米長期金利次第【2021年8月12日】

米長期金利次第【2021年8月12日】

おはようございます。だいまんです。

2021年8月12日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、米7月消費者物価指数の発表を前に、10年物国債利回りが、1.376%まで上昇したことで、一時ドル買いが強まったが、発表された消費者物価指数では、前年比では、総じて予想通りの結果も、エネルギーと食品を除くコア指数が、前月比で上げ渋ったこと、10年物国債入札が好調だったことで、10年物国債利回りが1.303%まで低下、ドルの売り戻しにつながった。NY株価は、ナスダック指数が続落も、NYダウとS&Pは連日で最高値を塗り替え、タカ派のジョージ・カンザスシティ連銀総裁が「テーパリングする時が来た」、カプラン・ダラス連銀総裁が、「9月にテーパリングを発表し、10月から開始すべき」と発言したが、反応は見えなかった。

ドル円は、110.80を高値に110.32まで下落、ユーロドルは、1.1706の安値から1.1753、ポンドドルは、1.3803から1.3888まで反発した。

一方クロス円では、ユーロ円は129.81から129.59で上下、ポンド円は152.87を安値に153.30まで反発、オージー円は81.12から81.59、NZD円は77.44から77.94まで買い戻され、カナダ円は88.47から88.22で揉み合いに留まった。

8月12日の注目材料

  • 08:01 (英) 7月RICS住宅価格指数 (前回83 予想76)
  • 08:50 (日) 7月国内企業物価指数 [前月比] (前回0.6% 予想0.5%)
  • 08:50 (日) 7月国内企業物価指数 [前年同月比] (前回5.0% 予想5.0%)
  • 15:00 (英) 6月月次GDP [前月比] (前回0.8% 予想0.8%)
  • 15:00 (英) 第2四半期GDP・速報値 [前期比] (前回-1.6% 予想4.8%)
  • 15:00 (英) 第2四半期GDP・速報値 [前年同期比] (前回-6.1% 予想22.1%)
  • 15:00 (英) 6月鉱工業生産指数 [前月比] (前回0.8% 予想0.3%)
  • 15:00 (英) 6月鉱工業生産指数 [前年同月比] (前回20.6% 予想9.4%)
  • 15:00 (英) 6月製造業生産指数 [前月比] (前回-0.1% 予想0.3%)
  • 15:00 (英) 6月商品貿易収支 (前回-84.81億ポンド 予想-92.00億ポンド)
  • 15:00 (英) 6月貿易収支 (前回8.84億ポンド 予想4.00億ポンド)
  • 18:00 (ユーロ圏) 6月鉱工業生産 [前月比] (前回-1.0% 予想0.0%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 6月鉱工業生産 [前年同月比] (前回20.5% 予想10.4%)
  • 20:00 (トルコ) トルコ中銀・政策金利公表 (現行19.00%)
  • 21:30 (米) 7月卸売物価指数 [前月比] (前回1.0% 予想0.6%)
  • 21:30 (米) 7月卸売物価指数 [前年同月比] (前回7.3% 予想7.1%
  • 21:30 (米) 7月卸売物価指数・コア指数 [前月比] (前回1.0% 予想0.5%)
  • 21:30 (米) 7月卸売物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回5.6% 予想5.6%)
  • 21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回38.5万件 予想37.5万件)
  • 21:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回293.0万人 予想288.0万人)
  • 02:00 (米) 米財務省・30年物国債入札(270億ドル)
  • 03:00 (メキシコ) メキシコ中銀・政策金利公表 (現行4.25% 予想4.50%)
  • OPEC月報

8月12日の相場見通し

昨晩は、米消費者物価指数の結果で、ドルが上下しました。ただ、やはり夏休み相場でしょうか、それほど大きな動きとはなっていません。本日も指標の結果などで、相場が動いても、大きな流れとはならない可能性を考慮して対応しましょう。

金融政策としては、トルコ中銀とメキシコ中銀が、政策金利を公表します。メキシコに関しては、0.25%の引き上げが想定されていますが、その割にメキシコ・ペソは上昇していないようです。通常メキシコは、隣国の米国の金融政策に、追従するケースが多いですが、未だ米国が、テーパリングや利上げに踏み切っていない中、予想に反して据え置きの可能性が残ることは注意しておきましょう。

一方、トルコ中銀は、据え置きがコンセンサスですが、引き続きエルドアン大統領の圧力で、もし、利下げなどが実施された場合、市場にショックが走ることは、留意しておきましょう。

経済指標としては、英7月RICS住宅価格指数、日本の7月国内企業物価指数、英6月月次と第2四半期GDP・速報値、6月鉱工業生産・製造業生産指数と貿易収支、ユーロ圏6月鉱工業生産、米国では、7月卸売物価指数と週間新規失業保険申請件数などが発表されます。

