MT4インジケーターの入れ方は?おすすめのインジケーターも解説

MT4インジケーターの入れ方は?おすすめのインジケーターも解説

MT4に慣れていないFX初心者であれば、次のような疑問を感じるのではないでしょうか?

(MT4にインジケーターを追加したいけど、どうすればいいのだろう?)

(そもそも、勝ちやすいおすすめのインジケーターとは何だろう?)

インジケーターの世界は奥深く、一概に正解が決まっているわけではありません。

ただインジケーターの扱い方や特徴を押さえておくことで、勝率UPに繋がることは間違いありませんので、ぜひ本記事の内容を踏まえてトレードに取り組んでみてください!

MT4インジケーターとは?

MT4は世界中のトレーダーから愛用される、言わずと知れた取引ツールです。

何故ここまで普及しているかといえば、その理由の大部分がバラエティー豊かなインジケーターにあると言ってもいいでしょう!

デフォルトで搭載されるインジケーターの種類は、ブラウザ版&アプリ版で30種類以上、PCインストール版の場合は50種類以上にも昇ります。

さらに加えて、MT4は「カスタムインジケーター」と呼ばれる、企業や有志が開発した新規のインジケーターを導入できる機能が備わっています。

時流や環境に合わせて、用いるインジケーターを工夫することで有利に立ち回れたり、また自分に適した唯一無二の組み合わせ・設定にも出会えるかもしれません。

以下より紹介するインジケーターを導入方法を読んでいただいて、ぜひその有用性を確かめてみてください!

標準装備されているインジケーターの導入方法は?

本節では、標準装備のインジケータの導入方法について解説していきます。

一見複雑そうに思えるインジケーターの取り扱いも、本節の内容を理解できれば何てことはありません!

皆さんもここから、テクニカル分析を極める第一歩を踏み出していただければと思います。

基本的な導入方法

MT4のチャート上にインジケーターを表示するためには、「挿入」→「インジケーター」から表示したいものを選んでみましょう。

上画像からも分かる通り、インジケーターには様々な種類が存在し、その中でも特に使用率の高いトレンド系オシレーター系について、次節より解説していきたいと思います。

トレンド系のインジケーター

トレンド系のインジケーターとして有名なものには、以下の種類があります。

  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • 一目均衡表
  • パラボリック

特徴としては、ローソク足チャートと同じ画面に表示され、トレンドの強弱や持続性を見極めるために使われます。

FXで堅実に稼ごうと思えば、大衆の動きに追従すること、つまりトレンドに乗ることが何より重要となりますので、トレンド系のインジケーターは利用価値が高いと言えるでしょう。

オシレーター系のインジケーター

オシレーター系のインジケーターとして有名なものには、以下の種類があります。

  • MACD
  • RSI
  • ストキャスティクス
  • CCI

特徴としては、ローソク足チャートと別の下画面に表示され、買われすぎ・売られすぎを判断するために使われます。

オシレーターの示すシグナルを根拠としてエントリーできるようになれば、トレードの勝率も大きく向上していくことでしょう!

インジケーターを導入する際の注意点

チャート上にインジケーターを導入する際は、ぜひ踏まえていただきたい注意点があります。

それは、なるべく知名度の高いインジケーターを利用する、ということです。

というのも、他のトレーダーが意識しないようなインジケーター、あるいは設定値で導入したところで意味はなく、インジケーターとしての機能を果たせないからです。

他のトレーダーも見ているライン、意識しているシグナルを掴んでこそ有利に立ち回ることができるので、なるべくメジャーなインジケーターの導入を心がけてみてください。

外部から入手したインジケーターを追加する方法

MT4は、企業や有志など他のトレーダーが開発した新規のインジケーター(カスタムインジケーター)を追加することができます。

ただ慣れないうちは、やり方が少々複雑で面倒な点もありますので、本節にて分かりやすく解説していきたいと思います。

ステップ1:カスタムインジケーターのダウンロード

まずは追加したいカスタムインジケーターを入手しましょう。

大体のインジケーターは、MT4に対応したFX会社からダウンロードすることができます。

インジケーターの拡張子は「ex4」「mq4」となっており、それを該当ファイルに保存することで追加が完了となります。

ステップ2:カスタムインジケーターの保存

続いてのステップは、カスタムインジケーターの保存です。

MT4の画面左上の「ファイル」より、「データフォルダを開く」をクリックしてみましょう。

そうするとフォルダ一覧が表示されるので、「MQL4」→「Indicators」と進み、カスタムインジケーターのファイルをそこに保存すれば完了です。

ステップ3:MT4を再起動(上手く追加できない場合はコレ!)

カスタムインジケーターを該当箇所に保存したとしても、すぐにMT4内に反映されるわけではありません。

他のアプリケーションと同じように、MT4も再起動させてやる必要があるのです。

再起動が終われば、MT4のメニューバー「挿入」→「インディケーター」→「カスタム」と進んでみましょう!

導入したインジケーターが、新しく選べるようになっているはずです!

