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おはようございます。だいまんです。
2021年8月27日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、ブラード・セントルイス連銀総裁が「2022年第1四半期に、テーパリングを終了すべき」、カプラン・ダラス連銀総裁も「9月のFOMCで、テーパリング計画についてアナウンスし、10月から開始することを望む」と発言、米10年物国債利回りが、1.375%まで上昇、「アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で大規模な爆発や銃撃が発生し、死傷者が出た」との報道もあって、株価が軟調な推移となったことで、直近のドルや円売り相場に、巻き戻しが優勢となった。米4-6月期GDP・改定値は、予想をわずかに下回ったが、ほぼ予想内ということ、週間新規失業保険申請件数が、予想より悪化するも継続受給者数が低下したことで、悪影響は限定された。
ドル円は110.23から109.93で上下、ユーロドルは、1.1779から1.1746まで売りに押され、ポンドドルも一時1.3690まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は129.77から129.23、ポンド円は151.61から150.62、オージー円は80.10から79.60、NZD円は76.79から76.36、カナダ円は87.51から86.67まで利食いに押された。
8月27日の注目材料
- 08:30 (日) 8月東京都区部消費者物価指数・除生鮮食料品 [前年同月比] (前回0.1% 予想-0.1%)
- 10:30 (豪) 7月小売売上高 [前月比] (前回-1.8% 予想-2.1%)
- 10:30 (中) 7月工業企業利益 [前年同月比] (前回20%)
- 15:00 (独) 7月輸入物価指数 [前月比] (前回1.6% 予想1.2%)
- 15:00 (独) 7月輸入物価指数 [前年同月比] (前回12.9% 予想13.8%)
- 15:45 (仏) 8月消費者信頼感指数 (前回101 予想100)
- 21:30 (加) 7月鉱工業製品価格 [前月比] (前回0.0%)
- 21:30 (加) 7月原料価格指数 [前月比] (前回3.9%)
- 21:30 (米) 7月個人所得 [前月比] (前回0.1% 予想0.1%)
- 21:30 (米) 7月個人消費支出 [前月比] (前回1.0% 予想0.4%)
- 21:30 (米) 7月個人消費支出・デフレーター [前年同月比] (前回4.0% 予想4.1%)
- 21:30 (米) 7月個人消費支出・コア・デフレーター [前月比] (前回0.4% 予想0.3%)
- 21:30 (米) 7月個人消費支出・コア・デフレーター [前年同月比] (前回3.5% 予想3.6%)
- 23:00 (米) 8月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 (前回70.2 予想71.0)
- 23:00 (米) 8月ミシガン大学消費者信頼感/現況指数・確報値 (前回84.5)
- 23:00 (米) 8月ミシガン大学消費者信頼感/期待指数・確報値 (前回79)
- 23:00 (米) パウエルFRB議長講演「経済見通しについて」(カンザスシティ連銀主催年次シンポジウム)
- 00:00 (加) 6月財政収支 (前回-139.8億加ドル)
- 01:00 (米) 7月ダラス連銀・PCE価格指数 (前回2.3%)
8月27日の相場見通し
昨晩は、直近のドルや円売りに、巻き戻しが優勢となりました。パウエルFRB議長の講演にあって、調整が出た感じですが、その面では、本日のカンザスシティ連銀主催年次シンポジウムでの同議長の発言次第で、相場に一定の動きが見えるか注目しましょう。
ただ、大方は、このシンポジウムが、コロナウイルスの感染拡大で、1日だけのWEB形式となったこともあって、パウエルFRB議長が、踏み込んだ発言をするとの見方にはなっていません。その場合影響は相場に対する影響は限定されそうです。ただ、FRBは、今後確実にテーパリングに向かって行くことは間違いないでしょう。これも一部では、少額のテーパリング開始に留まると見ていますが、安易に考えて良いのかは不透明です。また、もしサプライス的に、パウエルFRB議長が、タカ派的な発言となった場合、ショック的な動きも見えるので注意しておきましょう。
経済指標としては、日本の8月東京都区部消費者物価指数、豪7月小売売上高、中国の7月工業企業利益、独7月輸入物価指数、仏8月消費者信頼感指数、加7月鉱工業製品・原料価格指数、米国では、7月個人所得・消費支出、8月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値と7月ダラス連銀・PCE価格指数などが発表されます。
パウエルFRB議長講演を前に、総じて結果に対する反応鈍そうですが、豪7月小売売上高や中国の7月工業企業利益の結果で、豪ドル相場が一定の動きを示す可能性には、注意しておきましょう。
