FXピラミッティングのやり方は?種類や具体的なコツを紹介!

FXピラミッティングのやり方は?種類や具体的なコツを紹介!

FXは、少額資金から始める方法はいくつか存在しますが、少額資金から爆発的に稼ぐ方法は1つしか存在しません。

その手法とは、ポジションを次々に積み上げる、ピラミッティングと呼ばれるものです。

本記事では、ピラミッティングとはどういったものか、またメリット・デメリット運用におけるコツやポイント等をまとめて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ピラミッティングとは?

ピラミッティングとは、次のポイントを踏まえた運用手法のことです。

・含み益が出ている方向での買い(売り)増し

・平均取得単価の押し上げ(ナンピンの逆)

FXではトレンドに乗ることが非常に重要で、トレンドに上手く乗じてエントリーできると、保有したポジションはすぐに含み益に転じます。

そこからさらにポジションの積み増しを行い、より大きな利益の獲得を目指すのがピラミッティングという手法になります。

 

基本的には、ナンピンと似たような売買ロジックです。

しかし目的にはそれぞれ違いがあり、ナンピンは負けを薄くするため、ピラミッティングは勝ちを広げるため、という要所を押さえておきましょう。

ピラミッティングの種類

ピラミッティングには、大きく分けて3つの種類があります。

どれもポジションの積み増しを行う点に関しては共通していますが、選ぶ戦略によってリスク度合いが異なるということを覚えておきましょう。

スケールダウンピラミッティング

 

スケールダウンピラミッティングとは、初回のエントリー以降、少しずつロットを落としていく手法です。

1回目のエントリー:3ロット
2回目のエントリー:2ロット
3回目のエントリー:1ロット

実際のチャートで見ると、エントリーするタイミングは次のようになります。

ピラミッティングは本来、トレンド相場を見据えた積み増し手法になりますが、長期化するほどトレンド転換の可能性が高くなります。

そこで、ピラミッティングの後半で持つポジション量を少なくして、損切りのダメージを抑えようというのが、このスケールダウンピラミッティングの狙いです。

逆ピラミッティング

逆ピラミッティングとは、初回のエントリー以降、少しずつロットを増やしていく手法です。

1回目のエントリー:1ロット
2回目のエントリー:2ロット
3回目のエントリー:3ロット

実際のチャートで見ると、エントリーするタイミングは次のようになります。

含み損を抱えるリスクを考えると、この逆ピラミッティングは手放しにおすすめできる手法ではありません。

なぜなら、一方的に継続するトレンドは起こり得ず、いつかは必ず転換期を迎えることになります。

「勝って兜の緒を締めよ」という言葉もあるように、調子が良い時ほど、エントリーは冷静かつ慎重に行なって然るべきでしょう。

イコールポジションピラミッティング

イコールポジションピラミッティングとは、初回のエントリー以降、同量のロットで買い増しする手法です。

1回目のエントリー:1ロット
2回目のエントリー:1ロット
3回目のエントリー:1ロット

実際のチャートで見ると、エントリーするタイミングは次のようになります。

ナンピンの逆ともいえる手法であり、ピラミッティングを意識せずとも、自然に取り入れているトレーダーも多いのではないでしょうか。

勝つ時も負ける時も、機械的にコンスタントに、それがイコールポジションピラミッティング強みと言えるでしょう。

ピラミッティングのやり方

本節では、ピラミッティングのやり方について、ステップ形式で解説していきます。

必ずしも以下の手順で行う必要はありませんが、無計画なピラミッティングにならないためにも、最低限の分析・検証は踏まえておきましょう。

ステップ1:トレンド相場を見極める

ピラミッティングは、トレンド相場で集中的にポジションの積み増しを行う戦略です。

そのため、まずはトレンド相場であるかどうかを見極めなければなりません。

THH トレンド発生自動予測ツール Trend Head Hunter

 

その際、自分の感性に頼るのではなく、必ずインジケーターを用いて数値的に分析を行うようにしましょう。

トレンド系インジケーターのおすすめとしては、分かりやすくて精度も高い「パーフェクトオーダー」、トレンドの強弱を掴めるパラボリック等がありますので、ぜひ活用してみてください。

ステップ2:ピラミッティングの想定

ピラミッティングを行うにあたって、以下のポイントを事前に決めておかねばなりません。

・積み増しを行う値幅間隔

・強制ロスカットされるレート帯

・利確幅

これらを決めずにピラミッティングを行なったとしても、つい感情的なトレードになってしまいがちです。

相場が急変した時に焦らなくて済むよう、初回エントリーの前から、上記のポイントは押さえておきましょう。

ステップ3:初回エントリー以降の相場シナリオ

初回エントリーを行う前は、ある程度の相場シナリオを想定しておきましょう。

 

例えば、ピラミッティングが成功する理想的なシナリオは次の通り。

理想とする相場シナリオ

・A地点で初回のエントリー

・+100pipsの含み益獲得→B地点でさらに1ロット積み増し

・さらに+100pipsの含み益獲得→C地点でさらに1ロット積み増し

・さらに+100pipsの含み益獲得→D地点で決済→合計6万円獲得

 