カスタムインジケーターの特徴

カスタムインジケーターは、大きく分けて2パターンあります。

1つ目は、既存のインジケーターを改良したもの。

使いやすくしたり、また表示する本数やシグナルを増やした改良版が一般的です。

もう1つは、完全に新規のインジケーター。

新たに開発されたインジケーターは、時流や相場の環境をくみ取り、従来のインジケーターよりも機能する可能性を秘めています。

ただ上述したように、マイナーなインジケーターほど利用価値が薄く、そういった意味では、カスタムインジケーターに過度な期待を寄せるべきではないと言えるでしょう。

インジケーターを削除するには

インジケーターの削除方法は非常に簡単なので、この機会に覚えておきましょう。

まずは削除したいインジケーターにマウスを合わせて、右クリックします。

(上は、移動平均線を右クリックした時の画像です。)

そうすると、「分析ツールを削除する」という欄が表示されるので、そちらをクリックして削除完了です。

ちなみに右クリックでは、プロパティを選ぶことでインジケーターの細かな設定も行えるので、こちらも覚えておきたいところです。

最初に導入したいインジケーター(PC・スマホ共通)

MT4を利用するのであれば、真っ先に導入したい、おすすめのインジケーターについて解説してます。

初心者の方で、何から扱うべきか悩んでいる方は、まず以下の種類から試してみてはいかがでしょうか。

移動平均線

FXトレーダーにもっとも利用されているインジケーターは、移動平均線です。

移動平均線の主なメリット

  1. トレンドの発生が見分けやすくなる
  2. パーフェクトオーダーが揃えば、エントリーも成功しやすい
  3. グランビルの法則と、他のインジケーターを組み合わせやすい

移動平均線の主なデメリット

  1. 長期線は反応が遅い
  2. パラメーターの設定が難しい
  3. レンジ相場ではあまり機能しない

移動平均線は、トレーダーの多くが参考にしているので、適切なパラメーターを設定することで、勝率の向上に寄与するはずです。

またパーフェクトオーダーグランビルの法則など、移動平均線を用いた売買戦略はいくつも存在するので、シンプルながらも奥深いインジケーターと言えるでしょう。

ストキャスティクス

ストキャスティクスは、買われ過ぎ・売られ過ぎを表す、オシレーター系テクニカル指標です。

ストキャスティクスの主なメリット

  1. 細かな値動きを繰り返すレンジ相場において、エントリータイミングが掴みやすい
  2. ダマしの見極め方が確立されている
  3. 他のインジケーターと組み合わせることで、エントリーの確度向上

ストキャスティクスの主なデメリット

  1. 強いトレンドの状況下では参考にならない
  2. 単体での活用は、インジケーターとしての信頼度が低い

ストキャスティクスは、エントリーの根拠だけでなく、利確・損切りタイミングに関しても推し測ることができるので、ぜひ習得しておけば強力な武器になるでしょう!

MACD

MACDは上と同じく、買われ過ぎ・売られ過ぎを表す、オシレーター系テクニカル指標です。

MACDの主なメリット

  1. ゴールデンクロス・デッドクロスから、エントリータイミングを掴みやすい
  2. トレンド発生時において、押し目・戻り目が分かりやすい
  3. 相場が今どういった状況か、環境認識が容易になる

MACDの主なデメリット

  1. レンジ相場では、あまり機能しない

MACDは、レンジ相場においては参考にできないものの、上で紹介したストキャスティクスとの相性が非常に良いです。

またヒストグラムが形成する波の読み方に慣れることで、相場が今どちらの方向に向いているのか、環境認識が容易になるでしょう!

こちらも数多くのトレーダーが活用しているインジケーターとされているため、FXの基本の範疇として、読み方程度は知っておきたいところです。

パラボリック

パラボリックは、トレンドの強弱を見極めるために使われるテクニカル指標です。

パラボリックの主なメリット

  1. 簡単に「売買タイミング」を判断することができる
  2. 大きなトレンドが発生したとき、トレンドが継続するかを見極めるのに有効

パラボリックの主なデメリット

  1. レンジ相場など、チャートが細かく上下する場合は、シグナルが多発して信頼度が低下する
  2. トレンド追随型のテクニカル指標なので、動作が遅くなる

FXの王道的な稼ぎ方はやはりトレンドの乗ることであり、その強弱を視覚的に判断できるようになるパラボリックは、非常に有用です。

ここで紹介したメリット・デメリット以外にも、パラボリックには様々な活用方法があるので、上記リンク先の記事をぜひ読み進めていただければと思います!

MT4のインジケーター導入方法:まとめ

本記事では、MT4にインジケーターを導入する方法について、以下のポイントを中心に解説しました。

標準装備のインジケーターを導入する方法
外部から入手したインジケーター(カスタムインジケーター)を導入する方法
最初に導入したいインジケーター3選

FXに必勝法は存在しませんが、インジケーターの活用を極めることで、1つ1つを勝ちパターンにすることはできます。

それほどMT4とインジケーターには可能性が詰まっており、むしろこれ無くしてFXを勝ち切ることはできません。

初心者のうちは、自分に適したインジケーターを見つけて、中郵者以降は、それらを深くまで習得できるよう追求してみてはいかがでしょうか。

以上、参考にしていただければ幸いです。