その他週末やアフガニスタンの地政学リスクもあって、リスオン相場に、ポジション調整が出易いことは、留意して対応しましょう。
8月27日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ:109.50~110.50
- 基本戦略: 大きめの動きで逆張り
- 予想時間:07:00 予想時レート:110.06
上昇が111.66でCapされて、下落が日足の雲を割れて、108.72まで拡大も、サポートに守られて反発後も、現状は揉み合いが続いている。
上値には、110.23-55が抑えるとレジスタンス的。110.80を越えて、110.82-111.20の戻り高値圏、111.50のサイコロジカルが視野となるが、やれやれの売りが出易い。あくまで111.66や111.71の戻り高値を越えて、112.15の月足の雲の上限や112.23の戻り高値まで視野となる。こういった位置は125.86の高値から99.02の安値までの調整の50%(112.44)の位置に相当することで、上抜けは相当厳しい位置となる。ただし、超えると114.55,114.73、115.51、118,66-60のトランプ大統領就任後の高値まで視野となる。
一方下値は、109.60前後が維持するとサポート的だが、109.41や109.11の戻り安値を割れるとサイコロジカルな109円前後、108.72を割れると調整色が強まり、108.56-57の戻り安値圏、108.35の戻り安値まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、108.03の戻り安値や108円を維持出来ずに、もし107.48まで割れると相場は崩れる。その場合107.16のそれ以前の高値、106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値、サイコロジカルな106円前後まで視野となるが、大きな流れのネックラインからは、買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値まで割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
デイの戦略としては、揉み合いが続いており、トレンドが出るかは不透明で、大きめの動きで逆張りが検討される。上値は、110.80をストップ、110.50方向への上昇で売り狙い。ターゲットは、109円後半の維持では買い戻しで、また109.50方向への調整では買いを狙って、ストップは109.11割れ。ターゲットは、110円前半では、利食いを優先したい。
豪ドルドル
- 予想レンジ:0.7200~0.7270
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:07:13 予想時レート: 0.7241
上昇が0.8008でトピッシュなり、日足の雲を割り込んで、0.7106まで下値を拡大。スロー・ストキャスティクスも再下落となっており、下値トライのリスクが続きそう。
上値は、0.7281が抑えると弱い。超えて0.7316-0.7336のそれ以前の安値が押さえると特に弱く、0.7342を越えても0.7372-0.7416の戻り高値では売りが出易い。0.7427-43の戻り高値を越えて、0.7487-0.7534の雲と絡む位置、0.7600の戻り高値が視野となるが売りが出易い。0.7617の戻り高値を超えても、0.7644-75、0.771-26に雲の上限が控え売りが出易く、更に超えても0.7776-0.7815の戻り高値圏では、日足のレジスタンスとして売りが出易い。0.7845―57や0.7892の戻り高値を越えて、0.7900や0.7950のサイコロジカルが視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで0.8008の直近高値を超えて0.8068や0.8337の2018年の戻り高値が視野となるが、こういった位置の上抜けは現状不透明となる。
一方下値は、0.7157-0.7201の窓の維持では良いが、0.7106の安値まで割れると0.7029-50まで視野となる。また0.6992―0.7006の安値まで割れると下落が加速する可能性となり、0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンまでターゲットとなる。この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.6778の戻り安値まで割れと過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571までターゲットとなる。
デイの戦略としては、慎重に売り場探しで、0.7281をストップに、0.7250-75ゾーンで売り上がり。ターゲットは、0.7230前後の動向次第も、割れるなら0.72前後で利食い優先。また買いはこの位置は維持を確認しながら、0.7150まで買い下がって、ストップは0.7106割れ。この買いのターゲットは、0.72ミドルが押さえると利食い優先となる。
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