エンベロープでFX相場を攻略!使い方・設定方法や注意点を解説

あなたは「エンベロープ」というインジケーターを使用したことがあるでしょうか?

トレードをしている方であればチラッと耳にしたことはあるかと思いますが、そもそも、「エンベロープって何?」という方もいらっしゃるかもしれません。

また、なんとなく知っているという方でも、「エンベロープ」が実際にどんな原理で動いていて、どのような使い方が出来るかまで把握している人はあまり多くないのではないでしょうか。

なので、今回の記事では、そんな方々のために「エンベロープ」の特徴や使い方について、しっかりと知っていただく内容をお伝えしていきます。

ぜひ、最後まで記事をご覧いただいて、今後のトレードの参考にしてみてください。

エンベロープとは?ボリンジャーバンドとの違いは?

「エンベロープ」とは「価格は移動平均線から極端に遠く離れない」という考え方をもとに作られたインジケーターです。

エンベロープ


「エンベロープ」の名前には元々「包む」「封筒」という意味があり、見ての通り、チャート上では移動平均線を上下に包むような形をしています。

また、その形状からボリンジャーバンドと間違われがちですが、「エンベロープ」には「上下のバンド幅が一定」という特徴があり、バンドが収縮と拡大を繰り返すボリンジャーバンドとは全く違う動きをします。

さらに、「エンベロープ」は移動平均線と全く同じ動きをするため、相場が動いた時に「値動きの行き過ぎ」を見つけやすくなるのです。

そして「値動きの行き過ぎ」がわかれば、トレンドの反転ポイントをつかめるので、「エンベロープ」を使いこなすことによって綺麗な逆張りトレードを実現することが可能になります。

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エンベロープの特徴

では、「エンベロープとは何か?」が分かったところで、今度はチャート上の「エンベロープ」を実際に確認しながら、その見方について解説していきます。

まず「エンベロープ」は3種類のラインで構成されています。

次のチャートに描かれている真ん中の赤い線が、移動平均線です。

そして、その移動平均線と同じ動きで上下に走っている2本の青い線が「エンベロープ」となり、上のラインをアップバンド、下にあるラインをローバンドと呼びます。

エンベロープ

「エンベロープ」を使った基本的な相場判断はとても簡単です。

価格が移動平均線から離れてアップバンドに接近、到達した時は「買われ過ぎ」という判断。

エンベロープ

逆に、価格がローバンドに接近、到達した時は、移動平均線に対して「売られ過ぎ」という判断をしていきます。

エンベロープ

このように、「エンベロープ」は性質上、移動平均線をそのまま上下に一定の割合で離したものとなり、相場が移動平均線からどれくらい離れているかで「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断することができるのです。

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エンベロープの設定数値

エンベロープは、次の2つの設定によってカスタマイズすることができます。

  • 移動平均線の期間
  • バンド幅

まずは、基準となる移動平均線の「期間」を設定しましょう。

理由は後述していますが、設定値はなるべく小さくせず、20以上にしておくことをおすすめします。

 

もう1つの設定として「バンド幅」があります。

MT4であれば「偏差」「スリッページ」、Tradingviewであれば「percent」を設定することで、バンド幅を調節することができます。

バンド幅の考え方について簡単に説明すると、偏差(percent)「2」という設定であれば、移動平均線から2%の価格差で上下にエンベロープが表示される、という意味です。

そして、バンド幅をどれくらいに設定するかについてですが、これは選ぶ通貨ペアによって異なるので、一概に最適な数値を提示することはできません。

エンベロープが、ローソク足を沿って囲うような数値があれば、それが最適だと考えて良いでしょう。

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エンベロープの使い方

ここまでの説明で、「エンベロープ」についてなんとなく分かってきたでしょうか。

次からいよいよ「エンベロープ」を使ったエントリー方法について解説していくので、これまでの内容で不安な点がある方は、ここまでの説明を何度も読み返して、より理解を深めてから次を読み進めてみてください。

エンベロープのエントリー方法

では、早速エントリー方法を紹介していきます。

今回ご紹介するのは基本的な「エンベロープ」での逆張りトレードのエントリー法です。

なぜ、逆張りを狙っていくのかというと、相場には「大きく価格が動いても、やがて移動平均線に戻ってくる」という考え方があるからです。

つまり、相場の移動平均線から離れれば離れるほど、元に戻ろうとする力が大きくなり、それを利用してトレードしていくのがエンベロープの主な使い方ということです。

簡単にいうと「エンベロープ」とローソク足のクロスを基準に、逆張りしていくことが「エンベロープ」の基本的なテクニックになってきます。

つまり、ローソク足が「エンベロープ」のアップバンドに当たったら売りエントリー。

エンベロープ

逆に「エンベロープ」のローバンドに当たったら買いエントリーとなります。

エンベロープ

このように「エンベロープ」は、「やがて移動平均線の方向に戻ってくる」という考え方に基づいているので、それが頭に入っているだけでも、相場の方向性をつかんだエントリーをすることができます。

