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おはようございます。だいまんです。
2021年6月3日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、欧州序盤にポジション調整的なドル買いが出るも、米長期金利が低下傾向を示してことで、ドルに巻き戻し売りで引けた。米10年物国債利回りは、1.620%から1.586%まで低下、NY株価3指数は、プラス圏で引けたが、強い上昇にはならず、また、ベージュブックでは、「前回の報告期間よりもやや速いペースで経済は拡大した」、「全体的な価格圧力はさらに高まった」と示されたが、影響は見えなかった。
ドル円は、109.88を高値に109.53まで下落、ユーロドルは、弱い独4月小売売上高指数もあって.1.2164まで下落後1.2218まで上昇、ポンドドルは、1.4112まで下落後、ジョンソン首相が「6月21日の規制緩和を遅らせるデータは何も出ていない」と発言したことで、1.4184まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が133.65まで下落後133.90まで反発、ポンド円が155.04から155.51で上下、オージー円が4.77から85.00、NZD円は79.48から79.21で小動き、カナダ円は90.80を安値に91.08まで値を回復した。
6月3日の注目材料
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回-5515億円)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回-2235億円)
- 09:30 (日) 5月サービス業PMI (前回49.5)
- 10:00 (NZ) 5月ANZ商品価格指数 (前回–)
- 10:30 (豪) 4月貿易収支 (前回55.74億豪ドル)
- 10:30 (豪) 4月財サービス輸入 (前回4%)
- 10:30 (豪) 4月財サービス輸出 (前回-2%)
- 10:30 (豪) 4月小売売上高 [前月比] (前回1.3%)
- 10:45 (中) 5月財新サービス業PMI (前回56.3)
- 16:15 (南ア) 5月スタンダード銀行総合PMI (前回53.7)
- 16:50 (仏) 5月サービス業PMI・改定値 (前回56.6 予想56.6)
- 16:55 (独) 5月サービス業PMI・改定値 (前回52.8 予想52.8)
- 17:00 (ユーロ圏) 5月サービス業PMI・改定値 (前回55.1 予想55.1)
- 17:30 (英) 5月サービス業PMI・改定値 (前回61.8)
- 20:30 (米) 5月チャレンジャー人員削減予定数 [前年比] (前回-96.6%)
- 21:15 (米) 5月ADP雇用報告 [前月比] (前回74.2万人 予想70.0万人)
- 21:30 (米) 第1四半期非農業部門労働生産性・改定値 [前期比] (前回5.4% 予想5.5%)
- 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回40.6万件)
- 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回364.2万人)
- 22:05 (米) カプラン・ダラス連銀総裁「国内外の経済問題に関する討論会参加」
- 22:45 (米) 5月マークイットサービス業PMI・改定値 (前回70.1 予想70.0)
- 22:45 (米) 5月マークイット総合PMI・改定値 (前回68.1)
- 23:00 (米) 5月ISM非製造業景況指数 [総合] (前回62.7 予想63.0)
- 23:00 (米) 5月ISM非製造業価格指数 (前回76.8)
- 23:00 (米) 5月ISM非製造業新規受注指数 (前回63.2)
- 23:00 (米) 5月ISM非製造業雇用指数 (前回58.8)
- 01:00 (英) ベイリー英中銀総裁講演
- 02:50 (米) ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
- 04:05 (米) クオールズFRB副議長講演
- 金融と気候変動巡る会議「グリーンスワン2021」
6月3日の相場見通し
昨晩も総じて揉み合い気味の展開となりました。本日も明日の米雇用統計の発表を控えて、米長期金利や株価の動きなど一喜一憂する展開が続きそうです。
経済指標としては、NZ5月ANZ商品価格指数、豪4月貿易収支と小売売上高、中国5月財新サービス業PMI、ユーロ圏各国の5月サービス業PMI・改定値、英5月サービス業PMI・改定値、米国では、5月ADP全米雇用報告、第1四半期非農業部門労働生産性・改定値、週間新規失業保険申請件数、マークイットの5月サービス業と総合PMI・改定値、5月ISM非製造業景況指数が発表されます。
総じて経済指標に対する相場の反応が限定される形が続いています。豪州の指標は、結果の強弱次第ですが、昨日の良好な豪GDPにも相場の反応が限定されています。本日の結果で相場が動いても、大きな展開とならないでしょう。また、ユーロ圏のPMIは、確報ですので、前回から変化がなければ、影響はなさそうですが、米国では、週末の5月雇用統計の発表を控えて、ADP全米雇用報告や週間新規失業保険申請件数、ISM非製造業景況指数の雇用指数などが、思惑を誘う結果となるかが焦点となりそうです。特に4月の雇用統計が弱かったことで、今回上方修正の思惑が、ドル相場を支えるか注目しましょう。
