレードを行う際には取引手数料にも注意が必要です。
デイトレードは一日の間に何度も取引を繰り返すので、利益が少ないと、手数料の方が多くかかってしまうこともあり得ます。
例えば、ドル円であれば1ロットの取引で20円程の手数料(スプレッド)になりますが、ドル・円・ユーロが絡んでいないマイナー通貨ペアの取引手数料は、1ロットあたり200~300円程度になります。
せっかく利益を積み重ねたとしても、手数料に持っていかれてしまっては意味がありません。
少額だからといって油断していると痛い目に合うので、利用する証券会社やそのプランについて、しっかりと把握してから取引を行うようにしましょう。
デイトレードにおすすめインジケーター(トレンド系)
デイトレードに限らず、インジケーターは有名なものを使うべきです。
有名なものほど多くの人に使われ、また利用者が多くなるほどインジケーターの効力は増していくからです。
インジケーター選びに迷った際は、ぜひ以下の項目にある王道のトレンド系インジケーターを検討してください。
また、よりインジケーターの効力を高めるために、トレンド系に加えて、次節で紹介するオシレーター系インジケーターの併用もおすすめです。
デイトレードにおすすめインジケーター(オシレーター系)
オシレーター系のインジケーターとは、相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」、いわゆる過熱感を確認するために用いられます。
トレンド系インジケーターはエントリーの方向性を掴むのに対し、オシレーター系インジケーターは、エントリーや決済のタイミングを測るためのものです。
基本的には、「トレンド系」+「オシレーター系」のインジケーターの組み合わせがベストです。
また、時間足ごとにインジケーターの効力はそれぞれ異なるため、インジケーターの組み合わせを決めた後は、通貨ペアも時間足も固定することをおすすめします。
デイトレードの始めは移動平均線から
インジケーターの種類が多くて、何から始めればいいのか分からない…そういった方は、まず移動平均線から始めることをおすすめします。
移動平均線は使用頻度がもっとも多いインジケーターであり、それゆえに効果も強力!
またFXのセオリーに当てはめることで、さらに大きな効力を発揮するため、以下より紹介する3手法をしっかりと学んでおきましょう。
ゴールデンクロス・デッドクロス
移動平均線は短期線・中期線・長期線の3本線で用いることが一般的ですが、その際、短期線が中期線あるいは長期線を上抜けることをゴールデンクロスと呼びます。
ゴールデンクロスが確認できれば、そこはトレンドの起点!
チャートが上向くサインであるため、絶好のエントリーポイントとなるでしょう。
実際のチャートにおけるゴールデンクロスは以下の通りとなります。
またデイトレードの勝率を少しでも高めるために、ゴールデンクロスのみを根拠にするのではなく、他のインジケーターを併用して、より確度を高めていくことをおすすめします。
ちなみにゴールデンクロスの逆バージョンとして、ショートエントリーを狙うデッドクロスもありますので、こちらも積極的に狙っていきたいところです。
デッドクロスとは?初心者向けにわかりやすく解説!パーフェクトオーダー
デイトレードにおいて移動平均線をメインのインジケーターとするのであれば、パーフェクトオーダー(短期・中期・長期が同じ方向で揃った状態)の形は必ず覚えておきましょう。
上向きにそろったのであれば上昇トレンド、下向きに揃ったのであれば下降トレンドといった具合に、誰でも分かりやすくトレンドフォローできるはずです。
実際のチャートにおけるパーフェクトオーダーは以下の通りとなります。
パーフェクトオーダーが形成される条件としては、強いトレンドの発生が必須であり、それゆえにトレンドフォローできる精度は非常に大きいと言えるでしょう。
トレンドの発生をピンポイントで狙うことはできませんが、オシレーター系のインジケーターと併用することで、トレンドの転換点を探ることができますので、ぜひ活用してみてください。
FXのパーフェクトオーダーとは?メリットやおすすめの期間設定について解説グランビルの法則
グランビルの法則とは、移動平均線とローソク足位置関係から、チャートの値動きを予測するというものです。
「売り」「買い」合わせて8つの法則から構成されており、仮に「買い」の方向であれば、以下の4法則からエントリーポイントを探ることができます。
- 移動平均線が下落後、横ばい、または上向きに転じた際、ローソク足が移動平均線を下から上に突き抜けたタイミング
- ローソク足が下落し、移動平均線を下回るも、再度上昇し移動平均線を下から上に突き抜けたタイミング
- 上昇している移動平均線までローソク足が下がるも、下抜けずに反発したタイミング
- ローソク足が移動平均線から大きく乖離したタイミング
デイトレード中においては、グランビルの法則に当てはまるチャートパターンが頻出するはずです。
必ずしもその通りに値動きするわけではありませんが、可能性としてはグランビルの法則が成立しやすく、エントリーを後押しする根拠の1つになるでしょう。
初心者は見落としやすい!FXデイトレードにおける3つの注意点!
重要な指標の発表時は要注意
為替市場は、重要な経済指標等の発表時には大きく動く傾向があります。
もちろん、それは大きな利益を生むチャンスと言えますが、同時に大きな損失を生むリスクもあります。
重要指標発表時には、取引が集中するため、売買が成立しにくくなったり、スリッページが生じることも珍しくありません。
上記を踏まえ、指標発表時には、そのタイミングと影響をしっかり考慮したうえでトレードするよう心がけましょう。
相場が大きく動きやすい時間を把握する
デイトレードで利益を狙うには、相場が大きく動きやすい時間を狙うと効率的です。
一般には、世界三大市場が開場する以下の時間帯と言われています。
・東京市場のオープン付近:8:30~10:00頃
・ニューヨーク市場のオープン付近:22:00~24:00頃
・ロンドン市場のオープン付近:17:00~19:00頃
上記の時間を把握しておき、できるだけその前後には、自身のポジションを確認できるようにしておくと良いでしょう。
利確・損切りの判断を早めに行う
デイトレードは、マイルールに従って取引をすることが非常に重要です。
新規注文したポジションをいつまでも持っておくのではなく、ある程度のポイントで利確しないと、タイミングを逃して、損失を大きくしてしまうことも珍しくありません。
仮に相場を確認できない状況でも、OCO注文やIFD注文を活用することで自分の思う注文をすることができるので、しっかりルール作りをして、損失が膨らんでしまわないように注意しましょう。
まとめ:デイトレードはインジケーター必須!
本記事ではFXにおけるデイトレード手法として、以下のポイントを中心に解説しました。
- デイトレードのメリット・デメリットについて
- デイトレードの基本手法
- デイトレードにおすすめのインジケーター
- デイトレードと移動平均線について
デイトレードのメリットとデメリットを比べると、大抵の人はメリットの方が大きいと考えるでしょう。
取引回数もそこまで多いわけではなく、資金効率も悪くなく、またリスクを抑えつつ好きなタイミングでトレードに取り組むことができます。
またFXの入り口がデイトレードであるため、デイトレードに関するセミナー・教本は数多く存在します。
まずはデモトレードからでも構いませんので、デイトレードを通してFXそのものを学んでみてはいかがでしょうか。
以上、参考にしていただければ幸いです。