英国のGDPは、結果の強弱次第。米国では、早期のテーパリングに対して、インフレと雇用が最大の焦点となっていますが、本日もこういった指標の結果で、米長期金利が動いて、ドルを上下させる可能性が高いことは、留意して対応しましょう。また、本日も米30年物国債の入札が実施されます。昨晩の10年物国債入札は良好だったようです。もし、本日米長期金利が上昇を強めても、入札後低下するようなケースが多いので、ドルが金利上昇に伴ってあげても、追いかけるのは避けておいた方が良いでしょう。

8月12日のデイ・トレード戦略

本日のデイトレード戦略です。

ポンドドル

  • 予想レンジ:1.3820~1.3950
  • 基本戦略: 逆張り
  • 予想時間:09:18 予想時レート:1.3868

高値を1.4251まで拡大も、この位置をトップとして、調整が日足のサポートや雲を割り込む展開も、現状は1.3572を安値に下げ止まりを見せている。ただ、反発が日足の雲を抜けきれず、スロー・ストキャスティクスも、下落傾向を続けており、上値の重い状況が続きそうだ。

上値は、雲の位置や90日移動平均と合わせて、1.3888の戻り高値から1.3990の雲の上限が抑えると弱い状況が続く。1.4000-10の窓の下限を超えて、1.4134の戻り高値が視野となるが、売りが出易い。

1.4186-1.4203の戻り高値圏や1.4251を越えて、1.43のサイコロジカル、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377が視野となるが、この位置までほとんど目立ったポイントがなくなることで、1.4250,1.4300や1.4350のサイコロジカルが上値を抑えるか注目したい。

一方下値は、基準線の1.3778から1.3691-1.3720の戻り安値圏、1.36前後のサイコロジカルの維持では堅調が続くが、1.3572や1.3567の戻り安値を割れると1.3503-20の下ヒゲ圏、1.3430-51の下ヒゲ圏までターゲットとなるが、維持では良いが、維持出来ないケースからは1.3304-50の戻り安値まで視野となる。

この最大のリスクは、1.3188や1.3135の下ヒゲを割れるケースで、その場合相場は崩れ気味となり1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。ただ、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。

デイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、反発があれば売り狙いが基本となるが、早期は、1.3820-50ゾーンが維持されると買いから狙って、ストップは1.38割れ。ターゲットは、1.33888-95の戻り高値が抑えると利食いで、またこちらは不透明だが、同様に売っても、この位置をストップ、ターゲットは、1.3820-50ゾーンの維持では利食いとなる。ただ、本日はGDP次第で、動きが荒れそうなので、更なる売り狙いは、1.39を越える動きで、1.39ミドルまで売り上がって、ストップは1.3984越え。 この場合のターゲットも、同様に1.3820-50ゾーンの維持では利食っておきたい。

米長期金利次第【2021年8月12日】

ユーロポンド

  • 予想レンジ:0.8450~0.8520
  • 基本戦略: 戻り売り
  • 予想時間:09:31 予想時レート:0.8467

ユーロポンド相場は、0.9157や0.9218-30でダブルトップ的に上ヒゲをつけて、日足の長期サポートを割り込んで0.8451まで下値を拡大。スロー・ストキャスティクスも再下落しており、上値の重い状況が続きそうだ。

下値は、0.8451の安値を割れると、相場は崩れ月足からは0.8426、0.8339の戻り安値までターゲットとなる。一旦こういった位置は買いが入り易いと見るが、このリスクは0.8282や0.8273の安値割れとなる。

一方上値は、転換線と絡む0.85前後が抑えると特に弱く、超えても0.8522-58の基準線と絡む位置、0.8574-85の雲の下限と絡む位置、上限と絡む0.8610などでは売りが出易い。0.8659や0.8671/72の上ヒゲを超えて、0.8691-0.8701の戻り高値圏が視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで0.8720や0.8731の戻り高値をしっかりと超えて、一定のあく抜け感から0.87850、0.8792-98などが視野となるが、売りが出易い。

超えて0.8919-35,0.8989-97、0.9037-49、0.9077-0.9106が順次視野となるが、やれやれの売りが出易い。あくまで0.9157や0.9218-30の上ヒゲを超えて0.9259まで視野となるが、上抜けは不透明。ただ、ユーロポンドは、こういった上昇では、ほとんどのケースが上ヒゲで終わることは留意しておきたい。

あくまで、0.9292を超えて、0.9325、0.9388なども視野となるが、0.9498の高値を越えるかは不透明。ただ、もし超えるなら0.9616の2016年10月の不透明な上ヒゲまで視野となる。

従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ず、早期は0.8460前後が維持されると買っても、ストップは0.8451割れ。ターゲットは、0.8484-86が抑えると利食いも、超えるなら0.85前後では利食い優先で、またこの位置の売りは、0.8558をストップに、0.8520-40ゾーンまで売り上がるが、ターゲットは、同様い0.8460前後が維持されると利食いを優先したい。 

米長期金利次第【2021年8月12日】