エンベロープの決済方法

次に「エンベロープ」の決済判断方法について解説していきます。

「エンベロープ」は逆張りのトレードなので、決済はエントリー方向から相場が逆行するタイミングを狙っていきます。

つまり、「エンベロープ」の決済タイミングとは、エントリー後に相場が移動平均線の方向に進み、そのまま逆サイドの「エンベロープ」に触れたポイントとなるのです。

そのため買いエントリーの場合は、ローソク足がアップバンドにタッチしたタイミングで決済。

エンベロープ

逆に売りエントリーの場合は、ローソク足がローバンドにタッチしたタイミングで決済となります。

エンベロープ

このように「エンベロープ」のエントリーと決済ルールは、「相場は移動平均線の方向に戻ってくる」という相場の習性を利用し、基本的にバンド内でのトレードを行っていく形となります。

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エンベロープを利用した取引における注意点

エンベロープを活用する際の注意点について、いくつか紹介していきます。

慣れや経験も必要ですが、知識や情報を入れておくことで、より早く成長できるようになるでしょう。

移動平均線の「期間」を小さくしない

エンベロープを活用する際の注意点としては、基準となる移動平均線の期間の数値を小さくしすぎないことです。

参考として、移動平均線の期間が「10」の時と、「50」のパターンを紹介します。

上の画像は、期間「10」のパターンです。

軸となる移動平均線が機敏に動いてしまうため、ローソク足とあまり乖離しなくなっていることがお分かりでしょうか?

続いて紹介するのが、期間「50」のパターン。

移動平均線が滑らかになり、ローソク足との乖離がより明確になっていることが分かります。

エンベロープは、ローソク足と移動平均線の位置関係が非常に重要となりますので、エントリーポイントを探すのであれば、期間を小さくしすぎないようにしましょう。

強いトレンドの出現時には機能しない

上述したように、エンベロープは逆張りのインジケーターであり、強いトレンドが示唆されている局面においては、期待することができません。

強いトレンドの見極めについては様々な方法がありますが、分かりやすいもので言えば「パーフェクトオーダー」がおすすめです。

その一例として、次のチャート図をご覧ください。

画像右端のローソク足を見てみると、エンベロープの下帯にタッチしており、これから基準の移動平均線に向けて、上昇していくことが予想されます。

ところが、3本の移動平均線は下方向を指しており、強い下降トレンドが現れていると考えることもできます。

このような状況では、ローソク足が移動平均線に向かって上昇するのではなく、移動平均線がローソク足に向かって降りてくるといった形になり、逆張りのエントリーは結局のところ失敗に終わってしまうのです。

エンベロープだけで判断するのではなく、トレンド強弱の見極めや、他のインジケーターとの併用ができると、より確度の高いエントリーができるのではないでしょうか。

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エンベロープの利用に適したFX会社

実は国内大手のFX会社において、エンベロープが表示できる口座は、そう多くはありません。

そこで本節では、エンベロープを表示できる選りすぐりのFX会社を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

FXプライムbyGMO

GMOクリック証券が手がける『FXプライムbyGMO』は、各FXアプリの中でも、トップレベルでインジケーターを取り揃えています。

スマホの画面が小さいと、多少ごちゃついた感じがありますが、見慣れると非常に便利です。

またGMOクリック証券は、月間取引高が世界一という実績を持つ、世界屈指のFX会社になりますので、経験も豊富。

相場混乱時における約定力にも定評があり、多くの専業トレーダーからも選ばれています。

将来的にFXで生計を立てたいという人は、さっそく口座開設を行い、選ばれる理由を実感されてみてはいかがでしょうか?

FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)

「エンベロープだけでなく、様々なインジケーターを併用して使いたい!」

そんな方におすすめしたいのが、FXTFです。

FXTFの魅力は、何と言ってもMT4が利用可能な点。

口座開設をするだけで、スマホでもPCでもMT4を利用することができ、MT4を導入するまでが、テクニカル分析のチュートリアルといっても過言ではありません!

もちろん、口座スペックとしても申し分なく、業界最狭水準のスプレッドを実現しています。

手元にあって絶対に損することない必須口座と言えるので、まだの人はこの機会に開設しておきましょう!

マネースクエア(トラリピ)

裁量トレードではなく、時間や手間をかけず気長に運用したいという方は、自動売買を検討してみてはいかがでしょうか。

自動売買で有名どころと言えば、『トラリピ』でおなじみマネースクエアになりますが、トラリピにはデフォルトでエンベロープのインジケーターが搭載されています。

自動売買の根幹は、「IFD注文」を相場に一定間隔で並べることであり、どのラインに並べれば良いのかエンベロープから参考にすることもできるでしょう。

初心者のうちは、いきなり裁量トレードに踏み出すのではなく、長期運用が前提となる自動売買から、相場の基本やインジケーターの読み方を学ばれてみるのもいいかもしれませんね!

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エンベロープ:まとめ

今回は「エンベロープ」についてご紹介しましたが、いかがでしたか。

「エンベロープ」による逆張りトレードは、値動きの少ないレンジ相場や、急に勢いが出ない穏やかな相場でうまくいきやすいです。

また、指標発表時など大きなトレンドの発生する可能性がある場合は「エンベロープ」によるトレードを控えるなどの判断も大事なので、気を付けてくださいね。

では、最後にこれだけは覚えておいてほしいのですが、「エンベロープ」は「値動きの行き過ぎ」を見極めるインジケーター。

そして相場には、「大きく価格が動いても、移動平均線の方向に戻ってくる」習性があるということ。

この2点を意識しながら、ぜひ、「エンベロープ」を今後のあなたのトレードにお役立てくださいね。

出典:外為どっとコム|基礎から学ぶテクニカル教室「5.エンベロ-プ」

エンベロープに関する動画はこちら