ピラミッティングを行わなかった場合、獲得できたpipsは1ロットの300pips、金額にして3万円の利益です。

一方でピラミッティングを成功させた場合、獲得できたpipsはA(1ロット×300pips)・B(1ロット200pips)・C(1ロット×100pips)合わせて6万円の利益になります。

 

実際、相場が都合良く動くのかどうかは別として、こういったシナリオを想定しておくことは重要です。

なぜなら想定の有無で、ポジション握力や損切りに踏み切る意思力が大きく異なるためであり、利益は大きく、また傷は浅く済む可能性が高まるでしょう。

ステップ4:検証・分析・反省

ピラミッティングが成功しても、そうでなくとも、終わった後の反省は行うようにしましょう。

ピラミッティングはトレードの回数も多く、また運用中の保有ポジション量も多くなりがちです。

そのため、得られる経験値は通常時よりも多く、反省や振り返りを行うかどうかで、トレーダーとしての器量が決まるといってもいいでしょう。

(あの時の積み増しは正解だったのか…?)

(もう少し利益を多く取れたのではないか?利確を焦ったのはなぜか?)

もし自分だけで正解が分からない場合は、ピラミッティングを搭載したEA等から、運用の方針を学んでみるというのも一案になるのではないでしょうか。

ピラミッティングのメリット

メリット1:爆発的な資産の増加

ピラミッティング最大のメリットは、短期間で爆発的に利益を稼げるという点です。

なぜなら、仮に少額資金から始めたとしても、得た利益を再投資して、より大きなロットを持てるようになるからです。

言うなればわらしべ長者的な戦略で、実際有名トレーダーの多くはピラミッティングによって財を成すことに成功しています。

 

例えば、ジェシーリバモア氏

彼は「世紀の空売り王」として有名ですが、生涯において4回の破産と再起を繰り返しています。

素寒貧になってからも、なぜそこから巨万の富を数度にわたって成したのか…その過程には、やはりピラミッティング無くしては成し得なかったでしょう。

メリット2:機会損失の防止

「あの時エントリーしていれば…」と、取り損ねた利益を悔やんだことはないでしょうか?

また「利確が想定以上に早すぎた…!」と後悔した経験はないでしょうか?

 

投資には「利食い千人力」という格言がありますが、だからといってチキン利確を推奨しているわけではありません。

トレンドが発生している時は、根こそぎかっさらう!これもまた、ピラミッティングの持つ強みの1つといえるでしょう。

とはいえ、ポジションを焦って保有してしまう、俗に言うポジポジ病にならないよう注意しておきたいところです。

メリット3:ポジション握力の強化

ピラミッティングを経験すると、ポジションを保有し続ける力「ポジション握力」が強化されます。

というのも、ピラミッティングを行う時点で、ある程度強いトレンドが確認できているはずです。

 

そしてトレンドの継続を見込んでいるからこそ、ピラミッティングに踏み込めるのであり、ピラミッティングと同時に利確(決済=ポジションを手放す)していては、運用に矛盾が生じてしまうでしょう。

つまりピラミッティングができるトレーダーは、トレンドの分析に自信を持てている人に限られ、その境地に至る過程で、チキン利確に抗う強い意志力を構築することができるのです。

ピラミッティングのデメリット

デメリット1:リスクの増加

一番の懸念点は、ロスカットのリスクが増えてしまうことです。

ピラミッティングによって保有ポジションが増加すると、証拠金維持率を圧迫することになりますが、一定水準を割り込むと強制ロスカットが執行されてしまいます。

そのため、十分な資金力、あるいはトレンド相場への確信がない限りは、踏み込むべきではないといえるでしょう。

デメリット2:トレンド相場に限定される

ピラミッティングはトレンド相場に限定されるため、使用頻度はそこまで高くはありません。

というのも、値動きの大半はレンジ相場が占めており、一定の値幅を行ったり来たりするものだからです。

 

また、トレンドの出現に確信を持つためには、短期足よりも上位足を軸にチェックしなければなりません。

そのため、実際にポジションを持つ機会は少なく、ほとんどが待って過ごす局面になるでしょう。

デメリット3:勝ち逃げが難しい

ピラミッティングを終えるタイミングは、基本的にトレンド転換を確認した時点となります。

また、よほどドンピシャで分析できない限りは、トレンド転換時にもポジションが残っており、それらは含み損を抱えることになるでしょう。

そういった意味で、ピラミッティングは勝ち逃げが難しく、終盤に抱えたいくつかのポジションは、損切を迫られることになるかもしれません。

デメリット4:資金管理が複雑

どれだけポジションを保有できるか、またどこまでの逆行に耐えられるのか、いつ利確するのか…ピラミッティングの難しさは、これらの管理が複雑になる点にあります。

とはいえ、何も考え無しでピラミッティングを決行したとしても、成功するはずもありません。

積み増しでエントリーする際は、少なくとも「証拠金シミュレーター」等で計算を行い、ロスカットラインくらいは把握して然るべきでしょう。

デメリット5:ポジポジ病になりやすい

ポジポジ病とは、「常にポジションを持っていなければ気が済まない状態」を指しており、ピラミッティングの最中では、次のように考える機会も増えるでしょう。

(早くエントリーして、ポジション量を増やさなくては!)

