【2020年10月6日】ラガルド・パウエル発言に注意

おはようございます。だいまんです。

2020年10月6日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、新型コロナウイルスに感染し入院しているトランプ大統領が、本日にも退院する可能性があるとの報道、米国の追加経済対策の合意期待などを背景に、米国株が堅調に反発したことで、リスク・オンのドル売りが優勢となった。マクナニー大統領報道官をはじめとする複数の米政権スタッフが本日、新型コロナウイルス検査で陽性となり、ホワイトハウス内でクラスターが発生していることが明らかとなったが、相場に対する悪影響は限定された。また9月ISM非製造業指数が、予想を上回ったが、ドル買いは限定された。

ドル円は、米長期金利の反発もあって105.80まで反発、ユーロドルは、予想を上回る9月サービス業PMIの確報値や小売売上高もあって1.1798、ポンドドルも9月サービス業PMIの改定値が予想を上回り1.2993まで上昇した。クロス円では、ユーロ円が124.72、ポンド円が137.36まで反発した。

10月6日の注目材料

  • 中国市場休場(国慶節・中秋節)
  • 06:30 (豪) 9月AIG 建設業指数 – 2020/9 (前回–)   
  • 09:30 (豪) 8月貿易収支 (前回46.07億豪ドル 予想50.50億豪ドル)
  • 09:30 (豪) 9月求人広告件数 (前回–)  
  • 12:30 (豪) 豪準備銀行・政策金利公表 (現行0.25% 予想0.25%)
  • 15:00 (独) 8月製造業新規受注 [前月比] (前回2.8% 予想2.9%)
  • 15:00 (独) 8月製造業新規受注 [前年同月比] (前回-7.3% 予想-3.5%)
  • 17:30 (英) 9月建設業PMI (前回54.6 予想54.0)
  • 17:35 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
  • 21:30 (加) 8月貿易収支 (前回-24.5億加ドル 予想-25.0億加ドル)
  • 21:30 (米) 8月貿易収支 (前回-636億ドル 予想-660億ドル)
  • 23:00 (米) 8月JOLTS求人件数 (前回6.618百万人)
  • 23:40 (米) パウエルFRB議長講演(全米企業エコノミスト協会年次会合)
  • 00:30 (米) レーンECB専務理事講演
  • 00:45 (米) ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 02:00 (米) 3年物国債入札(520億ドル)
  • ポンペオ米国務長官来日
  • 米日豪印4カ国外相会合

10月6日の相場見通し

昨晩は、新型コロナウイルスに感染し入院しているトランプ大統領が、本日にも退院する可能性があるとの報道や米国の追加経済対策の合意期待感などを背景に、米国株式3指数が、堅調に反発したことで、リスク・オンのドル売りが優勢となりました。

少し早すぎる退院のように思われますが、一部ホワイトハウス内でクラスターが発生しているとの報道もあります。 高齢のトランプ大統領の病状もまだまだどうなるか分かりませんし、楽観的な市場も今後の感染状況や追加経済対策の行方次第では、不安定な動きを続けそうです。本日もこういったニュースに注意しながら、慎重に対応しましょう。

金融背策としては、豪準備銀行が政策金利を公表します。政策金利の据え置が想定されており、声明などにサプライズがなければ、影響は少ないでしょう。

経済指標としては、独8月製造業新規受注、英9月建設業PMI、カナダの8月貿易収支、米国の8月貿易収支とJOLTS求人件数が発表されます。引き続き経済指標に対する感応度の低い展開が続いています。結果でもし動きがあっても、大きな流れにはつながらないと見ておきましょう。

また、本日は要人発言も注目です。ユーロ圏ではラガルドECB総裁やレーンECB専務理事が講演します。ユーロ圏経済やユーロ高に関する発言があった場合、相場に一定の影響を与える可能性に留意しておきましょう。また、米国では、パウエルFRB議長が、全米企業エコノミスト協会の年次会合で講演します。

