4月相場が本格スタート【2021年4月6日】

4月相場が本格スタート【2021年4月6日】

おはようございます。だいまんです。

2021年4月6日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、欧州市場がイースター・マンデーで休場の中、米景気の本格的な回復期待から米株価3指数が上昇を強めた一方、米長期金利が低下したことで、ドル売りが優勢となった。NYダウとS&Pが最高値を更新、米10年物国債利回りは、1.70%台まで低下した。米経済指標としては、3月サービス業PMI・改定値や3月ISM非製造業指数は、強い結果となり、イエレンFRB議長が、他国に法人税率引き下げ競争をやめるように訴え、バイデン大統領のインフラ計画が物価上昇圧力につながるかどうかについては懐疑的な見方を示したが、直接的な影響は見えなかった。

ドル円は109.96まで下落、ユーロドルが1.1819、ポンドドルは、ジョンション首相が、12日からコロナ関連の第2段の制限緩和を表明したこともあり、1.3914まで上昇した。

一方クロス円では、ユーロ円が129.84から130.20まで反発、ポンド円は153.37から152.89、オージー円は84.08から84.40、NZD円は77.64から77.96で上下、カナダ円は、原油価格の下落を受けて88.20から87.83まで売りに押された。

4月6日の注目材料

  • 香港市場休場(イースター・マンデー振替)
  • 08:30 (日) 2月全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比] (前回-6.1% 予想-5.3%)
  • 08:30 (日) 2月毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比] (前回-0.8% 予想-0.6%)
  • 10:45 (中) 3月財新サービス業PMI (前回51.5 予想52.1)
  • 13:30 (豪) 豪準備銀行・政策金利公表 (現行0.10% 予想0.10%)
  • 17:30 (ユーロ圏) 4月ユーロ圏投資家センチメント指数 (前回5 予想6.7)
  • 18:00 (ユーロ圏) 2月失業率 (前回8.1% 予想8.1%)
  • 23:00 (米) 2月JOLTS求人件数 (前回6.917百万人)
  • 23:00 (米) 4月IBD/TIPP景気楽観指数 (前回–)
  • 01:00 (ロシア) 3月消費者物価指数 [前月比] (前回0.8% 予想0.6%)
  • 世界経済フォーラム主催・グローバル・テクノロジー・ガバナンス・サミット(東京)
  • 国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合(11日まで):IMF世界経済見通し公表

4月6日の相場見通し

本日から、本格的にイースター休暇が明けます。欧州の参加者が戻っていることで、相場に、本格的な動きがみえるか注目しましょう。

経済指標としては、日本の2月全世帯家計調査・毎月勤労統計調査、中国の3月財新サービス業PMI、豪準備銀行・政策金利公表、ユーロ圏4月ユーロ圏投資家センチメント指数・失業率、米国では2月JOLTS求人件数と4月IBD/TIPP景気楽観指数などが発表されます。

 中国の3月財新サービス業PMIは、良好な結果が続けば影響は少ないでしょう。また、豪準備銀行の政策金利は、据え置きが想定されています。豪州経済の良好にも、警戒感が続くことで、豪ドル買いには繋がり難そうです。その他では、あまり注目度の高いものはなく、経済指標に対する相場の反応が限定される展開が続きそうです。

また、国際通貨基金と世界銀行の春季会合が始まっています。本日IMFが世界経済見通しを公表しますが、既に事前に、成長率の上方修正が示唆されています。強弱感はあるでしょうが、一定の織り込みとなっていることは、留意しておきましょう。

その他株価や米長期金利の動きには、引き続き注目して対応しましょう。

4月6日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ドル円

  • 予想レンジ:109.85~110.55
  • 基本戦略: 突っ込みは避けて、戻り売り
  • 予想時間:07:00 予想時レート: 110.16

ドル円は、日足の雲や123.23の高値からのレジスタンスを超えて、110.97まで上昇も現状は上げ渋っている。

上値は110.75-85が抑えると弱い。110.97の高値を超えて、サイコロジカルな111.00や111.50などのサイコロジカル、111.71や112.23の戻り高値まで越えると112.44の月足の雲の上限まで視野となるが、この位置は丁度75.31のドル円の歴史的な安値から125.86の高値の50%の位置に相当することで、上抜けは相当厳しい位置となる。

一方下値は、昨日の安値109.96,転換線の109.84が維持されると強く、割れても109.37-72の戻り安値圏、109.13,基準線と絡む108.71などが維持されると堅調が続く。ただし、108.22-48の戻り安値を割れると調整が深まりむ107.82-98の窓の下限、107.16のそれ以前の高値から106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値が視野となるが、上昇チャンネルの上限や106円のネック・ラインからは買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値を割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。

デイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、一旦111円を前に、上値を確認した感じがあり、それ以前の安値圏となる110.35-45から110.50-70ゾーンへの反発では売り狙い。ストップは111円越えで、ターゲットは、昨日の安値を前に、110円が維持されると利食いも、割れても110.50を前にしっかりと利食いたい。またこういった位置は買い狙いとなるが、ストップを109.37割れにおいて、109円を買い下がるが、ターゲットは、この下落では、110.35-45を超えない状況が続くなら、しっかりと利食っておきたい。

4月相場が本格スタート【2021年4月6日】

4月相場が本格スタート【2021年4月6日】

豪ドル円

  • 予想レンジ:83.70~84.50
  • 基本戦略:押し目買いも逆張り的な対応
  • 予想時間:07:01 予想時レート: 84.30

上昇が85.46まで拡大も一旦トピッシュとなっているが、調整も82.29で維持されて、スロー・ストキャスティクスが反転上昇気味となっていることから、突っ込み売りも出来ず、今後はこのブレイクが焦点となりそう。

上値は、84.48-66などの戻り高値圏が抑えるとレジスタンス形成となるが、85.46を超えると月足からは、87.20の窓の下限、88.12や89.08の戻り高値が視野となるが、90.30の2017年の高値越えは不透明となる。

一方下値は、基準線の83.87,転換線と絡む83.34-44,雲の上限と絡む82.65-74が維持されると強いが、82.29を割り込むと、81.76-82.04ゾーンの戻り安値、81.09-41の雲の下限と絡む位置が視野となるが、上昇サポートが控えて、買いが入り易い。ただし、80.68を割れると79.54-80.05、79.21の戻り安値まで割れると78.35-99,77.50-89,76.46-77.12,75.73-76.09なども視野となるが、75.41の安値まで割れると74.57-75.08の戻り安値圏、73.62-74.08まで視野となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。このリスクは73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れるケースで、その場合過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても良い位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。

従ってデイの戦略としては、上値追いは厳しく、一方で買いも位置では難しい形。一応84円前後の60分足のサポートが維持されると買っても、84円ミドルが上値を抑えると利食いながら対応。超えても85円方向への上昇では利食って置きたい。またこの位置からは、Capを確認して売っても、ストップは85.46越え。この売りのターゲットは、84円ミドルが維持されると利食いとなる。

また、もし、84円を割れるケースがあれば、84.60-80での買いで、このストップは83.43割れで対応となるが、この買いの利食いは84.00-20が抑えると利食いが良さそうだ。

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