要人発言の機会も多いですが、昨日FRBが、「社債購入プログラム」の段階的縮小計画を発表しています。また、ハーカー総裁は、「国債や不動産担保証券の購入漸減について考えるべき時に差し掛かっている」と述べており、FOMCの早期のテーパリング開始の思惑が高まると相場のかく乱要因となるので注意しておきましょう。
6月3日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ:1.4050~1,4230
- 基本戦略: 逆張りもレンジ・ブレイクに注意
- 予想時間:08:21 予想時レート: 1.4169
高値を1.4251まで拡大も、更なる展開となっていない。またスロー・ストキャスティクスが反転下落となっており、1.4237の高値とダブル・トップ形成となるなら注意しておかなければならない。
あくまで上値は、1.4251を越えて、1.43のサイコロジカル、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377が視野となるが、この位置までほとんど目立ったポイントがなくなることで、1.4250,1.4300や1.4350のサイコロジカルが上値を抑えるか注目したい。
一方下値は、1.4037-92の戻り安値の維持では強いが、1.3992-06の戻り安値で、基準線やサポートを割れると調整が1.3956の雲の上限、1.3913の90日移動平均、1.3839-83の雲の下限と絡む位置が視野となるが、維持では堅調が続くが、1.38を維持出来ずに、1.3716や1.3669の戻り安値割れると、その場合調整が深まり1.3567の戻り安値、1.3503-20の下ヒゲ圏、1.3430-51の下ヒゲ圏がターゲットとなるが、維持では良いが、維持出来ないケースからは1.3304-50の戻り安値まで視野となる。この最大のリスクは、1.3188や1.3135の下ヒゲを割れるケースで、その場合相場は崩れ気味となり1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。ただ、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。
従ってデイの戦略としては、若干揉み合い気味で、やはり1.4251の高値超えるまでは、上値期待は持てず、良くて逆張り的。または上値が抑えられると戻り売り戦略を検討したい。
上値は、1.4200-20方向への上昇を売り上がって、ストップは1.4251越え。ターゲットは、1.4120-40などが維持されると利食いとなる。注目は、前回騙された1.41をクリアに割れるケースだが、割れるなら1.40ミドルなどは利食いとなる。また、1.41の再維持なら買いも、割れるなら倍返しぐらいは検討したい。このターゲットは、1.40ミドルから1.40までは利食い優先となる。またこの位置の買いは、1.40割れをストップ、この買いのターゲットは、1.41が逆レジスタンスとなるなら、利食っておきたい。
NZドル円
- 予想レンジ:78.80~79.60
- 基本戦略:押し目買い
- 予想時間:08:33 予想時レート: 79.27
上昇が80.19まで拡大。スロー・ストキャスティクスが反転上昇に転じており、更に上値拡大できるか注目される。上値は80.19を越えて、サイコロジカルな81円、月足の雲の上限となる81.28がターゲットとなる。ただ、未だ絶好の利食い場となる可能性が残っていることは注意しておきたい。
一方下値は、転換線の79.08や基準線の78.95が維持されると強く、割れても78.37-50の戻り安値の維持では堅調が続く。ただし、77.93-98の戻り安値を割れると77.43-79の雲ゾーンが視野となるが、買いが入り易い。ただし、77.17や76.67-76.69の戻り安を割り込むと、調整気味となり76.34の戻り安値やサイコロジカルな76円まで視野となるが、維持は不透明も、75.64の戻り安値を割れると長期のサポートが崩れ、75.33-56、74.72-00ゾーンが視野となる。また更に74.13や73.66の安値まで割れると73.20-27、72.82-85ゾーンまでターゲットとなる。こういった位置は一旦維持される可能性はあるが、72.73まで割れると72.26、71.68-86ゾーン、71.49-53の日足の窓の上限まで割れると相場が崩れ気味となり、窓の下限となる70.48-52、69.71-70.00、69.37-45の戻り安値圏まで視野となるが維持では更に突っ込み売りは出来ない。リスクは68.88や68.65の安値、下限レンジ最安値となる68.21を割れるケースで、その場合下落が加速するリスクが高まり、67.53の戻り安値、66.32-66.59の戻り安値圏なども視野となるが、長期のサポートが控える。更に割れても過去の揉み合いレンジとなる63.10-66.17ゾーンなどは底堅い位置となりそう。このリスクは61.79割れとなる。
従ってデイの戦略としては、上値追いは厳しく、押し目を待って買い場探し。下落があれば79.80-00で買いを検討して、ストップは78.50割れ。または、78.20-40まで待つか、買い下がって、ストップは77.98割れでの対応となる。ターゲットは、79.40-50のレジスタンスが抑えられるなら利食いが良い。
また早期の売りは、80.19をストップに、79.60がCapされるケースで検討して、この売りのターゲットは、78.80-79.00では軽く利食っておきたい。
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