引き続き低金利政策を長期に渡って維持することを表明すると思いますが、一方で、金融政策による経済や雇用の回復には、限界も指摘しています。こういった面が再度強調された場合、株式市場やドル相場が、一定の動きを見せる可能性に注意しておきましょう。

10月6日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ポンドドル

  • 予想レンジ: 1.2860~1.3030
  • 基本戦略: 上値追いは避けて押し目買い
  • 予想時間: 09:38 予想レート:1.2989

ポンドドルは、1.3482を高値に、下落が1.2676まで拡大も過去の高値1.2648を前に下げ止まりを見せて反発的。また、スロー・ストキャスティクスも反転上昇に転じており、当面底堅い展開から、上値トライの可能性が示唆される。

上値は、1.3008-36の窓の下限を超えることが焦点となるが、抑えると上値追いも厳しいが、上抜けると日足の基準線と雲が重なる1.3079、更に1.3140-70、下落がスタートとした1.3169から1.3200のサイコロジカル、1.3255-85のギャップが視野となるが、上値が抑えられると下落リスクが継続する。あくまで1.3482や1.3513の上ヒゲを超えて、一定のあく抜け感となる。

一方下値は、サポートから1.2806-1.2837ゾーンが支えると堅調で、割れても1.2752の戻り安値の維持では、更に下落は拡大しないが、1.2676や1.2648を割り込むと1.2435-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360や1.2252を割れると1.2200のサポートまで視野となるが、こういった位置は、引き続き買いが入り易い。リスクは1.2073の戻り安値割れとなる。

デイ・トレードの戦略としては、上値は避けておきたいが、下値は、1.2893をストップに、1.29ミドルから1.29円半を買い下がって、ターゲットは、1.30のサイコロジカルが抑えると利食い優先。超えても1.30ミドルまではしっかりと利食いたい。またこういった位置の売りは、1.31まで売り上がって、ストップは1.3150越えなどで対応したい。ただ、こういった売りの利食いは1.29ミドルが維持されると利食い優先が安全となる。

また、1.29をしっかりと割れる動きがあった場合、1.2805の安値をバックに、1.28ミドル方向への調整では買い下がりとなるが、こういった下落の場合、1.29ミドルが上値を抑えると利食い優先となる。

豪ドル円

  • 予想レンジ: 75.50~76.20
  • 基本戦略: 戻り売り
  • 予想時間:10:05 予想レート:75.96

上昇を78.48で押さえられて、日足の雲を割り込む展開も、下落をフィボナッチ・リトレースメント76.4%レベル、73.98で維持して反発的。現状はスロー・ストキャスティクスも反転に転じており、上値トライの可能性もありそうだが、ただ、上値には、日足の基準線が76.18、超えてお雲の上限と重なる76.80-77.19ゾーンにレジスタンスが控えおり、こういった位置が上値を抑えると上昇も厳しい。また超えても78円が再度上値を抑えると上値追い出来ない。あくまで78.48の高値を超えて、サイコロジカルな80円がターゲットとなるが、この位置も利食いが出易い。

一方下値は、74.55-93ゾーンがサポートとして維持すると堅調だが、維持出来ずに73.98の安値を割れると73円のマイナーサポート、72.54の安値まで割れると、過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。

デイ・トレードとしては、本日のRBAの理事会は据え置きが想定され、影響は限定されるだろうが、新型コロナウイルスの再感染やロックダウン・リスクを考えると声明が強気となる可能性は低く、悲観的な見通しが失望となる可能性に注目したい。

戦略としては、戻りを待って売りスタンス。上値は、日足の基準線が控える76.18前後から、慎重に76円ミドル、77円方向への上昇で売場探し。ストップは77.20越えとして、ターゲットは75.47-49の60分足のギャップを前に下げ止まりでは利食い優先で、またこの位置の買いは、75.10-40ゾーンまで買い下がりの余裕を持って対応。ストップは74.88割れで、ターゲットは、こういった下落では、75.80-00が抑えると利食いを優先したい。