(トレンドが出たからには、たくさんトレードしないともったいない!)

しかし、FXにおいて一方的に継続するトレンドはなく、逆にトレンドが発生しないなんてこともありえません。

つまり、相場で生き残っている限りチャンスが尽きることはなく、焦ってポジション量を増やす必要はないのです。

特に経験がともなわない初心者の方であれば、ピラミッティングでリスクを増やすよりも、長期で運用できるよう心掛けるべきでしょう。

ピラミッティングで利益を増加させるコツ

ピラミッティングは難易度の高い運用手法になりますが、少しでも失敗する確率を減らせるよう、以下のポイントを意識してみてください。

ポイント1:プラススワップを狙う

厳密な決まりがあるわけではありませんが、ピラミッティングを行う際は、プラススワップになる方向でのエントリーをおすすめします。

 

なぜなら、トレンドの展開によっては数週間以上も長期で継続することがあり、その期間マイナススワップを支払い続けるのは、大きくストレスを感じるようになるからです。

これが少量のポジションであれば気にする必要もありませんが、基本的にピラミッティングの最中は、大きなロットで運用することになるためスワップの額も無視することは出来ません。

 

また、メキシコペソ円・南アフリカランド円のような高金利通貨であれば、付与されるスワップ分を利用して、さらなる積み増しも可能です。

こういったメリットがあるため、少しでも口座資金を増やせるよう、是非ともプラススワップでのエントリーを検討してみて下さい。

ポイント2:チキン利確を避ける

ピラミッティングを行う際は、ポジション握力を強く保ちたいところです。

その理由が分かる事例として、以下のチャートをご覧ください。

1ロットずつエントリーしてポジションを増やしていくにしても、すぐに決済してしまっては非常に勿体ないことがお判りでしょうか?

 

ピラミッティングを狙うのであれば、大きなトレンドの出現をある程度予見しているはず。

だとすれば、初期にエントリーしたポジションは、できるだけ含み益が伸びきるよう我慢すべきでしょう!

ポイント3:複利運用を意識

福利運用を心がけることで、資産の増加スピードはより加速していくでしょう。

【シミュレーションあり】FXにおける効率的な福利運用とは?

 

含み益を証拠金として新たにポジションを保有できるため、ポジション保有→含み益→ポジション保有…といったサイクルが生まれ、追加投資を行わずともピラミッティングを継続させることができます。

この福利のサイクルとピラミッティングを活用して、莫大な資産をなしたのがgff氏やcis氏です。

 

gff氏はたった三か月で10万円→6億円、cis氏は100万円→230億円という圧倒的な資産増加を達成!

元手をここまで大きく増やせたのは、やはりピラミッティングの活用があってこそであり、逆に行っていなければ、今ほど有名なトレーダーになっていなかったでしょう。

ポイント4:口座を分散させる

日頃から運用手法ごとに、メイン口座・サブ口座を使い分けている人も多いのではないでしょうか。

ただピラミッティングを行う際は、くれぐれも資金が集中したメイン口座での運用を控えるよう、注意しておいてください。

上述している通り、ピラミッティングはリスクの高い、短期決戦型の運用手法です。

強制ロスカットによって、資金の大部分を失ってしまわないよう、ピラミッティング専用のサブ口座を用意しておきましょう。

ポイント5:デモトレードで練習しない

ピラミッティングの練習する際は、デモトレードでなく、必ず本番用の口座で行うようにしましょう。

なぜなら、ピラミッティングでポジションを上積みする過程は、思った以上に精神的な負荷がかかり、そういったメンタル面の強さはデモトレードでは鍛えることができないからです。

デモトレードは意味がない!?FX初心者が意識すべきポイントとは

 

デモトレードはあくまでも手法を理解するための環境であって、スキルを磨くためではありません。

身銭が絡んでいるからこそ、人は本気で練習するようになる、ということを覚えておきましょう。

まとめ:ピラミッティングは資産を加速!でも慎重に!

本記事では、FXにおけるピラミッティングについて、以下のポイントを中心に解説しました。

  • ピラミッティングの概要について
  • ピラミッティングの4つの手法
  • ピラミッティングのやり方について
  • ピラミッティングのメリット・デメリットについて
  • ピラミッティングで利益を増加させるコツ

少額資金から大きく資産を増やそうと思えば、どこかのタイミングでピラミッティングを成功させなければなりません。

とはいえ、ピラミッティングの難易度は高く、熟練トレーダーでも難しいと言われています。

そのため、狙うにしてもサブ口座での運用にする、もしくはトレンドの継続が確信できる状況に限って、ピラミッティングを決行するべきでしょう。

以上、参考にしていただけると幸いです。

リアルタイム為替レート

 

リアルタイムチャート